この記事を書いたのは
はせがわ あかね|整理収納アドバイザー
作業療法士として働きながら、整理収納・子育て・インテリアなど暮らしに役立つアイデアを発信。
あなたらしく「暮らしやすい」空間づくりを提案します
こんにちは!片づけクリエイターのはせがわあかねです。
家は、人生の土台となる大事な場所。特にこどもにとっては、脳の発達や感性が形成される大事な時期をともに過ごす場所でもあります。家づくりをするなら、大人もこどもものびのびと過ごせる快適な空間にしたいですよね。
そこで今回は、「こどもが暮らしやすい家」のリノベアイデアをご紹介します。
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こどもが暮らしやすい家のリノベアイデア
「こどもが暮らしやすい家」とは、どんな家でしょう。「子育てがしやすい家」「賢いこどもが育つ家」など、こどもとの暮らしをコンセプトにした家はたくさんありますが、「こどもが暮らしやすい家」を考えるときには、“こどもの目線”に立ってみることが重要です。
それではここから、実際のリノベアイデア事例を解説していきます。
アイデア1:片づけやすい収納
衣類に学用品におもちゃなど、こどもが扱うものはどうしても散らかりがち。こどもの数が多いほどモノも多くなりますから、ますます片付きにくくなってしまいます。
こどものモノが散らかり放題になってしまう家は、モノの定位置が明確でない場合が非常に多いです。一方、何十人、何百人とこどもが集まる学校は、自宅に比べ整理整頓されていますよね。これは「モノの定位置が決まっている」こと、「こどもが出し入れしやすい収納」があるからです。
こちらは、こどもが多い家庭のリノベ事例です。このロッカー、小学校のロッカーに似ていませんか?縦列を人別に使ったり、マスごとに収納するモノを決めることで、こどもにもわかりやすく、片づけやすい収納となっています。「片づけなさい!」と注意されるストレスがなくなるリノベアイデアです。
アイデア2:自分だけの秘密基地
幼い頃、手作りの段ボールハウスや押し入れの中で遊んだ経験はありませんか?こどもは想像の天才。不思議とコンパクトなスペースほど、想像力が膨らみなんだかワクワクするものです。
こちらは、部屋ひとつひとつを広くとった開放感のあるリノベ事例です。写真は、その一角にあるスペース。おもちゃや絵本、衣類など、こどものアイテムがぎゅっとまとまっています。
左側には作業台のような家具があり、収納だけでなく創作活動も捗りそうです。家の中にまるで秘密基地のような自分だけのスペースがあるのは嬉しいですよね。
アイデア3:のびのび遊べる多機能スペース
こどもの仕事は、元気よく遊ぶこと。走り回ったり、飛び跳ねたり、体を使った遊びは脳と体の発育にも良い影響をあたえます。
長期化しているウイルス感染対策で外出の機会が減り、自宅で過ごす時間が長くなったと感じている人も多いのではないでしょうか。そこで懸念されるのが、こどもの運動不足です。本当は体を動かして遊びたくても、家に運動できるスペースがなければ仕方ありません。
こちらの事例は、躯体現しの天井と広い多目的ダイニングスペースが印象的。リビング横にはあえて壁を作らず、開放的な空間となっています。ハンモックをブランコ代わりに遊んだり、これだけ広いスペースであれば走り回ることも出来ます。「家の中でも目一杯体を動かしたい!」そんなこどもの希望を叶える間取りです。
まとめ
「片づけなさいって言われたくない」、「自分だけのスペースが欲しい」、「たくさん体を動かしたい」など、ハッキリと言葉には出さなくても、こどもにだって自分の住む家に希望やこだわりがあるはずです。
ご紹介したリノベアイデアを参考に、柔軟な発想で「こどもが暮らしやすい家」を叶えてみてはいかがでしょうか。
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