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アメリカで普及拡大「スマートホーム」ってなに?

スマートスピーカーやスマートフォンの普及により、日本でも身近になってきた「スマートホーム」。世界的にはアメリカのシェアが最大で、すでに多くの家庭で何らかのスマートテクノロジーが取り入れられている一方、メリットの分かりにくさや住宅事情の違いから日本での普及は少し遅れているとも言われています。
今回は、そもそもスマートホームとは何か、導入のメリットとデメリット、アメリカでの技術トレンドと合わせてお伝えしていきます。

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スマートホームとは?

スマートホームとは、IoT(Internet or Things=モノのインターネット)やAI(Artificial Intelligence=人工知能)の技術を活用し、より快適な生活を実現する家のこと。1980年代にアメリカで最初に提唱された概念とされています。

具体的には、電化製品や情報家電製品などの「デバイス」と、これらを操作するためのスマートフォン・タブレット・スマートスピーカーなどの「管理システム」を連携させて、一括管理や遠隔操作を可能にし、住みやすさや省エネを叶えようとするものです。

スマートホーム導入のメリットとデメリット

スマートテクノロジーに興味があっても、この分野には多くの企業や製品があるため、最初はその情報量にやや圧倒されてしまいますよね。実際どのようなメリットとデメリットがあるのか、その一部をご紹介します。

スマートホームのメリット

  • 省エネ、節電につながる
    スマートホーム化によって家電操作を制御できるようになると、テレビ、エアコンや照明のつけっぱなしといった電力のムダ遣いを防ぐことが可能になります。エネルギー効率が向上すれば環境にも優しく、光熱費の節約にも繋がるでしょう。

  • 利便性の向上
    例えば小さな子供のお世話や料理などで手が離せない時、洗濯物を抱えて両手が塞がっている時、視覚が不自由な方や高齢者の方でもハンズフリーで声による家電操作が可能になるなど、生活の利便性は大きく向上するでしょう。

  • 時間の節約
    これまで家電ごとにバラバラだったリモコンを探す手間などが省け、操作が一括管理でシンプルになります。また、毎日使う家電のオンオフやカーテンの開閉といったルーティン動作を自動化することも可能で、家事の時短に繋がるでしょう。

  • 防犯、セキュリティ強化
    例えばスマートロックを導入すると、鍵の閉め忘れを外出先から確認し、開閉の遠隔操作が可能になります。カメラやセンサー等と合わせて活用することで、遠隔でも来客の確認や侵入者の検知ができたり、高齢者やペットの見守りに役立つなど、生活全般における安全性の向上が期待できます。

スマートホームのデメリット

  • 導入の初期費用
    スマートホーム化するためには最初に相応の機器を新たに購入しなければならないため、導入にはコストがかかります。価格や導入タイミング、必要な分野を慎重に考慮する必要があるでしょう。

  • セットアップにITの知識が必要
    特に初期の設置・設定には、ITに関する知識が多少は必要になる場面もあるでしょう。あらゆる年代、立場の人の利用が想定されているものではありますが、不慣れな場合は理解に手間取ることもあるかも知れません。

  • インターネット依存とセキュリティ対策の必要性
    スマートホームは常時安定的なインターネット環境が必須であり、接続環境が悪いとスムーズな操作ができず、スマート化の効果が十分に得られない可能性があります。
    同時にそのようなインターネット依存の状態では、サイバー攻撃やハッキング等のリスクが避けて通れません。メンテナンスやアップデートを怠らず、セキュリティ対策をしっかりと行っていくことが重要になるでしょう。
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アメリカにおけるスマートホームの技術トレンド

スマートホームで実現可能なことは数多くありますが、ここではスマートホーム先進国であるアメリカでの技術トレンドを3点ご紹介します。

統合化(Integration)

スマートホームがハイエンドな住宅のみならず、すでに一般的なものに移行しつつあるアメリカ。その背景にはスマート技術の「統合化」のめざましい進歩があると言われています。統合化とは、デバイスにオープンな相互接続性を持たせ、使いやすさを向上させること。スマートフォン、Wi-Fi環境、コンセントさえあれば簡単に多くのデバイスを接続できる状態になり、多くの人にとってスマートテクノロジーの導入ハードルが低くなってきています。

健康管理

パンデミックによって需要が高まっていると言われるのが、スマートテクノロジーによる健康管理です。これまで広く採用されてきたスマートサーモスタット(冷暖房の遠隔操作)に加え、空気の質を改善するための湿度センサーや空気清浄機、おうちでの運動をサポートするスマートワークアウト、キッチン、ベッドやトイレのスマート化など、住む人の健康に寄与する分野の技術に高い関心が寄せられています。

セキュリティ管理

戸建が多く、サイズも大きいアメリカの家ではホームセキュリティ分野でのスマート化のニーズが高く進歩が続いています。スマートロックやスマートドアベルはもちろんのこと、ガラスの割れる音や家電のアラート音の検知、火災の監視、カメラを用いた留守中のペットや子供の見守り、宅配便の配達確認など生活全般の安全性を高める機能です。セキュリティ機能付き家庭内ロボットの研究開発もこの先さらに進んでいくとみられています。

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まとめ

スマートホームには、日常生活に安心・安全、健康、快適、便利をもたらすたくさんの可能性がありそうですよね。もちろん国によって住環境には違いがあり、課題もゼロではありませんので、ライフスタイルに合わせ、必要な分野を見極めながら、ご自身が「こんなことができたら便利だな」「あったらいいな」と思うものから検討してみるのはいかがでしょうか。

writer:チチ(アメリカ在住)

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