誰でもわかるリノベ用語集190
■借家
「借家」とは、「他人の所有する家屋を賃料を支払って借りること」、またこれらのようにして「借りた他人の家屋」のことを言います。法律で定められた規定を守り、家を借りる必要があります。
各辞書・辞典からの解説
「借家」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。
(1)「デジタル大辞泉」より
「デジタル大辞泉」において「借家」とは、1つ目の意味が「借りた家。しゃくや」、2つ目の意味が「家を他人から借りること」となっています。
(2)「日本大百科全書」より
「日本大百科全書」において「借家」とは「他人の所有する家屋を賃料を支払って借りること」、あるいは「このようにして借りた他人の家屋」のことであると説明されています。他人の家屋を借りるためには「債権契約としての賃貸借契約(民法601条以下)を結ぶ」ことなどが必要になり、法律で定められている規定を守る必要があります。
(3)「世界大百科事典」より
「世界大百科事典」において「借家」とは、以下のような文章で説明がされています。
「建物を賃料を支払って貸借することをいい、〈しゃっか〉とも読む。借家関係を規律する法律として借家法(〈しゃっかほう〉とも〈しゃくやほう〉とも読む。1921公布)があったが1991年に借地借家法に統合された。民法は、借家を、借地、小作などといっしょに賃貸借として規定したが(民法601~622条)、その後賃借人の保護の必要が唱えられ、1921年借地法と並んで借家法が制定され、41年、66年の改正を経たあと、91年に借地法と統合され、借地借家法となった。」
(1)〜(3)を合わせてみると、「借家」とは、「他人から家屋を借りること」、「借りた家のこと」であるとおわかり頂けたと思います。