リノベーションを検討している方の中には、洗面台のリノベーションを考えている方もいるかと思います。最近はさまざまなタイプの洗面台が販売されていますが、可能であれば家族全員が使いやすい洗面台を選びたいものです。
そこで今回は、洗面台をリノベーションをする際の最適な広さや、洗面台の種類について紹介します。洗面台のリノベーションを検討されている方は、この記事を一読して役立ててください。
洗面台の広さを決めておく
洗面台のリノベーションを行うときには、洗面台の広さを決めておきましょう。オーダーメイドの洗面台も設置できますが、できるだけ費用を抑えたいなら、すでにデザインが決まっている洗面台の中から選ぶのがよいでしょう。一般的な洗面台の寸法は以下のとおりです。
間口に関しては、500mmのコンパクトなサイズや、1,000mmなどの広めのサイズなどがあります。
既存の洗面台のサイズを調べておく
洗面台のリノベーションを行うときには、現在使用しているサイズを調べておきましょう。チェックしておくべき部分は以下のとおりです。
洗面台の幅
正面から見たときの洗面台の幅を調べます。ショールームなどでは、比較的大きいサイズを設置しています。既存の洗面台を調べておけば、自分に合った幅を決めることができるでしょう。
洗面台の奥行き
奥行きを調べておくことで、洗面台の立体的なイメージをつかむことができます。奥行きのある洗面台を設置すると、水はねを防ぐことができるので、掃除が比較的楽になるというメリットがあります。
加えて、洗面ボウルの広いタイプを設置すると、シャツや下着などの水洗いができるというメリットも。
洗面ボウルの高さ
洗面ボウルの高さによって、洗面台の使いやすさは大きく変わります。新しい洗面台を設置したものの、洗面ボウルの高さが合わずに使いづらくなったというケースがあるので、既存の洗面ボウルの高さはしっかりチェックしておきましょう。
高さが低すぎると腰を痛めやすく、反対に高すぎると水はねがしやすく洗面台の周りが水浸しになりやすいというデメリットがあるので注意が必要です。
洗面台の理想の高さは、「身長÷2」です。例えば、170cmの人の場合、理想の高さは85cmです。180cmの人については、90cmが理想の高さになります。洗面台を設置するときは、家族の平均身長に合わせたものがよいでしょう。
コンセントや窓の位置
既存の洗面台を調べるときには、コンセントの位置をチェックしておくことも重要です。既存のサイズよりも大きい洗面台を設置する場合、窓や設置面のコンセントをふさいでしまうこともあります。
窓をふさぐことがないか、コンセントを移設したほうが確認しておくことをおすすめします。
洗面台の種類を選ぶ
洗面台を選ぶときには、種類を決めておきましょう。洗面台の種類には、ユニット型とシステム型の2種類があります。
ユニット型
ユニット型とは、洗面台と収納棚が一体になっている洗面台です。ユニット型の洗面台は収納スペースを確保しているという特徴があります。現在使用している洗面台の間口が900mmの場合には、ユニット型の洗面台がよいでしょう。
ユニット型には、洗面ボウルが広いというメリットがあります。そのため、洗顔や洗濯などの作業がしやすいでしょう。一方で、収納スペースのサイズが狭いため、使い勝手が悪い可能性があるというデメリットもあります。
システム型
洗面ボウルや鏡、収納キャビネットを自由に組み合わせられる洗面台です。設置したいスペースに合わせて自由にカスタマイズできます。そのため、ユニット型では収まらない場合には、システム型のほうがよいでしょう。
システム型は、デッドスペースを埋めることができるというメリットがあります。ただし、費用がユニット型よりも割高になるというデメリットがあるので、慎重に検討しましょう。
収納スペースをチェックしておく
新しい洗面台を設置するときには、周辺部分についても気を配ることが大切です。洗面所には、石鹸やシャンプー、洗濯洗剤や浴室洗剤などの小物を保管するスペースが必要です。加えて、歯ブラシやひげそり、メイク道具やドライヤーなどの保管スペースを確保する場所を用意しておきましょう。
洗面所のスペースが余っているからという理由で、大きな洗面台を設置した結果、収納スペースがなくなってしまったというケースがあります。洗面台のサイズを決めるときには、収納スペースを決めておくことも忘れないようにしましょう。
収納スペースは高さにも注意
収納スペースを作っておいたものの、使わなかったというケースもあります。洗面所のスペースを有効に活用しようとして、天井ギリギリの高さまで収納スペースを用意する人もいますが、手の届かない高さにあるため結局使わなくなってしまった……ということもあります。
収納スペースを作るときには、高さや広さなど使いやすさについても考えておくことが大切です。
まとめ
洗面台のリノベーションを行うときには、洗面台のサイズを決めておきましょう。既存の洗面台のサイズをチェックしておくと、理想とする新しい洗面台のサイズを把握しやすくなります。
洗面台にはユニット型とシステム型の2種類があります。それぞれにメリットとデメリットがあるので、それぞれを比較して家庭に合ったタイプを選ぶようにしましょう。