この記事を書いたのは
はせがわ あかね|整理収納アドバイザー
作業療法士として働きながら、整理収納・子育て・インテリアなど暮らしに役立つアイデアを発信。
あなたらしく「暮らしやすい」空間づくりを提案します
こんにちは!片づけクリエイターのはせがわあかねです。
水回りの使い勝手は、「生活の質」に直結すると言っても過言ではありません。設備を取り替えたり、間取りを見直したり、住宅の中でもリノベーションの需要が高い場所となっています。
そこで今回は、快適な動線とスゴ技収納が光る洗面所のリノベ事例を解説とともに4つご紹介します。
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動線を意識!快適な洗面所リノベ事例
「動線」とは、家の中を人が自然に通る経路のことを指します。まずは、その「動線」を工夫することで快適な洗面所を叶えているリノベ事例からご紹介します。
・回遊動線で朝時間もスムーズに
こちらは、元々浴室があった場所と洗面スペースの位置を入れ替えたというリノベ事例です。その結果、キッチン・パントリーと洗面所が繋がり回遊動線が生まれています。
パントリー側・廊下側どちらからでもアクセスできるため、忙しい朝の時間帯でも出入口が混まず快適に使うことができます。ただ、水回りの位置を入れ替えただけ。たったそれだけのことですが、動線が変われば暮らしが変わるというお手本のような事例です。
・独立した手洗いスペース
ここ数年のウイルス対策で、すっかり定着した手洗いや消毒。もちろん消毒も大事ですが、流水でしっかりと手洗いを行うことが効果的だと言われていますよね。そんな時代背景もあり、少しずつ需要が高まっているのが手洗い専用の洗面スペースです。
こちらの事例は、元々収納であった場所に手洗い場を設けています。玄関の近くにこういったスペースがあると、帰宅後すぐに手洗いができて安心です。これからの季節、花粉対策としても嬉しい間取りです。
スゴ技収納が光る洗面所リノベ事例
ここからは、秀逸な収納アイデアに特化した洗面所の事例をご紹介します。
・収納力抜群の大型壁面収納
こちらの事例で一際目を引くのは、上から下まで壁一面を大胆に使った壁面収納です。オーナー一家はキャンプが趣味ということで、なんとクーラーボックスなどのキャンプ道具が収まるように設計されています。
アウトドアツールは玄関や納戸に収納するケースが多いのですが、水回りに収納することでアイテムのメンテナンスがしやすいといったメリットがあります。
・小物が片づく小技収納
こちらの事例でも、壁面収納が活躍しています。洗面所・脱衣場は、タオルやパジャマ、下着、シャンプーなどの小物が多く集まるエリアです。こういった細々したモノの「ちょい置き」が原因で、部屋がなかなか片づかない!なんてことはよくある話。
これを回避するには、小さなモノにもひとつひとつに住所(戻す場所)を与えることが大事なんです。写真のように、壁一面でなくとも洗面台の下や横など、ちょっとしたスペースに収納があるととても重宝しますよ。
あちこち移動せずその場で座ってメイクができるように、椅子が収納できる高さに洗面台を設計している点もお見事です。
快適な洗面所リノベ~番外編~
・二口の蛇口で効率よく
動線や収納以外に、洗面台そのものに工夫を凝らすことで暮らしやすさを叶えているのがこちらの事例です。
大きな洗面ボウルに、二口の蛇口。家族が多くても、蛇口が2つあるおかげで作業効率がぐんとアップします。また、収納付きのミラーは、生活感を抑えつつ必要なモノをしっかりと保管してくれるアイテムです。
「何を選び、何を使うか」という判断も、使い勝手の良い洗面所にするためには重要ですね。
まとめ
水回りの使いやすさは、その後の暮らしを左右する重要な要素です。大掛かりなリノベーションでなくても、ライフスタイルに合った動線・収納を意識することで、快適な洗面所を作ることができます。今回紹介した事例以外にも、目から鱗のリノベ事例をたくさん見ることができます。是非、参考にしてみてくださいね。
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