誰でもわかるリノベ用語集050
■ALC
「ALC」とは、高温高圧で蒸気養生された軽量気泡コンクリートのことであり、成形してALCパネルとして使用することが多いものです。強度・断熱性・耐久性が高く、リサイクル可能であるなどの点から建物などに広く用いられています。
各辞書・辞典からの解説
「ALC」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。
(1)「家とインテリアの用語がわかる辞典」より
「家とインテリアの用語がわかる辞典」において「ALC」とは、「セメントや石灰などに発泡剤のアルミ粉末を混ぜ、多孔質化させた軽量の気泡コンクリート」のことであると説明されています。また、板状にしたものを「ALCパネル」といい、「強度・断熱性・耐久性が高く、軽量で加工・施行が容易」で「ホルムアルデヒドやアスベストなどの有害物質も含まれていないため、超高層ビルから一般住宅まで」広く用いられています。
(2)「リフォーム用語集」より
「リフォーム用語集」において「ALC」とは、「Autoclaved Light-weight Concrete」の略で、「高温高圧で蒸気養生された軽量気泡コンクリート」であると説明されています。一般的には「パネル状に成型され、鉄骨造の外壁・屋根・床・間仕切壁などに使用」されるものです。「軽量で断熱性や耐火性などに優れている。外壁パネルはさまざまなデザインの意匠パネル」が用意されています。「コンクリートより熱伝導率が1/10なので、断熱」に優れていることが特徴で、「国交省の法定不燃材料認定、ホルムアルデヒドなども含まれておらず、リサイクルも可能」です。
(1)(2)と合わせてみると、「ALC」とは「Autoclaved Light-weight Concrete」の略のことで「高温高圧で蒸気養生された軽量気泡コンクリート」であるとおわかり頂けたと思います。