この記事を書いたのは
はせがわ あかね|整理収納アドバイザー
作業療法士として働きながら、整理収納・子育て・インテリアなど暮らしに役立つアイデアを発信。
あなたらしく「暮らしやすい」空間づくりを提案します
こんにちは!片づけクリエイターのはせがわあかねです。
新しい土地、新しい家、新しい部屋。春から新生活を始める若者に人気の間取りといえば、「ワンルーム」です。部屋数が少ない分、家賃を抑えられるという反面、「狭い」「使いにくい」そんなイメージがあります。しかし、いくつかポイントを押さえれば、ワンルームでも充分快適な空間を作ることができるのです。
そこで今回は、ワンルームのメリット・デメリットとオススメの収納方法について解説していきます。
事例集ダウンロードはこちら
ワンルームのメリット・デメリット
「ワンルーム」とは、室内にドアなどの仕切りがなく、玄関・キッチン・居室が一体となっている間取りのこと。 このワンルームと混同しやすいのが「1K(ワンケー)」という間取りです。こちらは、キッチンと部屋の間にドアや引き戸が設置されているタイプを指します。いずれも新生活を始める人に人気のある物件ですが、部屋の中の仕切りがない分、1K(ワンケー)よりワンルームの方が安価な家賃設定となっている場合が多いです。 それでは、ワンルームのメリット・デメリットについて見ていきましょう。
ワンルームのデメリット
ワンルームのデメリットは、やはり狭い物件が多いということ。先程説明したように、ワンルームは玄関やキッチン、居室全てを含んだ間取りです。そのため、物件情報に「8畳」と表記があったとしても、自由に使える空間はずっと少ないということになります。 また、玄関に入ってすぐキッチンがあったり、中の様子が丸見えになってしまったりと、あまり部屋を見せたくない人にとっては、マイナスなポイントも。
ワンルームのメリット
ワンルームのメリット、ひとつ目は家賃が安いこと。近年の物価・光熱費の高騰は、日常生活の大きな負担と不安になっています。細々とした出費を抑えるよりも、家賃のように毎月の固定額を見直しをする方が物価高騰対策としては効果的。 他にも、ドアなどの仕切りがなく空間を開放的に使えることや、ワンフロアなので掃除がしやすいこと、どこに何があるのか把握しやすいことなど、たくさんのメリットがあります。
ワンルームを攻略!オススメの収納方法
メリットがたくさんのワンルーム。しかし、使い方を間違うと、ただモノだらけで狭苦しい空間になってしまう可能性も。そこでここからは、ワンルームにオススメの収納方法についてご紹介します。
多機能な収納家具を使う
狭い物件の多いワンルームは、備え付けの収納がないこともあります。かと言って、チェストやタンスなどを持ち込むと、余計に狭くなってしまいます。 オススメなのは、収納付きのベッド、収納付きの椅子など、本来の機能+収納の要素を持った「多機能」な家具を選ぶことです。 狭いワンルームを攻略するには、機能を兼用するという考え方が重要です。
パイン無垢材を古木風オイルで仕上げ、一点一点違う表情を味わえるシリーズです。椅子として使うもよし、収納として使うもよしの便利なアイテムです。
掛けて吊るして収納力UP
元々収納設備が少ないワンルームは、掛ける&吊るすを駆使することでかなり収納力を上げることができます。キッチンなら、キッチンツールやフライパンを。玄関なら、帽子や靴を。すぐ手に取ることができ機能的にも◎
ただ、何でもかんでも吊るしてしまうと視界がごちゃごちゃとして見栄えが悪くなってしまいます。見せる収納と隠す収納のバランスを見ながら配置しましょう。
ワンルームが狭く感じるのは、床面積が少ないことも1つの要因です。ですから、できるだけ床にモノを置かない、重ねないことがポイントです。
HAGSアイテム:ナゲシレールブラケット LABRICO KXO-210
1×4材や厚さ15〜19mmの木材を跡の目立たないピンで壁面に取り付け、長押(なげし)風のレールを作ることができます。木材を壁に取り付けるブラケットと、レールに引っ掛けられるアクセサリーパーツがあり、組み合わせることで使い方が広がります。
まとめ
新生活は楽しいことばかりではなく、緊張したり、不安に直面することも多いはず。そんなとき、寄り添ってくれるのが自分の「家」です。
家は、単なる「寝る場所」ではありません。一日頑張った自分を癒やす場所であり、明日の英気を養う場所であり、自分が自分らしく居られる場所でもあります。
「ワンルームだから自由にできない」そう思っているのだとしたら、それはとても勿体無い話です。収納方法を工夫して、ワンルームをもっと楽しんでみてはいかがでしょうか。
事例集ダウンロードはこちら