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壁面収納のリフォームにかかる費用は?価格を抑える方法も詳しく解説

壁面収納の魅力は、限られたスペースでも比較的大容量の収納が実現できることと言われます。スッキリとした部屋にしたい方は、壁面収納のリフォームを検討しましょう。

今回の記事では、壁面収納のリフォームにかかる費用をまとめました。DIYでリフォームした場合の費用も紹介しますので、収納スペースを増やしたい方はこの記事を参考にしてください。

壁面収納のリフォームにかかる費用

壁面収納には大きく分けて3種類の施工方法があります。

・オーダー家具による壁面収納
・システム家具による壁面収納
・DIYによる壁面収納

ここでは、それぞれのリフォームにかかる費用を紹介します。

オーダー家具による壁面収納でかかる費用

オーダー家具のメリットとして、部屋の雰囲気や収納したいアイテムの量に合わせてデザインやサイズを変えられることがまず挙げられます。デッドスペースを収納スペースにしたり、こだわりの素材を使ったりできるでしょう。

家具に合わせて部屋のデザインを変えるのではなく、部屋のデザインに合わせた家具を設置するので収納スペースにムダが少ないのも魅力です。オーダー家具による壁面収納を採用した場合の費用メドは20~100万円とされます。ただし、希少価値の高い素材を使用する場合にはさらに高額になるでしょう。

システム家具による壁面収納でかかる費用

システム家具とはデザインやサイズが統一された家具のことです。複数のサイズやデザインがあり、部屋の雰囲気や予算に合わせて選びます。システム家具のメリットは、オーダー家具に比べて価格が安いことと言われます。また、生活スタイルの変化に合わせてデザインを変えることも可能です。システム家具による壁面収納を採用した場合の費用はおおよそ20~80万円です。ただし、特注のサイズをオーダーした場合には高額になるでしょう。

(参考:リフォーム基礎知識「壁面収納を作るメリットは?リフォーム費用の相場や注意点まとめ」

DIYによる壁面収納

DIYによる壁面収納のメリットのひとつは、自分好みのデザインやサイズにできることです。また、オーダー家具やシステム家具よりも費用を抑えられます。一方で、手間や時間がかかるというデメリットもあります。DIYによるリフォームについては、メリットとデメリットを考慮して、慎重に検討しましょう。

DIYで使用する道具は以下の通りです。

・下地探し
・ロイヤルチャンネルサポート
・ブラケット
・化粧棚板

DIYによるリフォームをする場合は、ホームセンターやウェブサイトなどで道具をそろえましょう。購入する店によってかかる費用も異なります。

リフォームの費用を抑えるための方法

壁面収納のリフォームをする際には、できるだけ費用を抑えたいと思うのではないでしょうか。ここでは、リフォームの費用を抑えるための方法を4つ紹介します。

グレードを下げる

リフォームでは、材料費を抑えることでコストを下げることも可能です。カタログを見るとグレードの高い商品に目が向きがちですが、安くてデザイン性の高い商品もあります。機能性は高いものの、実際に使ってみたら必要がなかったというケースもあるでしょう。また、見える部分は高品質の商品を用いて、見えない部分はグレードを下げるという方法もあります。

適切なサイズにする

将来に備えて大きなサイズを購入する方もいますが、予算を重視する場合は大きすぎないサイズにするとよいでしょう。リフォームをする際には、どのくらいのスペースが必要なのかを調べておくのも大切です。収納する物量を事前に明確にして、適切なサイズの家具を購入しましょう。

リフォーム業者に在庫状況を聞く

システム家具を設置する場合には、リフォーム業者に在庫状況を尋ねておくのもおすすめです。最新モデルの家具は価格が高い傾向にあるので、古いモデルを選ぶと費用を抑えられることもあります。システム家具を取り付けるときは、型落ちのモデルの購入が可能なのかも尋ねてみましょう。

扉を取り付けると費用がかかる

一般的に扉を取り付けと、その分の費用がかさみます。壁面収納のリフォームをする場合には、扉の有無を検討しましょう。扉には引き戸タイプと開き戸タイプの2種類がありますが、コストを重視するなら開き戸タイプがおすすめです。引き戸タイプよりも費用を抑えられるでしょう。

マンションの壁面収納は注意が必要

マンションでは一般的に管理規約が設けられています。管理規約の中にはリフォームに関する事項もあり、制限を設けている場合もあるでしょう。リフォームをする際には、管理会社への事前の相談をおすすめします。

マンションの中には、壁に穴を空けることを禁止しているところもあります。マンションの壁面収納をお考えの方は、リビングボードのような床と天井で支えるタイプの家具がよいでしょう。ただし、デザイン性の高いリビングボードを取り付けると費用がかかると覚えておいてください。

まとめ

壁面収納のリフォームにかかる費用は施工方法によっても異なります。オーダー家具による壁面収納は費用が高くなり、システム家具による壁面収納は安い傾向にあります。DIYによるリフォームなら大幅なコストカットも可能ですが、一方で手間や時間もかかるので注意しましょう。

リフォームの費用を安く抑えるにはグレードを下げる、適切なサイズにするという方法もあります。古いモデルを取り付けると、グレードを落とさずに費用を抑えられるかもしれません。また、扉の設置費用を抑えたい方は、開き戸タイプがおすすめです。リフォーム業者と相談しながら、壁面収納のデザインを決めていきましょう。