マイホームのリフォームをしたいものの、「どのくらいの費用が必要なのか」、「どの部分をリフォームすればよいのか」といった不安を抱えている方も多いでしょう。リフォームするにはまとまった資金がかかるので、失敗は避けたいものです。
そこで今回は、一戸建てリフォームの相場や、リフォームでおさえておくべきポイントをまとめました。リフォームを検討されている方は、この記事を役立ててください。
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一戸建てのリフォームの相場
一般社団法人住宅リフォーム推進協議会の「平成29年度第15回住宅リフォーム実例調査」による一戸建てリフォームの平均値は以下のとおりです。
リフォームの平均値は、650~750万円が相場となっています。ただし、中央値については、400~450万円です。
一戸建てのリフォームでどこを工事するか
「平成29年度第15回住宅リフォーム実例調査」による、一戸建てのリフォーム工事の内容は以下のとおりです。
一戸建てのリフォームで需要が高いのは、浴室やキッチン、トイレなどの水回りの住宅設備の変更です。また、壁紙やクロスなどの内装の変更も多く行われています。
一戸建てのリフォームで取り組みたい人気の工事内容3選
一戸建てのリフォームは、マンションのリフォームよりも自由度が高めです。ここでは、一戸建てのリフォームでできることの中でも人気がある工事内容を3つ、紹介します。リフォームを行うときの参考にしてください。
ロフトを設ける
マンションでも取り入れる例が増えているロフト。一戸建ての場合は天井高も余裕があるので、よりロフトを設けやすいと言えるでしょう。ロフトには、収納スペースを増やせるというメリットがあります。また、家族が増えたときに、ロフトを子供部屋や寝室など多目的に活用できるので便利です。
ロフトを設けるときの注意点として、天井高と床面積があります。ロフト部分の天井高が140cmを超えてしまうと、独立したフロア、階とみなされます。例えば、1階建ての平屋に天井高140㎝を超えるロフトを設けた場合には、2階とみなされるので注意しましょう。
床面積についても、ロフトのある階の半分よりロフトの面積が広くなると、ロフト部分を床面積としてカウントしなければなりません。その場合には、登記の修正などが必要です。
コンセントの数を増やす
デジタル機器や便利家電が生活に欠かせなくなってきています。そこで気になるのがコンセントではないでしょうか。差込口が不足しているならば、リフォームでコンセントの増設も可能です。既存のコンセントを分岐させたり、2口の差込口を6口に増設したり、また、エアコンを設置するために電圧ボルトに変更するといった工事が可能です。
コンセントの数を増やすときには、家電や充電ステーションの位置をチェックしておきましょう。あらかじめ、どの位置に家電を配置するのかを決めておけば、リフォーム後にスムーズに利用できます。また、コンセントの位置にベッドやタンスなどの大きな家具を設置してしまうと、使いづらくなるので注意が必要です。
また、特定の状況でしか使わないコンセントの可能性も考えておきましょう。例えば、コード式の掃除機を使うなら、階段や廊下など、普段は家電を使わない場所にもコンセントがあると、いざというときに便利です。
ウッドデッキを設ける
一戸建ての場合は、テラスにウッドデッキの設置も可能です。子供やペットの遊ぶ場所、家族がリラックスする場所、洗濯物を干す場所として利用できます。
ウッドデッキを設置するときには素材選びに注意しましょう。ウッドデッキには、大きくわけて天然木と樹脂製の人工木の2種類あります。樹脂製のウッドデッキには、腐食やシロアリに強いというメリットがあります。一方で天然木は、自然の風合いを楽しめます。
また、ウッドデッキを設置するときには、手すりの高さにも注意が必要です。特に、小さな子供がいる場合には、転落事故を防ぐための対策を行っておきましょう。
まとめ
一戸建てをリフォームするときの相場は650~750万円となっています。また、中央値は400~450万円です。一戸建てをリフォームする人の多くは、住宅設備の変更や内装の変更などを行っています。
一戸建てのリフォームは、マンションのリフォームよりも自由度が高めです。そのため、ロフトを設ける、ウッドデッキを設置するといったこともできます。予算を考えながら、リフォームの工事内容を決定しましょう。
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