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収納や作業場に!サービスヤードの使い方と上手な間取りとは?

収納や作業場に!サービスヤードの使い方と上手な間取りとは?

「もっと室内をスッキリさせたい!」そんなときにあると助かるのがサービスヤード。ゴミ袋を室内に置きたくない方や、DIY用の工具置き場が欲しい方にはきっと役立つことでしょう。しかし機能性のあるスペースだからこそ、間取りには慎重になる必要があります。

サービスヤードの上手な使い方や間取りのポイントを知って、スマートな生活へ一歩近づいてみましょう。

サービスヤードとは?

収納や作業場に!サービスヤードの使い方と上手な間取りとは?

サービスヤードとは、屋外に設ける物置場や作業スペースのこと。一般的にはキッチンの近くや勝手口に設置するものとされています。裏庭や勝手庭と言い換えるとイメージしやすいかもしれません。なお、物置としての用途に着目した場合はストックヤードと呼ぶこともあります。

一時的なゴミ置き場や、洗濯物干しのためのスペースなど、活用法はさまざま。どんな間取りにするか、どんな設備を整えるかによって幅広い活躍を見せてくれることでしょう。

新築やリノベーション物件のプランニング時に生活の隅から隅まで考えても、住んでみてはじめて感じるささやかな不便さ。そんなときには、あらかじめ作っておいたサービスヤードが役立つかもしれません。

サービスヤードの使い道

収納や作業場に!サービスヤードの使い方と上手な間取りとは?

サービスヤードを作った場合、どんなことができるようになるのでしょうか。その具体例をご紹介します。あなたの欲しい機能が見つかるかもしれません。

【ゴミ置き場】
ゴミの収集日までゴミ袋を室内に置きたくない方は、屋外のサービスヤードにゴミを置くとよいでしょう。動線をうまく意識した間取りにすれば、ゴミ出しもスムーズに。忙しい朝の心強い味方になってくれるかもしれません。

【洗濯物干しのスペース】
一定の広さと物干し竿があれば、洗濯物を干す場所としての使用も可。メインの物干し場が別にある場合でも、掃除用具などを干すスペースとして利用する手もあります。屋根付きのサービスヤードなら、雨天での使い勝手もアップ。

【物置】
屋内をスッキリさせたい時には物置としての活用も◎。この場合、屋根や壁の付いたスペースを設けると使いやすいでしょう。季節用品のような期間限定の物をしまっておくほか、カー用品やDIY用の工具といった屋外で使用する物を収納するなど、アイデア次第で使い道は広がります。

【DIYなどの作業スペース】
木材をのこぎりで切ったり、大きな素材を扱ったり。家の中ではやりづらい作業ができるスペースとして、サービスヤードを活かす方法もあります。道具を使う場合には、コンセントを設置しておくと便利です。

【ガーデニング作業スペース】
DIYだけでなく、ガーデニングの作業スペースにも。水栓を設置すれば水やりや汚れ落としもラクになるでしょう。庭で採れた野菜の泥を屋外で落とすなど、屋内を汚さないためにも水栓は役立つ設備です。

サービスヤードの間取りのポイント

収納や作業場に!サービスヤードの使い方と上手な間取りとは?

サービスヤードは、間取りのプランニングによって使いやすさが変わります。どんな用途に活用するかを考えた上で、以下の2つのポイントを意識するとよいでしょう。

1. 家事や生活の動線
2. 目的に合った広さ

サービスヤードへの家事や生活の動線
スムーズにサービスヤードへ物を運んだり取り出したりするためには、動線を考えておくことが大切です。具体的な例を見てみましょう。

【ゴミを置いておきたい】
キッチンから出るゴミを置きたい場合には、一般的にキッチン近くの勝手口のすぐ外がオススメされています。さらに、サービスヤードに置いたゴミを外履きのまま収集所に出せるような位置取りも◎。

【洗濯物を干したい】
基本的には、洗濯機置き場に近い場所が推奨されています。来客などを想定して生活感を出したくない場合には、リビングとは離れた場所に設置すると良いでしょう。

【車で買い物へ行くことが多い】
車から荷物を直接キッチンなどに運ぶために、駐車スペース近くにサービスヤードを設置する方法もあります。

これらはあくまで例ですが、実際にどのような動きをするのかじっくり考えることで、サービスヤードを使いやすいものにできるでしょう。

サービスヤードの広さ
サービスヤードは、場所だけではなく広さも大切。特に隣家と隣り合った狭いスペースに設置するときには、十分な広さを確保できるかチェックしましょう。

【収納スペースとして使う場合】
人の通行スペースに収納としての奥行をプラスした幅が必要になります。まず、一般的に人が通るためには60cmの幅が必要とされています。そして収納に必要な奥行は、収納する物によって変わってきます。以下に例をご紹介します。

園芸用品、灯油タンク、車のタイヤ:80cm~140cm
アウトドア用品         :150cm~230cm
自転車             :220cm~300cm

道具によってサイズは異なるため一概には言えませんが、収納として利用するには、140cm程度の幅は欲しいところです。

【作業場として使う場合】
作業場の場合も、どんな作業をするかによって必要な広さは変わります。
洗濯物干しスペースとして:約2帖

これは物干し竿を2本使用した場合の例です。一般的には約2帖分の広さがあれば、干すスペースに加えて小さい収納棚も置くことができます。

DIY作業場として:約120cm×60cm以上

DIYするにあたって、あると便利なのが作業台。一般に推奨されている作業台の大きさは、120cm×60cmです。広いに越したことはありませんが、少なくとも120cm×60cm以上のスペースがあるとよいでしょう。

まとめ

サービスヤードの使い方や、間取りのポイントをお伝えしました。収納や作業場など、工夫次第でさまざまな使い方ができるサービスヤード。どんな使い方をするか考えた上で設置すれば、毎日の暮らしがスマートになることでしょう。