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光るスイッチだから「ほたるスイッチ」!ほたるスイッチとはどんなスイッチ?

光るスイッチだから「ほたるスイッチ」!ほたるスイッチとはどんなスイッチ?

照明や換気扇をつける際に使うスイッチは、どのような家でも見かける設備です。身近な存在であるにもかかわらず、さまざまな種類があることを知っている人は少ないかもしれません。照明スイッチも場所や求める機能によって使い分けると、より暮らしやすい住まいを実現することができます。

今回はそんな照明スイッチの中でも、特に使い勝手がいい「ほたるスイッチ」について解説。同じような機能を持つパイロットスイッチとの違いについてもご紹介します。 

OFFの時に光るほたるスイッチ

 

皆さんの家の照明スイッチを見た時、大きく分けて2つの種類があることに気づくのではないでしょうか。1つは何の変哲もない無地のスイッチ。もう1つは、赤や緑のランプがついているタイプのスイッチです。

暗い場所で光るほたるスイッチ
今回ご紹介する「ほたるスイッチ」は、後者の光るスイッチに含まれる製品。ほたるスイッチの特徴は、操作する照明がOFFになっている時、スイッチ表面のランプが光る点です。照明がついていない真っ暗な中でもランプが光って見える様子が蛍に見えることから、その名がつけられました。

もともと「ほたるスイッチ」という名前はパナソニックの商標ですが、現在では一般的な名称として広く使われています。なお、電気工事士試験などで正式に用いられる名称は「位置表示灯スイッチ」です。

ほたるスイッチにはネオン管とLEDタイプがある
ほたるスイッチと一口に言っても、ランプ部分に使われている素材によってネオン管タイプとLEDタイプがあります。

当初ネオン管タイプのほたるスイッチが登場した際には、オレンジ色のランプが特徴でした。しかし、その後緑色のランプを使用したネオン管タイプが登場し、LEDタイプが登場してからも緑色のランプが引き継がれています。ほたるスイッチ=照明OFFで緑色に光るスイッチ、として広く認識されているのはこのためです。

なお、ほたるスイッチの本家であるパナソニックが販売している、最新タイプ「アドバンスシリーズ」で用いられているのは白色LED。この点からわかる通り、ほたるスイッチは必ず緑に光るというわけではありません。

消費電力は非常に少ないほたるスイッチ
電源がOFFの時にずっと光っているほたるスイッチ。小さな照明をつけっぱなしにしているのと変わらないため、消費電力が気になるという人もいるかもしれません。

一般的に用いられる100V用のほたるスイッチの消費電力目安は1時間あたり0.04W以下。1日20時間点灯したとしても、1ヶ月(30日)あたり24Wに過ぎません。1つの家で10個のほたるスイッチを使用しても電気代は月6.5円と紹介されており、家計にはほとんど影響のないレベルと言えるでしょう。 【スイッチ】ほたるスイッチの消費電力を、教えてください。

参考:よくあるご質問【スイッチ】ほたるスイッチの消費電力を、教えてください。

ほたるスイッチを付けたいのはこんな場所

照明OFFの時、暗闇でも光ってスイッチの位置を知らせてくれるほたるスイッチ。設置する場所を考えることによって、暮らしやすさをアップすることができます。具体的にほたるスイッチを取り付けるのがおすすめなのは、次のような場所です。

 ・トイレ、洗面所
 ・階段の照明
 ・寝室の枕元や入口
 ・玄関先の照明

トイレ、洗面所、階段は夜暗い中でも使用する可能性が高い場所。特に階段はスイッチの場所がよくわからないまま上り下りすると危険なため、スイッチの場所が一発でわかるほたるスイッチの導入がおすすめです。

また、玄関先の照明スイッチもほたるスイッチを導入したい箇所。夜帰宅した時、靴を脱ぐ前に照明をつけたいことがありますよね。靴を履いたまま押せる位置にほたるスイッチを設置しておけば、ストレスなく照明をONにすることができるのです。 

パイロットスイッチとの違いは?

ここまでほたるスイッチについて解説してきましたが、光るスイッチには他にも種類があります。続いては、同じく光るスイッチである「パイロットスイッチ」とほたるスイッチの違いについてご紹介していきましょう。

照明ONの時に赤く光るパイロットスイッチ
パイロットスイッチは、ほたるスイッチと同じくパナソニックが販売する照明スイッチの商標ですが、光るスイッチの一種として幅広く名前が知られています。

パイロットスイッチの特徴は、照明や換気扇などがONの時に赤く光ること。OFFの時に光るほたるスイッチは、暗闇でスイッチの位置がわかりやすい点がメリットでしたが、パイロットスイッチはつけ忘れ・消し忘れ防止に効果がある点がメリットです。

例えば、廊下にスイッチがあるタイプのトイレ・洗面所の照明スイッチ、ついているかどうかがわかりにくい換気扇のスイッチなどに広く使われています。

両方の機能を兼ね備えた「パイロット・ほたるスイッチ」
OFFの時に光るほたるスイッチと、ONの時に光るパイロットスイッチ。両方の機能を合わせたスイッチがあれば、より実用性が高く便利ですよね。そうした考えから生まれたのが、スイッチOFFの時に緑/ONの時に赤く光る「パイロット・ほたるスイッチ」です。暗闇での視認性確保・つけ忘れや消し忘れの防止、どちらにも効果のあるスイッチであり、オフィスや公共施設などでも広く用いられています。 

まとめ

今回は、照明スイッチの中でも頻繁に用いられるほたるスイッチとは何かご紹介してきました。暗い中でもどこにスイッチがあるのか教えてくれるほたるスイッチは、子どもやお年寄りにも優しいスイッチと言えます。小さな子どものいる家や、バリアフリー対応の家では積極的に活用していくといいでしょう。