部屋のリフォームする際、間仕切り扉をうまく活用しましょう。室内建具のひとつである間仕切り扉を上手に取り入れることで、空間をフレキシブルに使用することが可能です。
間仕切り扉の種類
間仕切り扉には部屋の間取りや用途に合わせて様々な種類のものがあります。
アコーディオンカーテン
アコーディオンカーテンは自分で手軽に取り付けることができ、比較的少ない費用で部屋を間仕切りすることができます。
アコーディオンカーテンを取り付ける方法は2種類あります。天井にレールを取り付ける方法、天井に吊りパイプを取り付ける方法です。
天井にレールを取り付けると少々圧迫感を感じる場合があります。その場合は天井パイプにすることで天井とカーテンの間に空間が出来て、光がさえぎられず、部屋を間仕切りしても圧迫感を感じにくいです。
パネルドア
パネルドアはおしゃれさを演出できる部屋の間仕切り扉です。家具やフローリングに合わせやすい木目調のデザインのもの、半透明のガラス張りのタイプのもの、鏡張りのタイプなどがあります。半透明のガラス張りのタイプは部屋を仕切りながらも採光性にすぐれているというメリットがあります。鏡張りのものは、部屋を広く見せることが可能です。
突っ張りカーテン
突っ張りタイプのカーテンでの間仕切りは、部屋を傷付けずに取り付けることができるため、賃貸住宅でも安心です。穴を開ける必要もなく、伸縮自在、また耐荷重に優れているので大変便利に取り付けられます。 インランナー式なら、カーテンフックをそのままかけられます。
引き戸
引き戸は開閉の際に前後の移動がないので、邪魔にならない点や、車椅子などでも通りやすい点がメリットです。引き戸の中にも大きく分けて、片引き戸、引き分け戸、引き違い戸、引き込み戸、折れ戸があります。用途や部屋の間取りに合わせて使い分けましょう。
また、引き戸には下レール式と上吊り式があります。上吊りはレールがないため床はフラットのまま使用できます。
仕切り扉の選び方のポイント
リフォームやDIYをするなら、長く使えて納得のいくデザインのものにしたいものです。ここでは、間仕切り扉を選ぶ際のポイントを紹介します。
1. 目的やインテリアのテイストに合わせたデザイン、スタイルを選ぶ
どのようなシーンで、どのような仕切り方をしたいのかによって、選ぶデザインやスタイルも変わってきます。
例えば、部屋に仕切りがあると便利だけれど、採光や開放感も残したいのであれば、光が透き通る半透明の扉を選びたいものです。部屋を仕切って、兄弟それぞれの子供部屋を用意する場合などは、普段はお互いの気配を感じないよう、完全に仕切れて光が漏れないようなタイプが向いているでしょう。
用途や部屋のインテリアに合うデザインを意識して間仕切り扉を選びましょう。
2. 開閉のしやすさをチェック
機能面では、開閉のしやすさ、引手部分の形状が使いやすいかどうかなどの確認をしましょう。間仕切りの大きさや重量によって、使い勝手も変わってきます。引き戸タイプであれば、開閉時に扉の跳ね返りを防いでゆっくり確実に引き込む機能のあるものも検討しましょう。
3. 安全性に配慮
幼いお子さんがいる場合には、指を挟みにくいような配慮があるかなど、安全面も配慮しておくことが大切です。車椅子などを利用する家庭では、床面のレール形状や段差の有無によっては、不自由さや横転につながりやすいので、そういった点も注意しましょう。
4. ショールームで実物の確認
ショールームで実物の確認をし、間取りにあったデザインや機能の間仕切り扉を選びましょう。
一般的に間仕切り扉は、壁で仕切る場合に比較して、防音性を確保するのが難しいことが多いです。気密性や防音効果は商品によって異なりますので、ショールームで実際に確認しましょう。実物を確認し、長い目で後悔しない間仕切り扉を選びましょう。
まとめ
間仕切り扉には部屋の間取りや用途に合わせて様々な種類の商品があります。手軽に取り付けられるものもありますし、リフォーム業者に頼む規模のものもあります。
迷った場合は、出来るだけショールームに足を運び、自分たちの希望に合う扉を探しましょう。ライフイベントも考慮し、長く活躍出来そうな間仕切り扉を選びましょう。