誰でもわかるリノベ用語集829
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■新耐震基準(しんたいしんきじゅん)
「新耐震基準」とは、1981年6月1日から施行された建築基準法による耐震基準で、建築物の設計において震度6強~7程度の揺れでも倒壊しないような構造基準として設定されています。
これに対して、その前日まで適用されていた基準を「旧耐震基準」といいます。
旧耐震基準が「震度5強程度の揺れでも建物が倒壊しないような構造基準」で設定されていたのに対し、1978年に発生した宮城県沖地震での家屋倒壊の被害が甚大であったことを受けて、新耐震基準ではより厳しい基準へと強度の設定が引き上げられました。
技術的には、地震によって力が加えられた場合の構造部材に生じる力が許容応力以下であることに加え、一定以上の規模の建物については靱性(粘り強さ)を確保することが求められています。また、その他にも建物強度のバランスも必要とされ、大規模地震によって倒壊したり損傷したりするリスクがさらに低くなるような建築設計が求められるようになりました。
新耐震基準を満たしていない建物は、耐震補強工事をすることで、耐震強度を高めることができます。まずは、建築士事務所などに耐震診断を依頼して必要となる補強工事の内容を提案してもらうとよいでしょう。
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