インテリアの専門用語のひとつに「ドレープ」があります。ドレープという言葉を聞いたことはあるものの、具体的にどのようなものか分からないという方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、ドレープのメリットや活用法について分かりやすく紹介します。
ドレープとは?
ドレープとは、垂らした布が柔らかく流れるようなひだのことです。語源は、布切れを意味するラテン語の「drappus」からきています。
ドレープはインテリアだけではなくインドやネパールなどの民族衣装であるサリーや古代ギリシャのワンピースであったヒマティオン、長い丈のワンピースであるチュニックなどのファッションにも取り入れられています。
インテリアにおけるドレープ
インテリアでドレープが使われるのは、主にカーテンです。国内で販売しているカーテンには以下のものがあります。
・ドレープカーテン
・レースカーテン
・シェードカーテン
・ロールスクリーン
・ブラインド
上記のうち、一般的に「カーテン」と呼ばれているのはドレープカーテンとレースカーテンです。このうち生地が薄手のものをレースカーテン、生地が厚手のものをドレープカーテンと呼んでいます。
ドレープカーテンの種類
ドレープカーテンには様々な種類があり、それぞれに特長があります。
ポリエステル素材
ドレープカーテンの素材として一番使用されているのがポリエステルです。ポリエステルは耐久性があり、摩擦にも強いという特長があります。カビや紫外線にも強く、汚れても洗濯機で洗うことができるので便利です。
コットン素材
コットン素材のドレープカーテンの特長は、柔らかくて弾力のある肌触りです。ただし、洗濯をすると生地が縮んでしまう恐れがあるので注意が必要です。
アクリル素材
アクリルの特長は、温かみのある手触りです。保湿性や耐久性もありますが、最近ではカーテンとしてあまり使用されていません。
レーヨン素材
レーヨンには、吸水性や放湿性があるという特長があります。美しい光沢があるので、部屋を優美に演出してくれるでしょう。水や摩擦に弱いというデメリットがあるので、普段から大切に手入れをすることが必要です。
綿素材
綿素材のドレープカーテンの特長はナチュラル感。自然素材の温かみを感じることができます。一方で、洗濯をすると色落ちや縮みなどの可能性があるので注意も必要です。
ドレープカーテンのメリットとデメリット
ドレープカーテンには、メリットとデメリットがあります。
ドレープカーテンのメリット
メリットのひとつは遮光性です。生地が厚めにできているので、外からの光をシャットアウトしやすくできます。寝室にドレープカーテンを使用すれば、眠りにつきやすくなるでしょう。
もうひとつのメリットに断熱性があります。窓とカーテンの間に空気の層を作ることができるので、外気温の影響を最小限におさえることが可能です。「夏は外からの熱を遮断し冬は室内の空気を外に逃がさない」という効果に期待できるでしょう。
ドレープカーテンのデメリット
デメリットは手入れの大変さです。窓際に家具を置いていると、カーテンが窓と密着することによりカビが発生することがあります。
カーテンが厚手のため、部屋が狭いと感じてしまう可能性も。部屋の大きさによってカーテンを使い分けることが重要です。
ドレープカーテンをおしゃれに活用する方法
ドレープカーテンを選ぶ際は、色に注目しましょう。家具に合わせた色を選ぶことで部屋に統一性が生まれ、おしゃれな雰囲気になるでしょう。ドレープカーテンは、ひだによって様々な表情に変化します。部屋を優雅に演出する家具でまとめるのもおすすめです。
寝室にドレープカーテンを取り付ける際は、遮光性に注意しましょう。遮光性の高い深みのある色を選ぶことで、落ち着いた雰囲気の部屋に近付けます。
まとめ
ドレープカーテンには遮光性や断熱性などの効果があり、リビングや寝室にドレープカーテンを取り付けることで落ち着いた雰囲気のある部屋に近付けさせることができます。
ドレープカーテンを取り付ける際は、ドレープの特長であるひだを生かしましょう。高級感のある家具で統一することで、優雅な部屋を演出できるでしょう。
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