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リフォームするなら照明プランにもこだわりを

リフォームで壁紙や床材にこだわるなら、人まかせにしたくないのは照明プラン。ライト一つで空間のムードは大きく変わるものですから、インテリアの重要な要素である照明プランにもこだわりたいものです。

ここではリビング、ダイニングキッチン、寝室の3カ所のイメージ別照明プランをご紹介。「○○な空間にしたいなら…」というアイデアを見ていきましょう。

リビングリフォームの照明プラン


HAGSアイテム:シーリングライト Olika オリカ

リビングをリフォームするなら、やっぱり家族の笑顔が集まる空間。明るさはもちろん、プラスアルファがあると、より楽しいリビングへとリフォームできるでしょう。

部屋全体を明るく照らしたい

明るいリビング!良いですね。部屋全体を明るく照らすなら、主照明が重要。狭めの空間ならスタンダードなシーリングライトを選びましょう。ライトには照らす能力に応じて「○畳用」という表記があると思いますから、実際のリビングより広い空間用のものを選ぶと良いでしょう。

広めの空間なら1つの大きなシーリングライトよりも、小さな照明を複数天井に埋め込むダウンライトの方が効果的。天井がスッキリ見える効果もあります。光が広がる拡散タイプのものを選べば、リビングをまんべんなく明るくできるでしょう。

部屋を広く見せたい

限られた広さのリビングを広く見せるには、部屋の隅を明るくすると良いといいます。ダウンライトを部屋の隅近くにも配置したり、四隅を間接照明やフロアライトで照らすようにすれば良いでしょう。

2つの表情を持たせたい

食事時は家族みんなで楽しく、夜は大人二人でムーディに。こんな空間を狙うなら、調光できる照明を選びましょう。みんなで集まるときは、明るさ重視の昼白色、夜はぬくもり感のある電球色といった風に、光の色が変えられるものが販売されています。

ダウンライトとボリュームスイッチを組み合わせて、光の強さを変えられるようにしたり、間接照明を多めにしたりするのも良いアイデア。ダウンライトは拡散タイプではなく、光をスポットライトのように落とすことができる集光タイプを選べば、より雰囲気あるリビングになるでしょう。

ダイニングキッチンリフォームの照明プラン


HAGSアイテム:ペンダントライト Ottone オットーネ

ダイニングキッチンをリフォームするなら、インテリアと同じくらい照明プランにも力を入れましょう。忘れてはいけないのは、お料理をする空間の照明。シンクやワークトップが暗くならないように、スポットライトやダウンライトを当てるなど、手元用の照明を工夫しましょう。

料理をおいしく見せたい

せっかくの料理も照明によって、おいしく見えたりそうでなかったりするものです。注意すべきはランプの光の色。オレンジがかった電球色のランプは、料理をおいしく見せる効果があるのです。他には落ち着きを感じさせ、リラックスさせる効果もありますから、ダイニングキッチンの照明プランにピッタリです。

一方で避けたいのが、青みがかった昼光色のランプ。集中力を増す効果があるのでワークスペースや勉強部屋ににぴったりなのですが、一方で、ダイニングでは料理の色が今一つに見えてしまいます。

雰囲気のある空間にしたい

主照明と補助照明、2種類に分けて照明プランを考えていくのがおすすめです。補助照明に使いたいのは、スポットライトやペンダントライト。主照明を落とせば、バーのような空間に早変わり。大人ムードのダイニングキッチンになります。

照明をDIYで一転させるなら、LEDライト付きのテープ(テープライト)がおすすめです。施工は貼り付けるだけですからとってもカンタン。造作棚に使ってコレクションをライトアップしたり、カウンターに使ってゴージャスなムードを作ったり。アイデア次第で様々な雰囲気が作れるでしょう。RGBタイプなら、リモコンやスマホで様々な色を楽しむこともできます。

寝室リフォームの照明プラン


HAGSアイテム:フロアスタンド CONFETTI-T

一日を終える寝室に欲しいのは、やっぱり落ち着きやくつろぎ感のあるムード。リビングのように明るくする必要がないなら、主照明を省いて補助照明だけでも良さそうです。

たとえばスポットライトを壁用と床用の2系統で用意しておけば、合計3種類のムードを演出することができるでしょう。何もない壁を照らすスポットライトは、間接照明のようでなかなかムーディです。

寝る前に読書がしたい

寝る前に読書が欠かせないという方も、パートナーの安眠を妨げるのは抵抗があるでしょう。読書灯は、集中した光を落とす集光タイプを選びましょう。壁に取り付けるブラケットライトも良いですが、床置きのフロアライトやダクトレールとスポットライトの組み合わせなら、部屋の模様替えにも対応できます。

照明プランにはスイッチも重要です

リフォームで照明器具のセレクトと同時に、しっかりと考えたいのはスイッチの位置。せっかくこだわった照明が使いにくくなりますから、慎重に考えたいものです。

近年ではリモコン付きの照明も増えていますが、気をつけたいのはリモコンの数がやたらと増えてしまいかねないこと。1台で何役もこなすマルチ(学習)リモコンやスマホをリモコン代わりにすることで「リモコンがない!」というストレスから開放されるはずです。

まとめ

照明の役割は、空間を明るくするだけではありません。雰囲気作りも照明の大切な役割ですから、照明プランによって空間は表情を大きく変えることでしょう。

家族が集まるリビングやダイニングキッチンをリフォームするなら、主照明と補助照明の2つを用意して、お好みのムード作りを楽しみましょう。照明プランこだわることで、空間作りの可能性も広がるはず。インテリアと同様に、照明プランにもこだわりたいものです。