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浴室リフォームを失敗しないコツは「段階」を守ること

 

浴室リフォームを失敗しないためには、「イメージ固め」「メーカー選び」「ショールームでチェック」「業者選び」の4段階をおすすめします。

「イメージが違う」、「使いにくい」、「コストが掛かりすぎた」など、これらは浴室リフォームでよく耳にします。これらを防ぐために、4つの段階に分けて検討することをおすすめします。それでは、在来工法や古いシステムバスの浴室を、新しいシステムバスへとリフォームする場合の段階を具体的に見ていきましょう。

 

 

段階1:浴室リフォームの「イメージ固め」

浴室を思い通りにリフォームするには、まず施主さんがイメージを固めることが大切です。インスタグラムなど写真を数多く見て、どんな浴室にリフォームしたいのか、イメージをしっかりと固めてください。

 

できないことを知っておく

イメージを固めるにしても、非現実的なイメージで固まってしまわないよう、浴室リフォームでできること、できないことを知っておくことは大切です。たとえば、浴室を広くする、窓を大きくするなどの、家自体に手を加えなければならないリフォームは、大がかりな工事になり、費用を考慮すると不可能な場合もあります。

現在の浴室の内寸を測って、どの大きさのユニットバスが入るのかも知っておきましょう。

 

 

段階2:ユニットバスの「メーカー選び」

イメージが固まり、ユニットバスでリフォームをすることに決まったなら、メーカー選びに入ります。ホームページなどでメーカーならではの機能をチェックし、浴室乾燥機など欲しい機能についても検討しましょう。

 

 

段階3:現物を「ショールームでチェック」する

工務店にリフォームを依頼する前に、必ずおこなってほしいのがショールームでの現物のチェックです。チェックすべきは、機能や色目、質感などです。実際に使ってみたり、現物を目で見たり、触ってみることが大切です。

この段階をしっかりおこなうと、「イメージが違う」とか「使いにくい」という失敗も防ぐことができるでしょう。

 

メーカーオプションは特にチェックする

同時にチェックすべきは、メーカー独自の工夫や使わない機能です。

たとえば、メーカー独自の工夫と思いがちな、髪の毛が始末しやすい排水口は、よく似た工夫を他のメーカーも備えています。また、せっかくリフォームするのだからと奮発しがちなジェットバスなどの機能は、コストや手入れなども含め、本当に必要か熟慮することをおすすめします。

 

 

段階4:「業者」はメーカー特約店から選ぶ

どのメーカーの、どんなタイプのユニットバスにリフォームするかが決まったら、次は業者選びです。メーカーのホームページなどから、メーカーの特約店を調べて2つ程度選部とよいでしょう。それぞれから見積もりを取ったり、営業さんと話したりしながら、業者を決めてください。

これらの段階をしっかりおこなうと、「コストが掛かりすぎた」という失敗を防ぐことができるでしょう。

 

なぜ特約店を選ぶのか?

メーカーの特約店を探す理由は価格と情報、2つの面で有利だからです。

「メーカー希望価格の50%オフ!」というのは、リフォーム店のチラシなどでよく見かけますが、これは特約店だからこそできる場合が多いです。

また、特約店は商品について、持っている情報量が多いです。たとえば、付けようかどうしようか迷っている機能があるならば、そこにアドバイスをくれるのが特約店です。売れ筋かどうか、お客さんの評判はどうか、という情報も多く持っているでしょう。

 

相見積もりは必ず取りましょう

見積もりは複数から取り、安い価格の方を選びたいものです。この時に大切なのは、条件を全く同じにすることと、営業さんとの相性を探ることです。特約店同士の相見積もりならば、それほど価格差は大きくはないでしょうから、営業さんとの相性を優先するというのも、ストレスのないリフォームには大切なことかも知れません。

また、業者によっては、メーカー保証の期間を超えた独自の保証を付けているなど、アフターサービスが充実しているケースもありますので、それらを優先する選択肢もあるでしょう。

まとめ

最後に、浴室リフォームの失敗例を一つあげておきましょう。
たとえば、業者のチラシでリフォーム依頼してしまうのはおすすめできません。なぜなら、チラシには、業者が特約店となっているメーカーのものしか掲載されていないケースも多いです。他のメーカーで、もっと気に入った浴室にリフォームできる可能性もあります。

浴室のリフォームくらい何でもいいと思っている方なら、それでも全く問題はないのですが、せっかくだから愛着の持てる浴室にと思っているなら、ぜひ段階を踏んでリフォームをおこなってください。