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ヴィンテージレザーソファとは。購入・メンテナンスのポイント

ヴィンテージレザーソファとは。購入・メンテナンスのポイント

ソファは、リビングの中でも目立つ位置に設置されることが多い家具です。またソファは、サイズも大きくて見栄えがします。そして、せっかくならば高級感あふれるソファをリビングに置きたい気持ちにもなりますね。

ヴィンテージソファは見た目も重厚で味わい深く、存在感も圧倒的でしょう。レザー素材であればなおさら高級感が増すかもしれません。

そんなヴィンテージソファをリビングに迎えるのならば、自分の理想にピッタリのものにしたいですよね。そこでこの記事では、ヴィンテージソファの特徴、レザー部分を含めたメンテナンス方法を紹介していきます。
 

ヴィンテージソファとは

ヴィンテージソファは、よく耳にする名称ですが、明確な定義については意外と知られていないようです。場合によってはアンティークと混同されることもあります。

アンティークには明確な定義があり「製造されて100年以上経ち、なおかつ芸術的・美術的に価値があるもの」とされています。根拠はアメリカ1934年に施行された通商関税法で、WTOもこの基準を採用しました。

これに対してヴィンテージに明確な定義はないとされます。製造から25年以上経ち、且つ100年未満で、価値があるものを指すと言われることもあります。


そもそもヴィンテージってなに?

ヴィンテージとは元々ワイン用語です。特定の当たり年に収穫されたブドウから造られたワインのみが「ヴィンテージ」と冠することを許されると言われます。そこから派生して、ヴィンテージとは「古くて良い物」という意味で使われるようになったようです。そして、家具においては、使い込まれたように加工されたものも「ヴィンテージ」、または「ヴィンテージ風」、もしくは「ヴィンテージスタイル」と称して販売されていると理解しましょう。
 

様々なヴィンテージレザーソファ

ヴィンテージレザーソファとは。購入・メンテナンスのポイント

レザーをあしらったヴィンテージソファには色々なタイプがあります。ここでは代表的な3つのタイプを紹介します。


イギリスヴィンテージソファ

まずはイギリスヴィンテージソファを紹介します。

特徴は使い込まれたレザーの質感、背もたれのレザーに鋲飾りや、ボタン飾りをふんだんに使っている点でしょう。年季の入った堂々たるたたずまいは英国紳士を彷彿させるかもしれません。家具との組み合わせに関しては、無骨な家具、ラグジュアリーな家具とどちらにも合わせやすいと言われます。

さらに、イギリスヴィンテージソファは、ウイングバックタイプが多いことが特徴のひとつとして挙げられます。ウイングバックとは、ソファの背面を高くし、座る人を包み込むようにサイドも高くなっている構造のことです。暖炉の熱から頭部を守るためという説もあれば、反対に、暖炉の熱を取り込んで逃がさないためという説もあります。所説ありますが、ウイングバックタイプのソファは周りの景色を視界から遮ることもできますので落ち着いてリラックスするには最適でしょう。イギリスヴィンテージソファのもうひとつの特徴は脚にも見られます。美しい曲線を描くガブリオールレッグ(猫脚)が採用されており、よりラグジュアリーな雰囲気も醸しだしています。


アメリカヴィンテージソファ

アメリカヴィンテージソファは、イギリスヴィンテージソファと比べて重厚さと無骨さを兼ね備えている点が特徴とされます。ヴィンテージ特有の温かみが感じられるのも特徴です。ですからカジュアルシーンにも対応できるソファとしても好まれるようです。

アメリカヴィンテージソファの代表的なデザインはクラブソファでしょう。座面から背もたれまでレザーで覆われており、装飾部分が少ないシンプルなデザインです。イギリスヴィンテージソファに比べて、肉厚でどっしりとした印象もあります。

レザーの質感もオイルレザーを採用しているだけに存在感があると言われます。


北欧ヴィンテージソファ

北欧ヴィンテージソファの特徴は、洗練されたデザインだという声がよく聞かれます。レザーの質感もアメリカやイギリスと比べて、スタイリッシュでスマートなものが多いようです。また、同じレザーを用いたソファでも、北欧ヴィンテージソファは木の部分を全面に出しており、レザーと木材を丁度良く融合させている点が特徴でしょう。
 

ヴィンテージレザーソファのメンテナンス

ヴィンテージレザーソファとは。購入・メンテナンスのポイント

吟味して購入したヴィンテージソファ。長く快適に使うにはメンテナンスも不可欠でしょう。特にレザーは手入れすればするほど趣のある雰囲気を醸し出す点が魅力のひとつです。以下では、ヴィンテージソファの手入れについて部位ごとに紹介していきます。


座面について

ソファの座面は、毎日腰掛けるので、傷みやすい箇所とされます。ホコリや糸くずなどが溜まる箇所でもあります。

レザー製ヴィンテージソファの日々のメンテナンスは、乾拭きが基本とされます。ここで注意してほしいのは、レザーは水に弱いので水拭きは避けるという点でしょう。シミやムラとなり、レザーの痛みの元にもなります。食べ物や飲み物などをこぼした時も乾拭きで対処しましょう。どうしても汚れが気になるときは専用のクリーナーを使って汚れを取り除いてください。

月に1回程のペースで保護クリームを塗りこむと、表面のひび割れを防ぐこともでき、効果的です。


フレームについて

ヴィンテージソファのフレームもメンテナンスをしましょう。ヴィンテージソファのフレームは木製の場合と、スチール製の場合があります。

どちらも、乾拭きが基本とされます。とくにスチール製は錆びることもあるので注意が必要でしょう。気になる場合はスチールのフレームに錆止めワックスを塗ることがおすすめです。
 

まとめ

いかがだったでしょうか。ヴィンテージソファといっても様々な種類があり、それぞれが独自の魅力を持っていることがお分かりいただけたでしょうか。ご自身のリビングの雰囲気に合った理想的なヴィンテージソファを見つけて、お迎えしてあげてくださいね。