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格子戸とは?その魅力とメリット・デメリットについて紹介します!

格子戸とは?その魅力とメリット・デメリットについて紹介します!

皆さんは格子戸という言葉を聞いたことがあるでしょうか?木材を縦横の格子状に組んだものです。日本風情のある街を歩いたりすると、よく見かけられます。「今まで見たことない」という人は少ないのではないでしょうか。今回、この記事では格子戸について紹介し、その魅力とメリット・デメリットについて説明していきます。

格子戸とは?その基本知識を紹介

格子戸とは?その魅力とメリット・デメリットについて紹介します!

格子戸とは木材を縦横の格子状に組んだ扉や引き戸のことであり、昔ながらの日本家屋によく見られます。格子の横方向のことを「貫(ぬき)」と呼び、縦方向のことを「竪子(たてこ)」と呼びます。
格子と一言でいってもその種類はたくさんあり、竪子と貫がマス目状に組み込まれたモダンなものや竪子が前面に並んでいるものなど様々です。

どの部屋にも合う格子戸の魅力
格子戸はレトロな雰囲気を持ちながらも「どの部屋にも合う」点が一番の魅力といってもいいでしょう。
「どの部屋にも合う」と言える理由としては、格子戸は元々、京都の町家で流行り、そこから京と江戸を結ぶ中山道などの宿場町を中心に全国各地へと広まったとされています。その為、それぞれの地域に合うように変化してきており、伝統的な形の中にも、それぞれのこだわりのデザインがあるからです。
例えば格子が貫のみとなっている「横格子」や竪子が細かく入っている「連子格子」などは、格子戸の良さを活かしています。また、障子以外にもガラスを付けるなど、どの部屋にも合うデザインを作れるのです。

格子戸のメリット

格子戸とは?その魅力とメリット・デメリットについて紹介します!

格子戸はただレトロな雰囲気が良いだけではありません。通気性の高さ、閉塞感がないなど様々なメリットがありますので、一つずつ紹介していきます。

通気性の高さ
1つ目のメリットとしては、戸を締め切っていても通気性が保たれることです。こちらは障子やガラスがついていない吹き抜けのものに限ります。隙間から風が通るので、通気性を良くしたい部屋には最適です。
「格子戸だと防犯面で心配」という方もいるでしょう。確かに玄関を格子戸にしてしまうと、隙間から丸見えになるので、そのような時は二重扉にするなど工夫しましょう。
二重扉にすれば格子戸を閉めたままでも風を通せるので、防犯性を確保しつつも夏場を涼しく過ごすことが可能になります。

閉塞感がない
格子戸の2つ目のメリットは、扉や戸を閉めていても風や光を通すので、板張りの扉や引き戸や襖に比べて閉塞感を感じにくいことが挙げられます。
閉塞感がないまま仕切りや目隠しをできるので狭苦しい感じはなく、格子が適度に空間を分けてくれるのは大きなメリットと言えるでしょう。
「プライバシーは確保したいけど、狭苦しい雰囲気にはしたくない!」と考えている方は、格子戸という選択肢があることを覚えておいてください。

美しい明かりを演出できる
格子戸の3つ目のメリットは美しい明かりを演出できることです。先ほどもお伝えした通り、格子戸はどの部屋にも合うように様々なデザインがあります。日光が差し込むと、格子の隙間を通して光が部屋の中に美しく降り注いでくれるでしょう。
また、夜になると格子の隙間から室内の明かりが外に漏れて、家を幻想的に浮かび上がらせます。仕事帰りなどでその光を見るとほっとすること間違いないでしょう。

格子戸のデメリット

次に格子戸のデメリットについて紹介していきます。

こまめに掃除が必要
格子戸のデメリットは隙間や隅に埃や汚れが溜まりやすいことが挙げられます。気になる人は、エアースプレーなどを使って、定期的に掃除をするか、なるべく埃や汚れが溜まらないデザインにするなど工夫が必要です。

毎日の掃除が苦にならない人にとっては、あまりデメリットにならないかもしれませんが、ほとんどの人は手間だと感じるでしょう。
掃除が手間だと感じる人は、格子戸ではなくガラス戸や板戸にした方が良いかもしれません。
格子戸は様々なデザインがありますが、お手入れのしやすさと天秤にかけながら検討した方が良いでしょう。

まとめ

格子戸とは?その魅力とメリット・デメリットについて紹介します!

格子戸について紹介しましたがいかがでしたか?日本家屋に見られるレトロな引き戸になりますが、様々なデザインがあるので、どの部屋にも合う魅力を持っています。

日光が中に入れば美しい光となり、電気の光は家を幻想的に浮かび上がらせる点も格子戸の良いところです。また「通気性の良さ」や「閉塞感がない」など実用性が高いメリットもあります。その反面、埃や汚れが溜まりやすくなっているので、定期的に掃除をしないといけないデメリットを持っています。

自宅のリフォームを検討している方は、是非このメリット・デメリットを天秤にかけて「格子戸」を一つの選択肢として入れてみてください。
様々なデザインがあるので、どんな部屋にも合う格子戸の魅力がわかるかもしれませんよ。