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クローゼットがない!狭い部屋の衣類収納アイデア

この記事を書いたのは
はせがわ あかね|整理収納アドバイザー
作業療法士として働きながら、整理収納・子育て・インテリアなど暮らしに役立つアイデアを発信。

あなたらしく「暮らしやすい」空間づくりを提案します


こんにちは!片付けクリエイターのはせがわあかねです。

コンパクトな造りが多い一人暮らしや賃貸住宅の部屋。中には、備え付けのクローゼットがなく衣類が生活空間を圧迫してしまう場合も…。そこで今回は、部屋が狭くても実践できる衣類の収納アイデアと、スッキリと見せるためのコツをご紹介します。

狭い部屋でも片付く!衣類収納アイデア

住まいには、「生活するための空間」と「収納するための空間」が必要です。暮らしやすい家というのは、この2つがバランスよく配分されています。例えば、広い家でも収納のための空間ばかりではスペースを持て余し生活するには不便です。逆に、家が狭くても生活空間と収納のバランスが整っていれば快適に過ごすことができるのです。

洋服の整理もしたし、断捨離もした。それでもなかなか衣類が片付かないという場合は、今ある収納スペースでは足りないのかもしれません。生活空間はしっかり確保しつつ、部屋の収納力をUPさせるアイデアを試してみましょう。

多機能な家具を使う

限られた空間をうまく使うためのポイントとなるのが家具の選び方です。狭い部屋にオススメなのは、用途が限定されない多機能な家具です。ベッドの下に収納が付いていたり、ベンチになったりテーブルになったりと、シーンに合わせて使い分けられるものがあると◎

HAGSアイテム:ワゴン Wire Wagon Wide シングル/ダブル

鉄ならではの重厚感や無機質でインダストリアルな雰囲気が魅力のワイヤーワゴン。キャスター付きのため、部屋の様々な場所に移動させてマルチに使えます。2段のシングルタイプは高さが低い分、部屋を圧迫せずスマートに収納が可能。3段のダブルタイプは、収納力が抜群です。

つっぱり棒でデッドスペースを活用

空間を無駄なく使うための代表的なアイテムといえば、つっぱり棒。色々なサイズで展開されており、100円ショップやホームセンターなどでも手軽に手に入ります。

デッドスペースとなりがちな部屋の角も、斜めに取り付けられるつっぱり棒を使えばたちまち衣装コーナーに。また、つっぱれるのは横だけでなく縦方向にも可能です。

HAGSアイテム:おしゃれ突っ張り棒 DRAW A LINE クロークセット(ホック・マグネット・シューズラック・トレイ)

突っ張り棒+トレイ+シューズラック+ホックA+マグネットのセット商品です。これまでは単に便利グッズとして扱われがちだったつっぱり棒を、暮らしを豊かにする「一本の線」として再定義し、そこからはじまる新しいライフスタイルを提案します。

ハンガーラックを導入する

ワゴンでは収まりきらなかったり、部屋の構造上つっぱり棒をうまく活用できない場合には、ハンガーラックを導入するのが良いでしょう。元々衣類を掛けるためのモノなので、強度が高く耐久性もあります。

HAGSアイテム:ハンガーラック TOM トム

上と下にカゴが付いたハンガーラック。シンプル&コンパクトでありながら、収納力の高い構造です。粉体塗装のスチールと天然木だけの組み合わせはどんなインテリアにも馴染みやすく、空間の邪魔になりません。

衣類収納をスッキリ見せるコツ

衣類を収納するときに気をつけたいのが、見た目のごちゃつきです。収納スペースが確保できても、見た目がごちゃついているとどうしても生活感が出てしまいます。

衣類収納をスッキリ見せるためには、「見せる収納」と「隠す収納」を使い分けるのがコツです。先程紹介したワゴンやつっぱり棒、ハンガーラックなどは「見せる収納」に分類されます。見せる収納は、手に取りやすく部屋の印象を大きく左右するため、一軍の服(普段よく着るお気に入りの洋服)を収納しましょう。反対に、使うシーンが決まっているものやオフシーズンの洋服は「隠す収納」にすることで、機能的かつスッキリとした見た目の収納が完成します。

まとめ

クローゼットがない狭い部屋でも、アイデア次第で衣類をスッキリと収納することが可能です。まずは、現状を把握すること。実家から持ち出した衣装ケースやなんとなく使い続けている収納グッズを見直して、機能的でおしゃれな衣類収納を完成させてみてはいかがでしょうか。