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内窓をリビングと洋室の間に取り付けるリノベーション・リフォームの価格・事例・注意点|リノペディア

リノペディアとは
リフォームやリノベーションの実際のユーザーの声をもとに、現場からその工事にかかる費用・工期・注意点などのポイントをまとめた工事事典です

監修:空間プロデューサー 岡野 潤
「引き渡しからが本当のお付き合い」。施工責任者・アフター責任者として、住んでからの小さな改良工事や疑問点・お困りごとの相談など全般を担う

 

今回のテーマ
リビングダイニングと洋室の間に内窓を取り付ける工事

完全版|玄関土間リノベーション
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1.この工事で影響する場所は?

内窓を取り付ける壁

窓を取り付ける面の壁に穴をあけます。

壁紙(クロス)の交換

  1. 窓を取り付ける面の壁の壁紙(リビング側・洋室側)を交換します。
  2. 希望に応じて、窓面ではないけどつながっている壁(リビング側・洋室側)や天井の壁紙交換が必要な場合があります。

巾木の交換

壁紙(クロス)を交換する場合、その壁面の巾木交換も必要となる場合があります。

コンセント/スイッチの移動や交換

場合によっては、コンセントやスイッチの位置を変えたりプレートを交換する可能性があります。
その場合、電気配線にも影響がある場合があります。
取り壊す壁内に配線がないかどうかも確認が必要です。

2.費用相場

  • 全体で15万~50万円程度
  • 使いたい内窓の価格等により費用が変わります
  • 費用には、壁の解体撤去・部材費・工賃・諸経費・ごみ処理があります
  • 窓枠の材質には木製・アイアン・アルミ・ステンレス製など、また既製品かカスタムオーダー品かによっても幅があります
  • 窓のガラスも無色透明なガラスや柄の入った曇りガラスなどの選択により変動します

3.工期の目安

工期

3~5日(状況により異なります)

4.工事の流れ

  1. 養生
  2. 壁を壊す(窓の部分に穴をあける)
  3. 下地を整える
  4. 窓を付ける
  5. 壁を整える(クロスを貼る)

現場の状況で変更になることもありますが、基本の工事手順は上記となります。

5.内窓をリビングと洋室の間に取り付ける工事のリノベーション・リフォームの事例

事例1|腰窓

トップ画像と同じ事例です。リビングダイニングと隣り合う洋室の間に腰窓を取り付けています。内窓設置で壁が抜けたことにより空間全体の解放感がアップしました。

この事例の取材記事はコチラ
一級建築士 金子の自宅リノベーション「かねこんち」

事例2|上部に滑り出し窓

こちらは白い壁の上部に滑り出し窓を設置した事例です。窓位置が高いので互いの部屋を干渉することなく集中できる環境づくりができます。例えば、ウォークインクローゼットなどもともと窓のない部屋をリノベで書斎やワークスペースにするといった場合にも有効です。

事例3|壁いっぱいの腰窓

 

事例2とは逆に、こちらは壁いっぱいに窓を設置した事例です。広く光を取り込み、双方の気配を感じつつも空間としては独立したデザインになっています。部屋に広さがなくても、大型の窓で抜け感を出すことで閉塞感が和らぎます。

6.業者の選び方チェックポイント

1.工事品質 

事前の現場確認の記録を残しているか
当たり前のことですが、寸法などの記録をしっかりとることです。

養生をしっかりしているかどうか
工事の際には特に、通路・エレベーターなどの共有部分に養生の仕方に差が出ます。丁寧さはこういう場所に出るというのは現場でも大切にしています。

現場を裸足で歩けるか
整理整頓ができている現場は釘などの危険な工具が落ちていません。部材の整理整頓はもちろん、ほうきと塵取りでこまめに掃除ができる環境であることも大切です。

リスクの説明があるか
中古リノベーションの場合は、現場の状況により希望していた工事が出来ないケースがあります。契約の前にリスクの説明があるか確認しましょう。

2.デザイン提案力

メーカー品以外の提案ができるか
有名メーカーのアイテムは、どの業者でも比較的見積を取りやすいですが、有名メーカー以外への知見もあるかが一つの基準になります。

ニーズにあった提案ができるか
ヒアリング時に「どのアイテムが良いか」だけでなく、「なぜその窓が良いか」や、「使い方」のヒアリングがあると、ニーズに沿った提案があることが期待できます。アイテムが決まっている場合は個人でインターネットで価格を確認しながら選択できるメリットがあります。デザイン提案を期待するのであれば、使い方を含めたデザイン案を出せる業者が良いでしょう。

7.工事の際の注意点や意外な落とし穴

壁の状況の確認

壁に穴をあけられるかは、壁を叩くことでおおよその見当を付けることができます。壁式構造の場合は壁を壊すことができないケースや穴を開けられる位置が限定されるケースがありますので事前に現場を確認することが大切です。また、スイッチやコンセントの位置の確認も必要です。
戸建ての場合は窓の設置を予定している壁が、壊す事のできない構造壁である場合や筋交いに注意が必要です。

施工範囲の確認

1の「工事で影響する場所」にある部分について工期やコストに関わる部分ですので、壁紙の工事をつながっている壁全てを対象にするのか工事した面だけにするのかを事前に確認することが大切です。またコンセントやスイッチボックスの移動や追加の検討を忘れがちなので注意すると良いでしょう。

窓の開閉確認

内窓に突き出し窓を使う場合には、どちらの方向に突き出すか、危険はないか、近くのドアを開く時にぶつからないかも確認しましょう。

8.よく利用される内窓アイテム

HAGSアイテム:【HAGSオリジナル】木製室内窓‐tanoji

写真は現場塗装でインダストリアルにもあう黒に仕上げた内窓の事例です。ガラスに種類があり、すっきり透明ガラスからモザイク調まで異なる透け感から選べます

 

 

HAGSアイテム:【HAGSオリジナル】木製室内窓‐yoko

木製の質感を生かした内窓です。
こちらもガラスに種類があり、すっきり透明ガラスからモザイク調まで異なる透け感から選べます

 

9.まとめ

この「リノペディア」では、リフォームやリノベーション時のモヤモヤを一つずつ紐解くことで、後になって思いもよらない事態に陥ることがないよう、実用的な注意点をお届けしています。費用は現場の状況や時期により異なる点、工期や状況も現場の状況が優先されますので、ここに記載された情報を参考に、事前に業者にしっかりと確認をするようにしましょう。

 

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