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こだわりを魅せる。インダストリアルな素材を使ったインテリア

こだわりを魅せる。インダストリアルな素材を使ったインテリア


 

インダストリアルとは?

インダストリアルとは「工業的」という意味のインテリア用語です。元々は英語の「industrial:産業、工業、工業用の、産業労働者の」という言葉から派生しており、インダストリアルデザインは「工業デザイン」や「工業意匠」といった意味になります。

インテリア用語として使われるときは「工業的で無駄なデザインを省いたシンプルで無骨なインテリア」という意味で使われます。最近ではレンガやレザー、アイアンを使ったアイテムを取り入れたり、彩度を抑えた色味で統一したインテリアのことを指します。レトロな工場で使われていたようなストーリーを感じるアイテムなどは女性にも取り入れやすく、飽きのこない普遍的なものも多いのでこだわったインテリアを作りたい人にもおすすめです。

インダストリアルなインテリアの魅力

こだわりを魅せる。インダストリアルな素材を使ったインテリア

インダストリアルなインテリアの魅力は、やはり無骨なデザイン。特に男前インテリアなどにも通じる、カッコよくてシンプルでアイテムのひとつひとつの背景にストーリーを感じさせるようなところです。

インダストリアルなインテリアの基本は色味を黒やダークブラウン、グレーで抑えて素材もアイアンやアルミなど工場でも使われるような丈夫なものを使うことから始まります。色や素材に制限があることで逆に部屋のイメージを統一しやすく、最近では女性にも好まれるようになってきました。

ナチュラル志向なインテリアからアップデートしやすいのが魅力

こだわりを魅せる。インダストリアルな素材を使ったインテリア

ここ数年はインテリアもナチュラル志向でしたが、だんだんと人気が出てきているインダストリアルなインテリアに模様替えしたくなっている人も多いのではないでしょうか。ナチュラルテイストな部屋こそ、少しの模様替えでインダストリアルな雰囲気を持つ部屋に変えやすいのです。

レンガの壁や木と鉄の組み合わせで作った家具などを取り入れるだけで、部屋のイメージが一気に変わります。ライトもランプタイプのものや工業用の吊り下げるライトなどを使うと、より一層雰囲気作りに役立ちます。レンガの壁や木と鉄の家具などはもともとナチュラルなインテリアとも相性が良いので、既存のアイテムとの組み合わせもしやすいです。少しずつ自分好みのものを混ぜながら、ナチュラルテイストとインダストリアルデザインの共存を目指すこともできます。

小物の素材を少し変えるだけで部屋の雰囲気が締まって見える
インダストリアルなインテリアに代表される素材は「レザー」「レンガの壁」「木と鉄の組み合わせ」などです。剥き出しのコンクリートなども雰囲気が出て一気に部屋が引き締まります。機械的なイメージのアイアンは新しいものよりも少し古びているものを選ぶとレトロで温かな雰囲気に、木製の家具はライトブラウンよりダークブラウンを選ぶとレザーやアイアンとの相性が良くなります。

DIYとも相性が良く、ホームセンターなどで手に入る配管などを使って制作した棚やコンクリートで作った自作の鉢に大きめのグリーンを飾るなど、DIYが好きな人なら挑戦したくなるアイテムが多いのも魅力。自分でどんどん好みの部屋に変えていく楽しみを味わえます。

部屋に取り入れる色味はグレーや黒などがおすすめ。ミッドナイトブルーやブルーグレーなど落ち着いた寒色系の色味を差し色にすると、部屋全体の調和がとりやすいです。

壁紙の色や質感を変えてさらに雰囲気作りを
部屋の印象をガラリと変えたいなら、一からこだわって壁紙から一気に変えてはいかがでしょうか。コンクリート風の加工がしてあるものやシャビーな木目の壁紙、グレーや黒に近い色の珪藻土を壁に塗ってもかっこいいですね。

最近ではプリントでも質感や色味にこだわっている壁紙がたくさんあります。輸入物の壁紙を使うのも個性的で、自分らしさを引き出せるでしょう。ベースとして部屋全体に施すなら淡いグレーがおすすめ。差し色として部屋を引き締めるなら、マットな濃い色味のものを部屋の一角に取り入れるとこだわりを感じさせることができるでしょう。

まとめ

男女共に人気が高まってきているインダストリアルなデザイン。部屋の一角をコーナー化して魅せることもできますし、大掛かりに壁紙から変えてしまってもかっこいいですね。

アイアンや木目の家具などは普遍的で長く使えるものなので、長期的に楽しめるインテリアになるのではないでしょうか。工業用のライトなど一風変わったアイテムを取り入れてこだわりを魅せることもできるので、ぜひ挑戦してみてください。