誰でもわかるリノベ用語集150
■鉄筋
「鉄筋」とは、鉄製の細長い棒のことで、コンクリートに埋め込んで、張力に弱いコンクリートを補強する目的で使用されます。鉄筋の形状によっていくつかの種類に分けられます。また「鉄筋」は「鉄筋コンクリート」の略としても使用される言葉です。
各辞書・辞典からの解説
「鉄筋」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。
(1)「大辞林 第三版」より
「大辞林 第三版」において「鉄筋」とは、1つ目の意味が「コンクリートに埋め込んで、その引張力に対する弱さを補強するために用いる鉄棒」、2つ目の意味が「鉄筋コンクリートの略」となっています。
(2)「精選版 日本国語大辞典」より
「精選版 日本国語大辞典」において「鉄筋」とは、1つ目の意味が「 鉄製の細長い棒」、2つ目の意味が「コンクリートの、張力に弱い欠点を補うために用いる軟鋼線材」、3つ目の意味が「鉄筋建築の略」となっています。
意味は「デジタル大辞泉」とほぼ同様で、3つ目の意味は事実上補足説明を成しています。
(3)「リフォーム用語集」より
「リフォーム用語集」において「鉄筋」とは、以下のような文章で説明がされています。
「構造物において、引張力に対して弱いコンクリートを補強する目的で コンクリート中に埋め込む鉄線の事。JIS G 3112 「鉄筋コンクリート用棒鋼」に規定されている熱間圧延棒鋼と、JIS G 3117 「鉄筋コンクリート用再生棒鋼」に規定されている再生棒鋼に区分される。また、その形状によって断面が円形の丸鋼とコンクリートとの付着を高めるための凹凸の付いた異形棒鋼の2種類に分けられる。」
(1)〜(3)を合わせてみると、「鉄筋」とは、「コンクリートを補強する鉄線」のことであるとおわかり頂けたと思います。