新築住宅の建築や、中古住宅+リノベーションなど、家づくりは大きな買い物です。せっかく家づくりをするなら、後悔のないようにしたいですね。
そこでおすすめなのが、ドリームノートです。どんな家にしたいか、家でどんな風に過ごしたいかなど、家づくりへの考えや具体的なイメージをノートに書いて、家づくりに活用してみませんか。こちらの記事では、ドリームノートに書く項目や注意点などをご紹介します。
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ドリームノートに書きたい項目6つ
ドリームノートには、どんなことを書くとよいのでしょうか。書いておきたい6つの項目をご紹介します。
1.現状の不満な点・よい点
毎日の暮らしの中で、不満な点を挙げていきましょう。たとえば、リビングのコンセントが足りない、家事動線が悪い、キッチンの収納が少ないといった、具体的な不満を挙げます。細かく書いておくと、家づくりに反映しやすくなります。気付いたときにその都度メモしておくことで、抜けやモレを防げるでしょう。可能であれば、不満点を解消する方法も併せて記載します。
また、今までの経験からよかったと感じている部分についても書き出します。今の家のここは使いやすい、満足しているといった項目を挙げておくことで、家づくりの際に引き継ぐことができます。
2.理想の暮らしのイメージ
どんな家に住みたいか、どんな生活をしたいか、何をしたいかといった、理想の暮らしを書き出します。家庭菜園をしたい、効率的に家事をしたい、広いリビングにしたい、キッチンは対面にしたいなど、新しい暮らしのイメージを膨らませてみましょう。家族で楽しく話しながら書き出していくと、アイデアがたくさん湧きだしてくるかもしれませんね。インターネットやテレビ、雑誌などで見つけた気になる情報や、参考になる情報なども書き込んでおきます。
3.取り入れたい設備
食器洗い乾燥機や浴室乾燥機、省エネ家電、タンクレストイレなど、取り入れたい設備を挙げていきます。無垢材や珪藻土など、使いたい素材もあれば書き出します。ただし、機能性の高い設備や最新設備、こだわった素材ばかりを取り入れると、予算オーバーになるため、本当に必要かを見極めることも大切です。
4.デザインやテイストの希望
外観やインテリアのデザインを、どんな雰囲気にしたいかも記載します。ナチュラルや北欧風、モダン、インダストリアルなどさまざまなテイストがあります。雑誌やSNSなどで調べると、イメージにマッチしたデザインが見つかるでしょう。気になる写真やイラストを見つけたら、切り抜いてノートに貼っておきます。相手に伝える際、写真やイラストは、言葉よりもイメージ違いが起こりにくいです。
5.家づくりの予算やスケジュール
家づくりは、予算とのバランスをとる必要があります。今の家賃や駐車場代、家づくり用に貯めているお金などを考慮し、どのくらいの予算をかけられるのかを記載します。特に、子どもの入学に合わせたい、賃貸住宅の更新までに引っ越したいなどの希望がある場合は、家づくりのスケジュールを立てておきましょう。
6.希望やアイデアに優先順位をつける
たくさんのアイデアや希望を書き出したら、絶対に譲れないものや、予算次第ではなくてもよいものなどの優先順位をつけます。〇△×で書き込んでおくと分かりやすいでしょう。家づくりでは、予算とのバランスを考えると、諦めざるを得ないことも出てきます。あらかじめ優先順位をつけておくことで、家づくりをスムーズに進められます。
家づくりでドリームノートを作るメリット
主なメリットとしては以下の4つが挙げられます。
- 頭の中が整理できる
- 家族それぞれの意見を共有できる
- 建築会社や施工会社が決まったときにイメージを伝えやすい
- 予算と希望のバランスを考え、やりたいことを絞り込める
漠然と家づくりに対する希望やイメージが頭の中にあるだけでは、考えがまとまらなかったり、家族で情報共有しにくかったりします。ノートに書き出すことで、考えが整理され、家づくりの目的や理想の暮らしが明確になるでしょう。家族との共有もできます。
さらに、家づくりに対する希望や情報がノートに整理されていると、プランニングや施工を依頼する会社との打ち合わせの際に役立ちます。理想の暮らしやイメージを伝えやすく、伝え忘れも防げます。
また、あれもこれもやりたいと希望のままに進めていては、予算オーバーしてしまうことも。ドリームノートで優先順位をつけておくことで、予算とのバランスをとる際に役立ちます。
ドリームノートを作る際の注意点
メリットの多いドリームノートですが、作る際には以下の点に注意しましょう。
- 余裕をもって作る
- 家族みんなの意見を取り入れる
- 理想だけでなく現実味をもたせる
家づくりにおいては決めることが多いため、早めにドリームノートを作ると安心です。適当に決めると後悔することもあるので、不満点や希望、理想の暮らしなどをしっかりと書き込める時間を確保しましょう。
また、家族で住む家であれば、みんなの意見をバランスよく反映させることで、家族が住みやすくなります。いろいろな視点からの意見によって気付くことがあったり、子どもの柔軟な発想が、理想の家づくりに役立ったりするでしょう。
最初は思いつくままにアイデアを書き出していきますが、理想ばかりではなく、予算やスケジュールなども記載して、現実味をもたせることも必要です。
まとめ
家づくりにおいては、イメージと違った、もっとこうすればよかったという後悔をしてしまうこともあります。ドリームノートを作成することで、新しい暮らしでの生活を具体的にイメージできます。理想の暮らしに近づける手助けになるでしょう。後悔のない家づくりのために、ドリームノートを作ってみてはいかがでしょうか。
writing:ハナミ
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