Column

リノベ向きの壁紙クロスは?素材ごとの特徴をお伝えします

リノベ向きの壁紙クロスは?素材ごとの特徴をお伝えします

壁紙は部屋の基本要素、部屋の雰囲気を決める重要なポイントです。

色柄はもちろん、素材の雰囲気もお部屋の雰囲気を決める重要な要素になります。そして、デザインだけでなく耐久性や掃除のしやすさ、金額も気になるところです。

今回ご紹介するのは、壁紙の中でも代表的な、ビニールクロス、織物クロス、紙クロス、自然素材を使ったクロスの4種類です。それぞれの特徴と4項目「種類の多さ、素材の見た目・質感・意匠性、耐久性・掃除のしやすさ、1平方メートルあたりの工事金額」についてのご紹介です。

壁紙選びの参考になればと思います。

ビニールクロス 豊富な種類と機能性を備えた万能壁紙

リノベ向きの壁紙クロスは?素材ごとの特徴をお伝えします

ビニールクロスの特徴は、なんといっても豊富な種類と機能性にあります。
ポリ塩化ビニールを主原料とする素材でできており、印刷技術の向上により豊富な色柄・模様を表現できます。また、表面に特殊加工を施すことにより、汚れ防止やキズ防止加工などの機能を備えることも可能です。
 
種類の多さ ☆☆☆☆☆
それこそ星の数ほどあります。専門家でもすべてを把握できないくらいあります。
 
リノベーションでの使い勝手☆☆☆☆☆
素材の見た目 ☆☆☆
最近はとても進歩しましたが、織物クロスや紙クロスなどに比べるとやはり質感がやや下がります。
 
耐久性・掃除のしやすさ ☆☆☆☆
クロスの表面に特殊な加工を施すことにより、とても汚れに強い素材になっています。またクロス自体もキズに強いものがあります。
 
1平方メートルあたりの工事金額 ☆☆☆☆☆
住宅のリノベーションでよく使われる、種類の多い中グレードで700円~900円/平方メートル程度の値段です。
特殊な柄や機能性を持たせたクロスは1,200円~1,600円/平方メートルと金額が上がります。(積算資料ポケット版 リフォーム編2015/一般財団法人 経済調査会編)

織物クロス

織物クロスは壁に貼れるように加工した布です。
織物クロスの特徴は、素材の見た目と耐久性の高さです。また適度な吸音性があり快適な空間を作るのに一役買います。
 
種類の多さ ☆☆
多種類の生産が難しく、種類が限られてしまいます。
 
リノベーションでの使い勝手☆☆☆
素材自体に厚みがあり、貼り替え時の不具合が起こりにくい特徴があります。
しかし、種類の少なさから、選びにくさがあります。
 
素材の見た目 ☆☆☆☆☆
三ツ星ホテルロビーや高級レストランの個室に採用されるほど、意匠性に優れています。
織物独特の質感が素晴らしく、見ていて飽きない特徴があります。
 
耐久性・掃除のしやすさ ☆☆☆☆
繊維を織って作るため耐久性に優れています。ビニールクロスのように物をぶつけても剥げにくいのが特徴です。
一方、汚れに弱く、シミになってしまうこともあり注意が必要です。
 
1平方メートルあたりの工事金額 ☆☆
リノベーションに向く厚手の織物クロスで1,200円~1,800円/平方メートル程度の値段です。
高級品や光沢のあるもの、特殊な織物の場合2,500円~3,000円/平方メートルと金額が上がります。
 出典:積算資料ポケット版 リフォーム編2015/一般財団法人 経済調査会編

紙クロス

紙クロスは欧米を中心に使われている壁紙です。
その名の通り、紙に色をつけエンボス調や革模様の表面加工を施したものです。
紙クロスに近いものが襖紙です。
 
種類の多さ ☆☆☆☆
紙クロスはビニールクロスに次いで種類があります。
 
リノベーションでの使い勝手 ☆☆☆
紙クロスは張り付けがビニールクロスに比べ難しく、リノベーションで積極的に使うことができない素材です。
特に「貼り替え」となると不具合が起こりやすい壁紙でもあります。
 
素材の見た目 ☆☆☆☆
紙クロスの多くが、エンボス調や革模様の表面加工を施したものです。一見しただけではビニールクロスと見分けが付きにくい製品もあります。
 
耐久性・掃除のしやすさ ☆☆☆
紙クロスは見た目が美しいですが、汚れが付きやすいデメリットもあります。また、耐久性もビニールクロスと同程度です。
 
1平方メートルあたりの工事金額
リノベーション向きの厚手紙クロスで1,200円~1,500円/平方メートル程度の値段です。(積算資料ポケット版 リフォーム編2015/一般財団法人 経済調査会編)

自然素材

自然素材を使ったクロスもあります。

表面にコルクを使った「コルク壁紙」、畳に使われるイグサを使った「アイウォール」、ケフナと呼ばれる植物の繊維を織り込んだ「ケフナウォール」など様々な種類があります。

それぞれ使う材料によって全く異なる特徴を持つのもポイントです。
素材の主張が強く部屋の壁全体に使うよりも、アクセントクロスとして使われる傾向があります。

種類の多さ ☆
他の壁紙に比べると種類が少なく、選ぶことが難しくなります。
素材そのものに魅力がある製品が多くそろっていますので、どの組み合わせを実現させるかがポイントです。

リノベーションでの使い勝手 ☆☆☆
自然素材のクロス自体は、メインで使われるものではなくアクセントクロスとして利用されます。
また、工事が難しくリノベーションに向かない製品もあります。

 素材の見た目 ☆☆☆☆
自然素材を生かした特徴のある製品が多いため、見た目がとても良いのが特徴です。
特にケフナウォールに代表される繊維系壁紙は和紙のような質感がとても魅力的です。

耐久性・掃除のしやすさ ☆☆☆
ビニールクロスと比較すると、どうしても汚れが付きやすい製品が多くあります。
特に色の濃い汚れは内部まで浸透してしまい、落ちにくくなってしまいます。
 
1平方メートルあたりの工事金額 ☆☆☆
製品により値段にバラツキがあり、使う場合は必ず確認する必要があります。

まとめ

リノベ向きの壁紙クロスは?素材ごとの特徴をお伝えします

今回はリノベーションに向いたクロスの種類をご紹介しました。
・ビニールクロスは万能選手。
・織物クロスは高級品。
・紙クロスは伝統的な色柄
・自然素材は素材の特徴をよく表したもの。

素材と特徴を参考に、使い分けていただければと思います。