Column

ショールームは東海岸スタイルのバーガーショップ。食べながら楽しいリノベのお話を|SCOMO RENOVATION

今日は、板橋区で住まいや店舗、オフィスなどのリノベーションを手掛けるSCOMOさんをご紹介します。ショールームはなんとインダストリアルスタイルのバーガーショップという型破りなスタイル。というよりも、ハンバーガーをもぐもぐ食しつつ店内を見渡すと、もしかしてリノベーション会社かしら?と気が付く、そんなSCOMOさん。

代表の宮路さんは長く務めたサラリーマン時代に機械加工や圧縮機のメンテナンスなどに携わっており、そのモノづくりの現場経験がここで活きているとのこと。さらに高校生のころからDJとしても活動し、ジャマイカやNY他海外でも多くの経験を通して徐々に自分の求めているスタイルを意識していくようになったそうです。そんな宮路さんにSCOMOさんの事例から魅力までお伺いしました。

事例1|東海岸風インダストリアルスタイル

サーフテイストのような西海岸スタイルではなく、ブルックリンやNYといったインダストリアルスタイルを得意とするSCOMOさん。バーガーショップの店内まるごとショールームになっていて、実際に使っている場所ということでリアリティがあります。椅子の上げ下げもするし、窓も開ける。外から入ってきたベビーカーも通るし、そういった実際の経年変化も確認できるという魅力もあります。

宮路さんにインダストリアルスタイルについてお伺いしたところ
「インダストリアルスタイルというのはもともと、昔ブルックリン地方やその他の地域で何もない無機質な空き倉庫や廃墟を使ってリバイバルし、カフェや飲食店などの商売を始めたことがRootsとの話を伺いました。そこからだんだんとスタイルがデザイナー により確立していった流れかと思われます。今は、新しいものを古く見せる加工をしたりしてインダストリアルデザインを作り上げていますが本来はあるものを使うというエコな仕組みだったそうなんです。なので、今でもできるだけ古材とか銅管とかパイプなど使えるものは使って行きたいなという想いがあります」とのこと。

見どころ1|和製インダストリアル建材「大谷石」

 

インダストリアルといえばコンクリートやレンガなど洋風の石材をイメージしますが、ハンバーガーショップで採用したのは「大谷石」。産地は栃木県で、宮路さんのご出身でもあります。大谷石はその昔住宅等に使用されていたものの、コンクリートの使い勝手の良さもあり一時期衰退の道をたどっていました。現在ではまた加工のしやすさや、石の持つ美しさ、ゼオライトが発するマイナスイオンの心地よさや、吸音・調湿などの住環境を整える効果が見直されて店舗や住宅でも使われるようになっています。

そんな地元の大谷石、一般的には和の住宅建材として使用されますが、今回バーガーショップに採用。まさに和製インダストリアルスタイルというわけです。大谷石は昔にはなかった厚み2mmに加工する技術も生まれ、調色も可能とあって内装材としてさらに用途が広くなっているそうです。

見どころ2|インダストリアル&リラクシーな空間

・石、木、アイアンなど素材を活かした内装
・広い空間
・外とつながる大きな窓
・ハンギング、置き型など至る所にある植物

ソファとテーブルの一つ一つが大きくゆったりしています。通路も幅が広くベビーカーなどでもほかのお客さんの迷惑にならない幅。一段上がった床座スペースは靴を脱いでリラックスしたり、小さなお子さん連れでもゆっくり過ごしやすい場所に。床はモルタルで質感を生かしたクリア塗装。ところどころにあるムラやクラックが入っているのはモルタルの楽しみ方の一つだそう。室内窓も造作です。

 

実は、椅子はフレームをアイアンで造作したもの。左がもとの木製フレームの椅子で右が造作。機械加工や製造の経験から鉄の造作を手掛けられるのも強みです。 

クッションを外したところ。こだわったのは重量で、アイアンは重いため重くなりすぎないように、それでいて細くしすぎると強度が落ちたり歪んだりするのでベストバランスを見つけるのに苦労したそう。

外とつながる大きな窓はフレームから造作しています。縦方向にスライドして開けられる窓になっていて、天気の良い日には解放して外の空気を感じられる空間になるそう。音楽を聴きながら大谷石のマイナスイオンを浴びつつおいしいバーガーを。最高のランチタイムになりそうですね。

奥に見える縦長の照明も造作。銅管を使ってオリジナルの照明を作ることも可能ということです。洗面スペースにもまた違った銅管デザインの照明があるのでチェックしてみてくださいね。

見どころ3|リノベーション会社っぽくない事務所

バーガーショップスペースの奥にあるのが事務所です。なのに、リフォーム・リノベーションの文字はほとんど見当たりません。よくよく探すと2カ所にRenovationの文字を発見。しかし横文字なのでおしゃれな景色になっていて正直まったく目に入ってこないほど。もう少し商売っ気を出してもよいのでは…と余計な心配をしてしまいそうです。みなさん、バーガーショップへお尋ねの際はぜひ探してみてくださいね。

 

この事務所側にはフリースペースがあり地域の方々にも使ってもらえたらと、今度クッキー教室が開催されるそう。勉強会やセミナールーム、レンタルスペースとしても地域のみなさんのハブになるような使い方をしてもらえたらということです。

事例2|ガレージスタイル

こちらの施主さまは、以前リノベーションご経験があり、そちらを手放して2度目のリノベーションにSCOMOさんをご指名されたそう。その理由は「地元の業者さんとやりたい」というのがあって、さらにSCOMOさんの得意とする「インダストリアルスタイル」「素材を生かして永く使えるモノを」「楽しいこと」という想いにも一致。宮路さんは、2度目のリノベーションで選んでいただいたことが嬉しいというだけでなく、ベースに地元、特にご近所の皆さんと一緒に育って行きたいという考えがあるのでその点でも同じ考えの施主さんにオーダーいただいたのが最高に嬉しかったと言います。

リノベは、約70m2のマンションフルリノベーションです。なるべく壁を取り払い、家のほとんどがLDKとなるようデザイン。ゆったりした造りになっています。窓はベランダ側しかありませんが、壁がないので比較的奥まで光が届いていますね。中央のフリースペースは自転車を置くのと、植物を育てるスペースとのこと。太陽と同じ光を当てると植物も育ちやすいということで上部にライトをつけたのだとか。

床にはモルタルを施し、天井は躯体現しに質感を生かすクリア塗装。配線はパイプをデザインして空間に動きを与えています。体が包まれそうなソファからは心地よさが伝わってくるようです。

SCOMOの大切にしていること

1.地元・地域・人の縁を大切にしたい

「お店の名前の由来にもなっている『Six degrees of separation(6次の隔たり)』というこの言葉が好きでお店のコンセプトにもなり、人と人が繋がること、こんな時代だからこそ、会って、話して、感じることを大切にしたいと思うんです」と宮路さん。「チャットやメールで機械的な会話はできるけど、家づくりは一生に一回だし簡単にいくものじゃない。SCOMOが良いと思っているものをここで見て感じてもらって、それに共感してもらって。家づくりは完成してからのお付き合いのほうが大切なので、その時に安心して立ち寄ってもらえる場所になりたいんです」

また、「昔の地元の大工さんのような存在で、家のことはとりあえずSCOMOに聞いてみようと思ってもらえるようなのがいいですね。うちはリノベーションですが、いろいろな専門の職人さんとのつながりがあるので、声をかけてもらえたら紹介できますし、こんな見積りきたけど大丈夫かなという相談も気軽にしてほしいです。地元全体が楽しくなることのサポート屋さんとして知ってもらえると嬉しいですね。広告を出すことは結局施主さんに負担がかかることになるから、広告で人を集めるのではなくて自然に集まる場所でありたいんです」とのこと。

2.永く使えるモノを大切にしたい

「設計と施工は立場上どうしても相いれないこともあります。自分やスタッフはモノづくりだったり現場経験者が中心なので、現場とデザイン両方の観点からデザインを決めていくことを大切にしています。例えば、窓枠に極細フレームがデザインされたものを見れば、その耐久性やどんな用途かなどを考慮してどういった素材や細さが理想なのかなど、使い方を想定して提案します。一見デザイン性が高くても、永く使えないのでは余計な負担に繋がる可能性があるのでその場だけのものは良しとせずに、お客様と『永く使えるものを一緒に造って行きましょう』というお話をさせてもらいます」

3.かっこいいと思えるもの、かっこいいと感じる感覚を大切にしたい

「例えば、お客さんの思っている『かっこいい』が、自分たちの『かっこいい』と一緒かもしれないし一緒じゃないかもしれないんですよね。その点でここに来てもらうと、自分たちの『かっこいい』を感じてもらうことができて、お客さんとの感覚とあっているか、具体的にどうあっているのか、そういう確認ができると思うんです。あとは、ここはリノベーション会社ですが、バーガーショップに住宅、店舗リノベーション広告や不動産物件詳細等のチラシを貼ってしまうと、かっこいいと思っている空気感を壊すことになると思う部分があって、そこは世界観を大切にしています。今はそう考えていますが、また必要性や時代にあわせて変えていくのもありだと思っています」

4.お客さんとはパートナーとして、お互いに協力できる関係を大切にしたい

「お客様は神様というのではなく、施主と施工がパートナーとしてお互いの特徴や領域をリスペクトして協力できる関係性が理想だと思っています。最近の方は情報収集に長けていて、我々が知らないアイテムを使いたいというご要望があることもあります。それに対してはプロの目線で実際にどういう点に注意すると良いか、住んだ先に不都合が出ないような採用の方法を提案します。そうすることでより良い住まいに繋がると思うんです」

SCOMOのスタッフ自慢をお願いします

・現場監督経験者がほとんど

「現場を知っているから、リアルな提案ができます。見積をみたら適性かどうかがわかります。単なる見た目のコストではなく、例えば外壁塗装の70万円と120万円の見積があったとして、コスト優先でない場合は、70万円の内容がどんなものか、2度塗りだけでないか、塗料の質はどうかなど詳細を確認することで予算と照らしあわせて確認や提案をすることができます」

・チームワークが良い

「家づくりはいろんなプロフェッショナルがいてそれぞれの立場があって、調整が必要なのですがスタッフのチームワークが良いのでスムーズに作業が進む環境が整っていると思います」

・仕上げのフォローが丁寧

「家づくりには手直しや是正はつきものですが、完成してからが本当のお付き合いなので、アフターフォローが大切です。地元の皆さんと一緒に育っていきたいので皆さんにも満足いただきたいですし、自分たちも胸の張れる仕事をしたいとの想いでやっています」

まとめ

 

「まずは、近所のみなさんが気軽に来られる場所になりたい」と宮路さん。天井の高いゆったりした空間で、音楽を聴きながらバーガーを食す。おうちのことで聞きたいことがあったら、気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

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会社紹介:SCOMO RENOVATION

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特徴
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