キッチンの水栓を自分で交換!事前に確認するべきポイントと施工方法
キッチンの水栓を交換したいけど、具体的にどうやって外したらいいかわからない、古い水栓を外してから新しい水栓をつけるまでの一連の流れが知りたいなど、水栓の交換で悩んでいませんか?そこでこの記事では、キッチンの水栓を自分で交換する際に確認するポイントと施工方法をご紹介します。

水栓を取り付ける「穴の数」を確認しよう!

ワンホールタイプ、またはツーホールタイプ


新しい水栓を取り付ける前に、流し台に空いている穴の数を確認しましょう。一般的な水栓ですと、穴は1~2つあります。新しい水栓を選ぶときは、既存の穴のタイプを選ぶのが基本です。
"穴が1つ空いている水栓は、ワンホールタイプと呼ばれます。水栓の真下に1つだけ穴が開いているのが特徴。穴の大きさは33~39mmが標準的です。現在は大半のメーカーで共通サイズで作られているので、既存の水栓と違うメーカーの水栓を選んでも大丈夫です。 穴が1つなので、シングルレバー混合栓からデザインを選ぶことになります。"
穴が2つ空いている水栓は、ツーホールタイプと呼ばれます。蛇口が横長の台についているタイプで、デッキタイプとい別名もあります。2つの穴の距離は203mmが標準的。ワンホールタイプと同様に、違うメーカーでも共通サイズなので、お好きなデザインの水栓に交換できます。穴が2つあるので、シングルレバー混合栓はもちろん、2ハンドル混合栓からもデザインを選べます。


1.止水栓を閉める

うまく閉まらない場合は、水道の元栓を止める


止水栓とは、給水管と給水設備の間にある水栓です。たいていは、流し台の下にあり、標準的な水栓なら右に回すと水が止まります。
止水栓をしっかり閉めたら水が出ないことを確認しましょう。もし、止水栓の調子が悪くて水が漏れる場合は、水道の元栓を閉めてから作業すると安心です。


2.部品を外す

止水栓を閉めて置けば、水漏れの心配なし!


止水栓を閉めたら、水栓の部品を外していきます。まずは流し台の下にある部品から外していきます。固定ピン、ホース、ストッパー、ロックナットなどすべての部品を取ります。
手で簡単に外せるパーツがほとんどですが、ドライバーやレンチが必要な場合は適宜使ってくださいね。止水栓や元栓を閉めていれば、水があふれる心配はありません。安心して部品を外していきましょう。


3.水栓本体を抜き取る

流し台の穴から、ゆっくりと抜き取る


水栓の部品をすべて外したら、流し台の上から水栓本体を抜き取ります。キッチン台に穴が開いているので、その穴から上に引っ張ってホースごとすべて抜き取ります。 水栓がキッチンから外れないときは、台座で固定されています。ドライバーやレンチで台座のネジを緩めて外しましょう。


4.新しい水栓の台座を設置する

一気に閉めるのではなく、均一に


古い水栓を抜き取ったら、新しい水栓を取り付けます。まず水栓をはめ込むための台座を設置しましょう。台座には数か所ネジ穴があるのでネジを閉めて固定します。1つのネジを一気に閉めるのではなく、それぞれ均等に閉めていくと失敗しにくいです。

5.新しい水栓と部品を取り付けて、止水栓を開ける

水があふれないように、止水栓はゆっくり緩めよう!


台座を取り付けたら、新しい水栓をはめ込んでいきます。接続管やホースなどの部品は穴を通してシンク下に入れ込みましょう。ホースや接続管、ストッパー、固定ピンなどの部品類は、最初に外したときのようにシンク下に取り付けてください。
水栓を設置して部品類をシンク下に取り付けたら、いよいよ止水栓を開けます。一度に緩めてしまうと、もしうまく施工できていなかった場合に水があふれてしまいます。ゆっくり徐々に開けて、水漏れがないか確かめてくださいね。


水栓を施工するときの注意点

とにかく水漏れに注意!止水栓・元栓を閉めて作業する


水栓を取り外すときは、必ず止水栓をしっかり閉めたか確認してから作業してくださいね。閉めが甘いと作業中にどんどん水が漏れて、まわりが水浸しになってしまいます。止水栓を閉めたにもかかわらず水漏れする場合は、水道の元栓を閉めてみましょう。
シンク下に固定する水栓の部品類は手だけで取れるものも多いですが、適宜ドライバーやレンチなど道具を使って、無理なく付け外ししてください。
大まかな施工の流れは、ここまで紹介してきた通りですが、水栓によって細かな違いがあります。必ず、取り付ける水栓の説明書を読んで施工しましょう。


【まとめ】キッチンの水栓を施工してみよう!

キッチンの水栓の施工方法は意外とシンプルです。止水栓を閉めて、部品や水栓を外す。新しい水栓と部品をつけて、止水栓を開けます。止水栓をちゃんと閉めて置けば、水が漏れる心配は要りません。
新しい水栓は、事前に既存の水栓の穴のタイプを確認して、同じタイプから選びましょう。穴のタイプが一致していれば、メーカーが違っていてもほぼ施工できます。好きなデザインの水栓を選んで、納得のいくキッチンに仕上げてくださいね!