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アイランドキッチンをリビングで使いこなすための、3つのヒント

アイランドキッチンをリビングで使いこなすための、3つのヒント

「アイランドキッチンをリビングで使いこなせるか、自信がない」そんな不安を解消する手助けをいたします。

開放的で、デザイン性にも優れたアイランドキッチン。あこがれを持つ方もいらっしゃることでしょう。しかし壁付のタイプと違って、アイランドキッチン特有の難点があるのも事実です。

今回は、アイランドキッチンの利点をリビングでうまく生かす、3つのヒントをご紹介。

1.リビングでのレイアウト
2.アイランドキッチンの収納
3.リビングを汚さないための工夫

ひとつずつ、確認していきましょう。
 

【ヒント1】アイランドキッチンをリビングに置くためのレイアウト

アイランドキッチンをリビングで使いこなすための、3つのヒント

アイランドキッチンを使いこなすには、アイランドキッチンの特徴を生かすことが大切。

・動線がスムーズ
・見通しが良くコミュニケーションが取りやすい

この2つの特徴をうまく発揮できるレイアウトにすると良いでしょう。

「アイランドキッチンを選んだは良いけど、あまり使い勝手が良くない…」と言う時には、動線や見通しという特徴をうまく活用できていない可能性があります。


アイランドキッチンの動線はどうやって作る?

まずは広いスペースを確保できるかどうか。

壁付けのキッチンと違い、リビングの中に独立した「島」のように配置できるのがアイランドキッチンです。キッチンの周囲を回るように移動できるという特徴があります。

例えば料理を運ぶ時、左右両方のスペースを通れるかどうかで使い勝手が変わってくるでしょう。2人以上で食事の支度をする時、左右どちらかだけではお互いの動線がぶつかってしまう可能性も。これではアイランドキッチンの特徴を活かせないことになりかねません。

一般的には、キッチン横の通路には75~80cmほどの幅が必要と言われています。これを満たせるリビングかどうかをチェックしましょう。

もしリビングが狭い場合、アイランドキッチンの横にダイニングテーブルを繋げる方法があります。キッチンとテーブルを一体化することで、比較的省スペースに活用可能です。さらに、料理の配膳や後片付けの動線も短くすることができ、効率化も図れるでしょう。


アイランドキッチンの見通しを良くするには?

料理をしながらダイニングテーブルや家族のくつろぐスペースを見渡せる。そんなレイアウトを意識することで、コミュニケーションを取りやすくもなるとされています。

アイランドキッチンの周囲に背の高い物やついたてを置かないことで、より見通しの良さを向上させることもできます。子どもの遊びを見守りながら、パーティーなどで会話を楽しみながら料理ができるアイランドキッチンのメリットが発揮されるレイアウトと言えるでしょう。

【ヒント2】リビングでも、アイランドキッチンで上手な収納を

アイランドキッチンをリビングで使いこなすための、3つのヒント

一般的に、アイランドキッチンは他のタイプのキッチンより収納力が劣ると言われています。

壁付けのキッチンでは壁を利用した引き出しを頭上にも作れますが、アイランドキッチンでは頭上の収納は難しく、収納量が減ってしまいがち。そのため、十分な収納スペースの確保には工夫が必要なことがあります。

そこでアイランドキッチンの収納を増やす方法を2つご紹介します。


アイランドキッチンの背面に収納をつくる

キッチン背面に収納棚を作れば、動線を確保しつつ収納を増やすことも可能です。

頻繁に使う食器等は、あえて壁棚等の「見せる収納」とする方法もあります。コップのように取っ手の付いたものは、バーに吊るしてバル風のキッチンを作るというアイデアも。デザイン性を追求するのもアイランドキッチンの楽しみのひとつと言えるでしょう。

背面収納を増やすことは収納には効果的ですが、なるべく動線を邪魔しない程度に留めておきたいところ。リビングに広いスペースが確保できる場合にオススメの方法です。


アイランドキッチンの引き出しを充実させる

キッチンの調理台の下に引き出し型の収納を充実させて、収納を増やす方法。

引き出しを充実させるには、高さや広さのあるアイランドキッチンを選ぶ必要があります。キッチン下に空洞を作っておけば、収納ケースやゴミ箱など自分でアレンジすることも出来るでしょう。

キッチンの上には物を置きたくない、子どもがすぐ触れる場所に食器や調理道具を置きたくないという方にオススメです。

【ヒント3】アイランドキッチンでリビングを汚さない工夫

アイランドキッチンをリビングで使いこなすための、3つのヒント

アイランドキッチンは開放的な分、調理の水や油などがリビングに飛び散ってしまう場合があります。

リビングの掃除の手間が増えてしまう他、高温の油が飛んだ時には子どもがやけどをする可能性もあります。掃除に時間をかけられない忙しい方や、動き回る小さな子どもがいる方は対策を講じても良いでしょう。

仕切りを設けることで、リビングへの水ハネ、油ハネを軽減することができます。ただし、アイランドキッチン特有の開放感が薄れてしまうのが難点。

ガラス等の透明な仕切りにしたり、気になる調理時にのみ立てかけて使えるタイプのコンロガードを利用することで、なるべく開放感を維持したまま対策することもできるでしょう。

まとめ

アイランドキッチンは、開放感や動線の広さが特徴のキッチンです。しかし、リビングに十分な動線を確保できる広さが必要など、レイアウト上意識しておくと良いポイントがあります。

また、収納やキッチン周りの汚れに一癖あるのも特徴。とはいえ収納の仕方や油ハネ対策を工夫することで使いやすさを向上させることができます。