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壁紙の補修はどこまでDIYでできる?

壁紙の補修はどこまでDIYでできる?

壁紙の小さな傷や剥がれは、リフォームする程ではなくても気になってしまうもの。
小規模な補習なら、DIYで解消できるかもしれません。
今回は、自分でできる壁紙の補修方法を、傷の大きさ別にご紹介します。この程度なら自分でもできそう!そう思ったら、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

小さな補修の場合

まずは壁紙のハガレや1cm程度のダメージ、比較的小さな補修方法についてです。

小さなハガレ、穴ならば
壁紙のつなぎ目の部分が数cm程度ハガレているとか、ネジ穴を開けてしまって目立つとか。これら小さな補修はホームセンターで販売されているキットを使いましょう。
ハガレには専用のノリとローラーがセットになったもの、穴埋めにはパテとヘラがセットになったもの。どちらも数100円で購入できます。

また、壁紙が1cm角ほど欠けてしまうと、市販の穴埋めキットでは難しいと言われています。その際は壁紙を貼った方が自然な仕上がりになるでしょう。

大きな補修の場合

壁紙の補修はどこまでDIYでできる?

小さなキズや穴ならばカンタンにDIYで補修できます。しかし困ってしまうのが、壁紙に付いてしまった大きな汚れやキズ。難易度は上がりますが、ある程度はDIYで補修できると言われています。

方法は2通り「何かで隠す」か「一部を張り替え」るのです。

ウォールステッカーで隠す
しょうゆやワインなどで付いてしまった壁紙の大きな汚れには「ウォールステッカー」がおすすめ。
元々は部屋のデコレーションのためのものですが、大判のものも販売されていますから汚れ隠しにもぴったり。ステッカーがはがれてこないように、壁についている油分をきれいにふき取ってから貼り付けるだけです。
ステッカーが優秀なのは、はがしても跡が残らないところ。賃貸にお住まいの方でも使いやすい点が特徴です。

アクセントクロスにしてしまう
ステッカーで隠せるような場所にない汚れ、これを補修するには壁紙を貼り替えるのが得策でしょう。ここで挑戦したいのは、汚れやキズがある面だけを別の壁紙に張り替える方法。
インテリア雑誌などに取り上げられている「アクセントクロス」にならって、あえて一面だけ全く別の色や柄の壁紙を貼ってしまうのです。

しかし古い壁紙をはがしたり下地を整えたりという作業はDIYでは難しいところです。古い壁紙の上からアクセントクロスを貼っていってしまいましょう。

ポイントは並べて壁紙を貼っていくときに、隣と重なったりすき間が開かないようにすることですが、おススメは「貼ってはがせる」タイプの壁紙。失敗しても数回ならば修正がきくためです。

色を塗るのはどうだろう?

壁紙の補修はどこまでDIYでできる?

壁紙の汚れならば、張替えと同様に色の塗り替えも有効な補修方法でしょう。こちらも古い壁紙をはがさず、上から塗装するのがおすすめです。

ポイントは室内の壁用塗料を選ぶことと、塗ってはいけない部分に塗料が飛ぶことを防ぐ養生をきっちりおこなうこと。また、多少のムラも味であるとおおらかな心を持つこともDIYにおいては大切にしたいポイントです。
また壁の一面だけの色を変えるという、アクセントクロスのアイデアは塗装でも活きるもの。養生の手間はかかりますが一面だけの塗装なら、塗料と時間の大きな節約になるでしょう。

こんな壁紙補修はムリと思ったら?
便利な世の中になったものでYoutubeや業者のHPでは、壁紙の補修方法が豊富に紹介されています。しかし中には、これって本当にDIYでできるの?と不安になってしまうものもあるでしょう。
たとえば、ノリなしの輸入品の壁紙で補修する、アクセントクロスではなく部屋四面を貼り替える、天井の壁紙の張り替えに挑戦するなど…実際にこれらは少々ハードルが高いケースと言えるでしょう。

これはムリ!と思ったならば、プロに任せることもおすすめです。
失敗したり試行錯誤するのもDIYの楽しみだとはいえ、傷の程度によっては最初からプロに任せればよかったと後悔することも…。
自分で出来ることはやるけれどムリはしない、というのがDIYを楽しむコツと言われています。

まとめ

以上、壁紙の補修方法はどこまでDIYでできるのか?について検討してきました。

小さな補修ならDIYで、ちょっと難しいなと感じる場合はプロに任せることも検討してよいでしょう。
プロにお任せするすると、彼らならではの技やアイデアがもらえるのも大きなメリットと言えます。

完璧な仕上がりはもちろん、部屋全体をリノベーションしたかのようなステキな壁紙を提案してもらえるかもしれませんね。