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短時間でおうちスッキリ!片付けと掃除のコツ


この記事を書いたのは
はせがわ あかね|整理収納アドバイザー
作業療法士として働きながら、整理収納・子育て・インテリアなど暮らしに役立つアイデアを発信。
あなたらしく「暮らしやすい」空間づくりを提案します


こんにちは!片づけクリエイターのはせがわあかねです。

さて、今年ももうすぐ終わり。一年の締めくくりといえば“大掃除”ですが、物が増えて収拾がつかず掃除が捗らなかったり、忙しくてまとまった時間が取れないこともありますよね。

そこで今回は、そんな多忙な人でも年越し前に家の中をスッキリさせられる、掃除と片付けのコツを場所別にご紹介します。

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玄関の片付けと掃除

事例提供:M・DESIGN

玄関:片付けのコツ

まず、掃除を始める前にしてほしいのが、玄関にある靴と物の整理です。この一年で履かなかった靴・使わなかった物、逆に履き潰して壊れた靴・消耗してしまった物はここで一旦取り除きましょう。

そこから更に、手放すものとメンテナンスするものにサクっと仕分けをします。これを掃除の前にしておくと、出したりしまったりの作業が最小限になり、トータルで見た時にかなりの時短になります。

玄関:掃除のコツ

玄関に限らず、掃除の基本は「上から下」。靴棚の上から下へとホコリを落としてから、最終的にたたきの汚れを落とします。

玄関掃除といえば、ホウキとチリトリのイメージですが、もちろん掃除機を使ってもOK。ホウキを使用する場合は、濡らした新聞紙を千切って撒いておくと、ホコリを舞い上げずに一箇所へと集められますよ。

キッチンの片付けと掃除

事例提供:M・DESIGN

キッチン:片付けのコツ

多くの家庭でキッチンに潜んでいるもの…それは、賞味期限切れの食品です。まずは、食品類の日付をチェックし、期限が過ぎているものは潔くどんどん手放しましょう。

期限の近い食品は、カゴなどに入れてひとまとめにしましょう。見える場所に置いておくことで、使い切りやすくなります。

キッチン:掃除のコツ

キッチン汚れの多くは、調理で飛び跳ねた油汚れと、水回りのぬめりや水垢です。サッと拭くだけでは取りきれないしつこい汚れには、それぞれの性質と逆の成分の洗剤を使うのが効果的。

具体的に言うと、油汚れは「重曹」、水垢には「クエン酸」を使うのが良いとされています。スプレータイプのものを用意しておくと、手軽にお掃除ができて便利です。

リビングの掃除と片付け

事例提供:M・DESIGN

リビング:片付けのコツ

紙袋や段ボールなど「ちょっとの間ここにおいておこう」と何気なく床に置いてしまったもの、ありませんか? 

リビングがごちゃついて見える原因の多くは、床に直置きしているものが多いことなんです。直置きしていた物を、あるべき場所へと戻すだけで見た目がスッキリと変化しますよ。

リビング:掃除のコツ

リビング掃除は、①天井→②ドア・窓・スイッチ→③家具・家電→④床の順序で進めていきます。とにかくホコリを上から下に落とすことが重要なのですが、家族が集まるリビングは空気が動きやすく埃が舞い上がってしまいます。

対策としては、①〜③の段階でテレビの電源を入れておくこと。静電気が発生し埃が画面に吸着するため、舞いにくくなります。また、家族が寝ている時間帯に行うのも◎

クローゼットの掃除と片付け

事例提供:M・DESIGN

クローゼット:片付けのコツ

衣類を整理する基準は、使っているかどうかです。衣類一つひとつ手に取って判断していくのが理想ですが、まとまった時間が取れない場合は、日々の洋服選びを整理の時間にしてしまいましょう。

これは、クローゼットを空の状態にして、着た洋服だけを戻していくという方法です。 1週間、1ヶ月と続けることで、普段よく手に取る服・一度も着なかった服が一目瞭然になり、手放す判断をしやすくなりますよ。

クローゼット:掃除のコツ

クローゼットは、湿気がこもりカビが発生しやすい場所です。カビを防ぐには、大掃除よりも普段の小掃除が重要になります。日頃から意識をして換気をすること。

また、クローゼット内の埃はハタキや掃除機より、ハンディモップや粘着テープ式の掃除道具を使うことで効率よく取り除けます。

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まとめ

大掃除は新年を気持ちよく迎えるための文化ですが、人によっては多忙で時間が取れなかったり、それ自体がストレスで作業が捗らなかったりします。しかし、簡単に行えるコツを知っていれば、ぐっとハードルが下がりますよ。

ライフスタイルに合った片付けの方法とお掃除術で、新しい年を迎える準備をしてはいかがでしょうか。