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シーリングファンは季節で向きを変えるのがオススメ

シーリングファンは季節で向きを変えるのがオススメ

勾配のある天井や高い天井にかかるシーリングファンは、インダストリアルな雰囲気や南欧風の雰囲気を醸し出していてとてもオシャレですよね。照明器具と一体になっているものやファンだけのものなど、バリエーションにも富んでいます。広いリビングに一台あるだけでも目線が天井付近に行き、インテリアのアクセントになります。

「どのようにシーリングファンを使えば効果的なのか」「マンションには取り付けることができるのか」など、調べた結果をお伝えします。

シーリングファンとは?

シーリングファンは季節で向きを変えるのがオススメ

シーリングファンとは、「輸入住宅や海外の住宅の天井付近についている大きな扇風機のような装置」というイメージが一般的ですね。

世界で初めてシーリングファンを作ったとされているのが、アメリカのテネシー州に本社を置くハンター社(Hunter Fan Company)です。130年以上の歴史があり、たくさんのシーリングファンを生み出してきた老舗です。

素材はアイアンや木製のものが主流で、シンプルなものから豪華な百合型の電球ライトが付いているものまで様々。御自身のこだわりを詰め込んだアイテムを探すのも楽しみのひとつです。

シーリングファンはインテリア性の高さだけでなく、天井から空気を攪拌してくれるという役割も持ち合わせています。冬は暖かな空気を足元に送り、夏は涼しい冷房の風を部屋全体に送り込んでくれます。空気の流れを作り温度や湿度を快適に保ってくれるので、小さなお子様がいるご家庭には嬉しい作用といえるでしょう。

シーリングファンはマンションにも取り付けることができる

シーリングファンは季節で向きを変えるのがオススメ

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主に輸入住宅の一軒家といった天井が高い家に取り付けるイメージがあるシーリングファンですが、マンションにも取り付けることはできます。

とはいっても、マンションでは天井を高くすることはできません。マンションの天井は2400mm〜2500mmが標準です。大きなシーリングファンを選ぶと圧迫感を感じる高さになっているので、選ぶシーリングファンは薄型のシンプルなタイプがベストでしょう。天井までの高さが2500mm以上ある場合は、吊り下げタイプを避ければ薄型でなくても設置することができます。

天井の強度についてですが、シーリングファンは意外と重さがあります。取り付けの際には天井の強度を確認することが最重要です。シーリングファンの重さは軽量タイプでも6kg前後あり、大きなものになると10kg近いものも。天井の耐荷重を調べるには、天井に照明器具などを取り付ける際の「ローゼット」と呼ばれている器具の種類で、ある程度の耐荷重の目安を知ることができます。

耐荷重5kgまでとされる角形引掛シーリング・丸型フル引掛シーリング・引掛埋込ローゼットの場合は、シーリングファンを天井にネジで固定しなければならないため天井に穴を空けなければなりません。

耐荷重10kgまでとされるフル引掛ローゼット・引掛埋め込みローゼットというタイプは、既に取り付けるための穴が空いているので天井に新たに穴を空ける必要はありません。ハンガー金具が天井に直接ついている場合は耐荷重10kg以上であることも多く、マンションにつけるタイプのシーリングファンを支えるには充分な耐荷重となります。

効果的な風向きの方向は

シーリングファンは季節で向きを変えるのがオススメ

シーリングファンは天井から吊るされたファンが回ることによって風を生み出し、室内の空気を回して温度を一定に保つ作用があります。効果的に使うには、どのように回せばいいのでしょうか。

夏は暑く冬は底冷えするような寒さ、そんな状態を解決するためには少しコツがあります。シーリングファンはエアコンとは異なり、空気を攪拌するだけで直接室内の気温を左右することはありません。大事なのはエアコンとの併用で、シーリングファンの羽の向きになります。

夏場に冷房の効果をフルに発揮するためのファンの向きは、下向きの送風です。エアコンを利用して作られた冷たい空気を下方に送り込むようにするのです。

冬場はエアコンをつけると上方に暖かい空気が溜まってしまい、下方には冷たい空気が残されてしまいます。それにより、頭部は暑いくらいなのに足元は寒いといった厄介な現象が起こります。その状態を解消するには、シーリングファンの向きを上向きに設定するといいでしょう。室内の空気が循環するようになり、とても快適な状態を作り出すことができます。

シーリングファンをつけるとどんなメリットがある?

シーリングファンは空気の攪拌を行ってくれるのですが、そこから生まれる節電効果もとても高いと注目されています。エアコンの冷暖房を必要以上に使うことがなく、またシーリングファン自身が必要とする電気代もACモータータイプなら月に900円ほど。DCモーターと呼ばれる直流電源タイプなら、その半分の月450円ほどです。

DCモータータイプはACモータータイプよりも消費電力が少ない上に振動や音も小さく、小さなお子様がいるご家庭でも使いやすいものになっています。

初期費用はACモーターより高くなってしまうのですが、将来的なランニングコストをみるとDCモーターの方が節電効果が高くなります。

そして、シーリングファンはとてもオシャレ。天井でゆったりとくるくる回るファンは、インテリア性も高くオシャレなお家にはぜひ設置したいアイテムです。

まとめ

シーリングファンはシンプルなものからライト付きの豪華なものまで様々で、インテリアのアクセントにもなります。室内の空気の循環も管理できて節電効果も高く、最近ではマンションに取り付ける人が増えてきています。

最初に思っていたよりも取り付けのハードルはグッと下がったのではないでしょうか。ぜひ一度ご検討ください。