新築を作る、あるいは家をリフォームするにあたって、無垢材について検討しているがフローリングの種類って何があるの?そう思った人もいるのではないでしょうか。無垢材と一言でいっても、たくさんの種類があり、値段もバラバラなので悩む人も。
今回、この記事では無垢材について6種類紹介していきます。特徴などもそれぞれ違いますので、ご自宅のフローリングにはどれがいいか、是非参考にしてください。
フローリングにおすすめ!無垢材の種類
それではさっそく無垢材の種類について紹介していきましょう。
パイン
パインは針葉樹の代表的な木材。こちらは素朴でのどかな部屋に合うと言われる無垢材です。柔らかく足ざわりが良いので、つい素足で歩きたくなる心地よさ。経年変化で独特の深みが出るので、昔から多くの人に愛されてきており、普遍的な人気があるようです。
全体的に白く、その中に等間隔で赤みがかった節が並ぶのが、外見上の特徴です。他の無垢材と比べると、価格はやや高めの設定です。柔らかい素材の為、小さな子どもや年配者の方がいるご家庭にも適しているでしょう。
スギ
日本を代表する木材の一つとして挙げられるスギはフローリングとしても使われています。昔から日本で使われている素材で、和風な部屋に合うのも特徴です。
また、柔らかい素材なので加工がしやすく、洋室を含めた幅広い部屋に合うデザインが可能。また、無垢材の中では安価な部類なので、手に入りやすいでしょう。
スギは美しさと見た目、そしてなめらかな肌触りで人気の高い内装材で、フローリング以外の様々な家具などにも使われています。ただし、柔らかいので、とても傷つきやすく重たいものを落としてしまうと凹んでしまう可能性もあります。取り扱いには少し注意がいる床材と覚えておいてください。
ローズウッド
硬く頑丈なので、楽器にもよく使われる無垢材がローズウッドです。深みのある茶色とブラウンの縞模様が特徴的で書斎や本棚にもよく合いそうな色あいです。
硬いので、スギやパインよりは傷つきにくく、多少は物を落としても大丈夫。ただし、小さなや子どもや年配者がいる場合は怪我をしやすいデメリットもあるので注意をしましょう。
加工直後は黒っぽい色になります。「何か違うかもしれない……」と思う方もいるかもしれませんが、経年変化と共に明るい色になっていき、美しい茶色と縞模様を楽しむことも可能です。
オーク
オークは硬く、狂いが少ないので高級家具にもよく使われる木材です。他にも船舶やウィスキーの樽にも使われるほど耐水性が高い点も特徴です。
はっきりとした美しい木目が外観の特徴で、さらに色合いや重厚感で落ち着いた雰囲気も醸し出します。また、どんな部屋にも合わせやすく、耐久性にも優れているので、家の中で幅広く、且つ長く使いたい人にはおすすめでしょう。
高級家具に使われているということで「他の無垢材より高めなのではないか?」と心配している人もいるかもしれません。実はオークは他の無垢材と比べると安価なことも注目点。耐久性、耐水性もあり、また落ち着いた雰囲気でどの部屋にも合い、そのうえ他の無垢材よりも安い価格なので、無垢材フローリングの中では人気の部類と言われます。
ヒノキ
ヒノキは日本を代表する高級木材で耐久性が高く、シロアリにも強い上に、油分が多く水に強い為、住宅の土台などの構造材としても使用されています。
この他にもヒノキ風呂として人気があり「スギは目を楽しませる。ヒノキは香りを楽しませる」と言われているだけあり、独特の匂いが特徴でしょう。その芳香はストレスを軽減させるということで、アロマテラピーの分野でもよく使われる素材です。
強度が高く、ストレスを軽減させるということでフローリングとしてはぴったりではありますが、他の無垢材と比べると価格の変動が激しく、予算が立てにくいデメリットもあります。タイミングを間違えてしまうと、非常に高価な建材を使うこととなってしまうので、気をつけましょう。
バーチ
バーチは柔らかな木目と優しい肌触りが特徴的な無垢材です。あまり聞いたことがないと思いますが、フローリングとしても加工されています。
淡い色合いなので、凝ったお部屋というよりはナチュラルなお部屋のテイストの方が合うでしょう。
性質と見た目が似ていることからカバザクラとも呼ばれています。
まとめ
無垢材について6種類紹介しましたがいかがでしたか?今回紹介した種類は一部で、この他にも、メープル、ウォルナットなどなど……フローリングにおすすめな様々な無垢材があります。是非探してみてください。
無垢材を使ったフローリングには、それぞれ異なる色合いがあり、雰囲気も違いますので、自分がどんなインテリアにしたいのか、どんな雰囲気で過ごしていきたいのかで決めると選択もしやすいでしょう。また価格帯も無垢材によって変わりますので、自分の予算内で良いものを見つけてください。