誰でもわかるリノベ用語集030
■ノックダウン式家具
「ノックダウン式家具」とは、組み立てずに出荷する家具のことです。
ノックダウン式家具で必要な組立作業ははめる、合わせる、ボルトを締めるといった程度におさまります。コンパクトに配送できる分、コストを抑えることができ、部屋の大きさに限らずどんな家庭にも運ぶことができます。
各辞書・辞典からの解説
「ノックダウン」という言葉について、他の角度からも内容を見ていきましょう。
(1)「ブリタニカ国際大百科事典」より
「ブリタニカ国際大百科事典」において「ノックダウン方式」とは、「部品を現地で組み立てて完成品とする生産方式」であると説明されています。ばらばらの部品の状態で輸送することで、輸送コストを抑えることができると補足されています。
(2)「日本大百科全書」より
「日本大百科全書」において「ノックダウン方式」とは、「部品セットを送り、それを現地で組み立てて販売する」方式です。典型的なのは自動車で、「膨大な部品のまま輸送するほうが運賃を節約できる」ことがメリットとされています。
(3)「家とインテリアの用語がわかる辞典」より
「家とインテリアの用語がわかる辞典」において「ノックダウン」とは、以下のような文章で説明がされています。
「部品のまま輸送し、販売する場所で、あるいは購入後に使用者が組み立てること。輸送コストを抑える。」
(1)〜(3)と合わせてみると、言い方こそ異なれど「ノックダウン式家具」とは「部品のまま輸送されたものを現地で組み立てる家具」のことであり、それによって「輸送コストを下げる」ことに繋がるとおわかり頂けたと思います。