誰でもわかるリノベ用語集162
■ターンバックル
「ターンバックル」とは、「ワイヤ━ロープなどの張りを強くするために用いるねじの装置」のことです。中央の胴体枠の両端にそれぞれ右ねじと左ねじをもつねじ部品で、胴体枠を回転させることによって両端のねじ棒が互いに近づき、ねじ棒に結び付けられたワイヤロープが強く引っ張られる仕組みになっています。
各辞書・辞典からの解説
「ターンバックル」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。
(1)「大辞林 第三版」より
「大辞林 第三版」において「ターンバックル」とは、「ワイヤ━ロープなどの張りを強くするために用いる器具」のことであると説明されています。「胴体枠の両端に、一方は右ねじ、他方は左ねじのねじ棒をねじ込んだもの」で、「枠を回転させて、ねじ棒相互の間隔」を変えることで張りを調整します。
(2)「ブリタニカ国際大百科事典」より
「ブリタニカ国際大百科事典」において「ターンバックル」とは「一端に右めねじを、他端には左めねじを切った特殊ナット」のことです。これを回転させてねじ引き締めることから、「引き締めねじ」と呼ばれることもあります。「針金、ワイヤロープ、ブレーズなどを緊張させるため、小は家庭用から大は土木建設用」まで広く利用されています。
(3)「リフォーム用語集」より
「リフォーム用語集」において「ターンバックル」とは、以下のような文章で説明がされています。
「ロープやワイヤーやタイロッドなどの張力を調節する装置(金物)の事。金属製の胴を回転させることで両端に取り付けられたボルトが締め込まれ、張力を調節することが出来る。」
(1)〜(3)を合わせてみると、「ターンバックル」とは、「ワイヤロープなどを強く引っ張るためのねじ装置」のことであるとおわかり頂けたと思います。