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完全版|洗面台リノベーション・リフォームのガイド〜費用・事例まとめ&メーカー特徴〜

【完全版】洗面台リノベーションのガイド〜費用・事例まとめ&メーカー特徴〜

洗面台は使用頻度が高い上に、汚れや老朽化が気になりやすいポイント。洗面台を使いやすくリノベーションしたいと考えている人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は「【完全版】洗面台リノベーションのガイド」と題し、徹底解説していきます。 

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1. 洗面所リノベーションで、より使いやすく、心地よい空間を作る

洗面台をリノベーションしたいと考える理由はさまざまですが、大きく次の2つに集約することができます。

1)機能面による理由   :経年によって落ちなくなった汚れ、洗面ボウルの破損など
→原状回復を意味する「リフォーム」がオススメ。
汚れが目立つ場所や破損したパーツを交換する。コストも抑えることが可能

2)デザイン面による理由 :独自の世界観を表現したい場合など
→刷新を意味する「リノベーション」がオススメ。
こだわりのデザインを取り入れる、新たな付加価値をつけるなど。
ドアで仕切れる洗面所は、他の部屋から独立させることができるので、まったく異なる世界観でも実現しやすいのです。

2. 洗面所の役割と世界観の両立

洗面所や洗面台のリノベーションは、世界観をどのように演出するかがポイントです。ただ、洗面所は使用頻度が高い場所であるため、求められる役割をしっかり果たせるかということも考慮しなければなりません。洗面所リノベーションにおいては、役割と世界観の両立が何より重要なのです。

役割について

洗面所には、次に挙げるような役割があります。
・手洗い場
・歯磨き
・化粧台、身だしなみを整える場
・脱衣所
・水回りの収納スペース
・洗濯機、ランドリーボックス

このように洗面所には多くの役割がありますが、人によって役割ごとの優先度が違うはずです。自らのライフスタイルを振り返り役割に優先順位をつけることによって、スペースの使い方がハッキリするため、使いやすさもアップすることができます。

例えば、化粧を洗面所で行うのかどうかによって必要な鏡や照明のスペックが変わってくる、といった具合です。
普段のライフスタイルの中で洗面所をどのように利用しているのか、役割ごとに照らし合わせて整理しておくといいでしょう。

・関連記事:「造作洗面台とは?メリットやデメリットを徹底解説」

世界観について

スペースが限られている洗面所では、使う人に合わせた機能性や役割を最小スペースで実現する必要があります。まずは、最低限必要な空間を確保した上で、余計な機能は排除するようにしましょう。

こうして生まれた空間で世界観を演出すれば、洗面所に求められる役割と世界観を両立することができるのです。

・関連記事:「洗面所をリフォーム!おしゃれで便利な洗面所にする方法」
・関連記事:「サニタリースペースの特徴と、収納」

3.リノベーションで自分好みの空間を実現した事例

「洗面所リノベーションで世界観を演出する」と言っても、なかなかイメージがつかないかもしれません。そこで、リノベーションで自分好みの空間を実現した実例をご紹介します。

まるで「夢の国」!乙女心をくすぐるこだわり洗面所

【完全版】洗面台リノベーションのガイド〜費用・事例まとめ&メーカー特徴〜 【完全版】洗面台リノベーションのガイド〜費用・事例まとめ&メーカー特徴〜

アンティーク調と淡い色使いが、まるで「夢の国」に来たかのような気分を感じさせてくれる洗面所。一方で、水ハネが気になる洗面台周りには防水タイルを使用したり、側面に収納を設けたりと、普段の生活を考え抜いた上での機能性も備えているのがポイントです。

南国リゾート風の非日常空間な洗面所

【完全版】洗面台リノベーションのガイド〜費用・事例まとめ&メーカー特徴〜
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こちらは、ロコテイストの壁紙がアクセントになっていて、南国リゾートを思わせるような世界観が印象的な洗面所です。壁面棚は実用性がありつつ、小物にも統一感を持たせることで世界観を保っています。
ドア脇に設けられた穴は、猫専用の出入口。子どもやペットがいる家では、彼らの暮らしやすさを叶えることも大切です。

洗面所のこだわりは無限大

ここではストーリー性のある事例をご紹介しましたが、他にも「シンプルを追求」「モダンテイスト」「マテリアルデザイン」など、こだわりの方向性は一件一件全く異なります。

リノベーションならではの事例を集めた記事がコチラ
「【実例】お宅の「サニタリー」拝見します!5選〜リノベーションのその後~」

また、色をテーマにしたり、部位に絞ってこだわったりといった方法もあります
「三面鏡じゃない洗面所がリノベーションっぽい!おしゃれな洗面所特集」
 

4.部位別オススメアイテム

一般的な分譲マンションや戸建では、既製品の洗面台ユニットが据え付けられていることが多くなっています。これに対し、リノベーションでは事例でもご紹介した通り、個々のアイテムを厳選して「世界に一つだけの洗面所」を作る「造作洗面台」が人気です。

ここからは、洗面所の主な部位別にオススメアイテムをご紹介していきましょう。

洗面ボウルのオススメアイテム

【完全版】洗面台リノベーションのガイド〜費用・事例まとめ&メーカー特徴〜

水受けとして機能する洗面ボウルは、洗面台の中でも特にこだわりたいポイントです。洗面ボウルにはさまざまな形状や素材のものがあり、選び甲斐があるパーツと言えるでしょう。

洗面ボウルは素材によってメリット・デメリットがあります。素材ごとの特徴を確認するなら
「オシャレな洗面ボールを選びたい!どんな素材の洗面ボールがあるの?

洗面ボウルで世界観をしっかりと表現したい方はコチラ
「「ホームパーティー女子的!」おもてなしはトキメク洗面所から〜おしゃれ手洗いボウル8選〜」

水栓のオススメアイテム

【完全版】洗面台リノベーションのガイド〜費用・事例まとめ&メーカー特徴〜

水栓は一見シンプルなパーツに見えますが、実は種類が豊富。機能性によって次の4種類に分類することができます。

色や素材、形次第で空間のアクセントにも、馴染むようにもできます。ボウルやカウンターとの相性により水垂れなどのケアも必要となります。操作性や耐久性も重視したいところですね。

・単水栓
・2ハンドル混合水栓
・シングルレバー混合水栓
・サーモスタット混合水栓

種類別の特徴や選び方をもっと詳しく解説
「洗面用水栓の種類と正しい選び方とは?」
「「シングルレバー混合水栓」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集」

洗面台のイメージをガラリと変える水栓。オシャレで個性的な水栓はコチラでチェック
「「DIY女子的!」水回りの個性を光らせるオシャレな水栓!オススメ8点」

照明のオススメアイテム

【完全版】洗面台リノベーションのガイド〜費用・事例まとめ&メーカー特徴〜

洗面所は面積が小さいため、照明の明るさや色調によって部屋の雰囲気が大きく変わります。洗面所の照明を選ぶ際のポイントは次の3つです。

・浴室からの湿気の影響を受けない防湿タイプを選ぶ
・化粧や身だしなみがしやすいものを選ぶ
・就寝前に使っても入眠を妨げない調光タイプなどを選ぶ

こちらの記事では、ポイントを踏まえたおすすめライトをご紹介しています。
「ライトを変えるだけで洗面所がオシャレに。おすすめのライトをご紹介」

オシャレな洗面ライトが見つかる建材サイトHAGSはコチラ
「ブラケットライト 〆付けガードアルミP1シェード」

収納のオススメアイテム

【完全版】洗面台リノベーションのガイド〜費用・事例まとめ&メーカー特徴〜
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サニタリー用品・洗剤や石鹸のストックなど、何かと物が多い洗面所。ライフスタイル・生活導線に合わせた収納スペースが必要です。

オシャレに、かつ機能的に収納できるアイデアはコチラに
「おしゃれなサニタリー収納アイデア4選!」

あとから必要になった+αの収納アイデアはコチラに
「スリムでコンパクトなサニタリーチェスト、どこに置く?」

壁紙・壁タイルのオススメアイテム

【完全版】洗面台リノベーションのガイド〜費用・事例まとめ&メーカー特徴〜
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水回りであり湿気がちな洗面所の壁紙は、防水・汚れ防止・抗菌・消臭・防カビなど機能性も重視したいところ。

デザインだけでなく、機能性やコストとのバランスを考える
→「洗面台まわりの壁紙を貼り替えたい!費用と選び方を解説します」

どこかノスタルジックで非日常的な印象のタイルを取り入れる
「イメージを一新。洗面台にタイルを貼ってみませんか?」

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5. 洗面台リノベーションの費用・見積

【完全版】洗面台リノベーションのガイド〜費用・事例まとめ&メーカー特徴〜

続いては、洗面台リノベーションの費用や見積について見ていきましょう。上記でご紹介した造作洗面台だと、使用するパーツごとに費用を見積もる必要があります。そのため、ここではユニットタイプの費用について解説します。

ユニットタイプの費用感を押さえておけば、造作洗面台を検討する際の全体予算や配分の参考になります。

ユニットタイプの洗面台の場合、機能や使用する素材などのグレードによって費用相場が異なってきます。大まかな相場感は次の通りです。

スタンダードタイプの洗面台 :〜10万円
ミドルグレードタイプの洗面台:10万円〜20万円程度
ハイグレードタイプの洗面台 :20万円〜50万円程度
洗面台まわりにオプションをつけるには、費用が別途必要です。

クッションフロアの導入   :2万円〜5万円程度
曇り止め鏡         :3千円〜1万円程度
照明をLEDにする      :1.3万円〜2万円程度
洗濯機の受け皿(パン)交換 :1.5〜3.5万円程度

細かな相場感や、見積を出すにあたっての注意点をご紹介している記事がこちら。
「洗面台のリノベーションにかかる費用の相場は?安く抑えるポイントもご紹介!」
「洗面台をリノベーションしたい!気になる費用と工事期間をご紹介」 

6. 洗面台設備メーカーのラインナップ特徴と価格

【完全版】洗面台リノベーションのガイド〜費用・事例まとめ&メーカー特徴〜

各住宅設備メーカーからユニットタイプの洗面台が販売されており、メーカーごとに異なる特徴があります。続いては、代表的な4メーカーについて、洗面台ラインナップの特徴や特集記事をご紹介していきましょう。

LIXIL(リクシル)の洗面台

最初にご紹介するのはLIXILの洗面台。特徴をまとめると次の通りです。

・「新手間なし排水口」で排水口掃除がラクラク
・水ハネしにくく、掃除がしやすい洗面ボウル形状
・水垢や汚れがつきにくく、抗菌もできる「アクアセラミック」
・「即湯水栓」で、冬でもすぐにお湯が出る

価格帯は、最も安いもので24万円程度、最高級のもので107万円程度。もっと詳しい内容はコチラ
「LIXIL(リクシル)の洗面台、ラインナップ・特徴・価格をご紹介」

TOTO(トートー)の洗面台

次に、トイレを中心とした水回りの大手メーカーTOTOの洗面台です。

・洗面台形状や除菌水ノズルなど、掃除のしやすさと清潔感にこだわった仕様
・「スウィング三面鏡」など、身だしなみを整える場所としての機能が充実
・節水やエコに配慮した数々の機能
・十分な収納力を確保

価格帯は、最も安い物で24万円程度。大半のシリーズが30万円台から用意されています。
「TOTO(トートー)の洗面台、ラインナップ・特徴・価格をご紹介」

クリナップの洗面台

3つ目は、キッチン大手として知られるクリナップ。キッチンの使いやすさを洗面台に応用しているのが特徴です。

・洗面台のキャビネットが、防湿性・防カビ性・防臭性などに優れたステンレス製
・「流レール」によりお手入れが楽な洗面ボウル

価格帯は、最も安いものだと7万円程度であり、他メーカーに比べてリーズナブルなのが魅力です。
「クリナップの洗面台、ラインナップ・特徴・価格をご紹介」

Panasonic(パナソニック)の洗面台

家電のトップメーカーPanasonicも洗面台を販売しています。家電メーカーならではのアイデアが特徴です。

・汚れや水垢がついても拭き取りやすい「スゴピカカウンター」
・化粧や身だしなみがはかどる「美ルック照明」
・美容家電を収納しやすい大きめの家電収納スペース

価格帯は、最も安い物で13万円程度と比較的リーズナブル。グレード感としては、中間に位置しています。
「Panasonic(パナソニック)の洗面台、ラインナップ・特徴・価格をご紹介」

7.洗面台のDIY


洗面所リノベーションにおいてはユニットタイプの洗面台や、業者に依頼して作成してもらう造作洗面台を設置するのが一般的です。しかし、より自分のこだわりを生かしたいということであれば、洗面台をDIYするという方法もあります。

DIY洗面台の作り方や注意点についての記事はコチラ
「洗面台のリフォームを頼む前に。自分でできるお手軽DIY」
「洗面所を簡単DIYでリフォームしよう」
「洗面台をDIYでリノベーション」

8. 洗面室とトイレを同じ空間に!?

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部屋の面積が限られている場合や、広い空間を好む場合には、ホテルや海外の家で見られるように、洗面所とトイレを同じ空間にまとめてしまうという手もあります。

スペースを有効活用できるというメリットがある反面、臭いが気になる点や、同時使用が制限される点などデメリットも考えられます。

こちらの記事では、デメリットを解消するためのポイントもご紹介しているのでチェックしてみましょう。
→「洗面室にトイレってあり?なし?メリットデメリットもご紹介いたします♩」

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まとめ

今回は洗面台のリノベーションについて、あらゆる面からご紹介してきました。洗面台は、朝目覚めた時・夜寝る時・外から帰ってきた時など、さまざまな生活シーンで使用する場所です。また、家に客人を招いた際、最初に使う場所でもあります。

洗面台は限られたスペースだからこそ、こだわりを持ったリノベーションを検討してみると面白いかもしれません。