長く使った浴室は、トラブルにも見舞われるようになりますし、見た目も次第にみすぼらしくなってきます。浴室の耐用年数は10～15年程度だといいます。
（参考：ＢＸゆとりフォーム「ユニットバスの耐用年数は？寿命を知るためのポイント」）
いざ浴室リフォームを考えると、気になるのが費用です。格安でやってくれる工務店はないか、探していらっしゃる方も多いでしょう。
ここでは、浴室リフォームを格安でおこなうための2つの方法をご紹介します。
2通りある浴室リフォームを格安にする方法
格安に浴室をリフォームするには、好みのメーカーをまず決める方法と、予算を最初に決めてしまう方法の2通りがあります。リフォームするなら自分の気に入った浴室にしたいと思うなら前者、ユニットバスなんてどこのメーカーでも同じと思っているなら後者の方法をおすすめします。
最初にすべきはユニットバスのメーカー選び
ユニットバスのメーカーはいくつもありますが、まずは好みのメーカーを決めましょう。ホームページやカタログに目を通して、機能やデザインをチェックするのですが、各メーカーのリフォーム用のシリーズをチェックしていきましょう。
メーカーごとの特徴をつかむ！
LIXILはパネルのバリエーションが豊富、TOTOは乾きやすく暖かな「ほっカラリ床」、パナソニックは汚れにくい「スゴピカ浴槽」など、メーカーがそれぞれ持っている強みに注目するのも良いでしょう。
タカラスタンダードなら浴室のサイズにあわせてオーダーできる「ぴったりサイズシステムバス」がありますし、トクラスなら「人造大理石」の浴槽に強みを持っています。
また、単に売れているメーカーを選ぶという方法も良いでしょう。ユニットバスのシェアは長い間、LIXILとTOTOが2強となっています。
（参考：LIXIL 「浴室・お風呂・バスルーム・システムバス・浴室収納・浴室カウンター」
（参考：タカラスタンダード「浴室・浴槽・お風呂 リフォーム | ）
ショールームで浴室の現物を確認する
ぴったり来るユニットバスのメーカーを見つけたら、ショールームへ足を運び現物を確認しましょう。各メーカーの強みや使い勝手は、実際に試してみないとわかりませんし、ホームページやカタログと現物では色などのイメージが異なる場合があります。
詳しい説明が欲しいなど、スタッフによる対応を希望するなら、あらかじめ予約をして足を運びましょう。
格安のポイントは浴室メーカーの特約店探し
ショールームで浴室の現物を確認し納得がいったのなら、次は特約店探しです。ショールームに紹介してもらってもよいですし、インターネットで検索をしてもよいでしょう。
なぜ特約店探しをおすすめするかというと、リフォーム店のチラシで「定価の50%オフ！」といった大幅な値引きとなっているのを見かけることがあると思いますが、これは特約店だからできることなのです。
格安で浴室リフォームを依頼するなら、特約店探しがポイントになります。
特約店は2つ3つ見つけましょう
特約店を見つけたからといって、そこだけに依頼するのは少し待ってください。なぜなら特約店ごとに工賃が異なるからで、格安に浴室リフォームをおこなうなら工賃の比較も大切だからです。
かならず複数の特約店から相見積もりを取って内容を比較しましょう。
相見積もりをチェックするポイントとは？
相見積もりを比較するポイントは価格だけではありません。新しいユニットバスが希望するモデルになっているか、必要な工程が含まれているかをチェックしましょう。
たとえば、戸建ての浴室リフォームなら、欠かせないのが白アリ対策です。浴室は湿気が多い箇所だけに、解体したら白アリが発生していることはよくありますし、発生していなくてもシロアリ対策はぜひおこないたいものです。
最初に浴室リフォームの予算を決めてしまう
新しいユニットバスになるなら、メーカーや機能にこだわりはないという方におすすめの方法です。この場合はあらかじめ予算を決めてしまうところから始めます。たとえば「予算は70万円」といった条件を工務店に伝え、リフォームのプランを立ててもらいます。
リフォームが得意そうな工務店2つ3つから見積もりを
格安で浴室リフォームを仕上げるコツは、やはり複数の工務店で見積もりをとることです。チェックするポイントは、予算内に収まっているかはもちろん、リフォームのプラン内容です。どのメーカーの、どのグレードのユニットバスが入るのかも慎重に検討しましょう。
まとめ
リフォームの時期、たとえば業界の繁忙期である春を避けるというのもよいかもしれません。格安で浴室リフォームをおこなうコツはメーカーから入る、予算から入る、いずれにしても複数の工務店から相見積もりを取りましょう。
