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ディスポーザーとは?マンションの場合、一戸建ての場合

ディスポーザーとは?マンションの場合、一戸建ての場合

一度使ってしまうと後戻りができなくなる、そんな装置といえばディスポーザーですね。
ディスポーザーの使い勝手を知ってしまうと、キッチンのリノベーションでは真っ先に取り付けたくなるものです。その一方で使ったことがない人にとって、ディスポーザーはあまり一般的な存在ではありません。

ここではディスポーザーの概要と、メリットとデメリットについてお話をします。そしてマンションの場合と一戸建ての場合に分けて、選ぶべきディスポーザーのタイプをご紹介しましょう。

ディスポーザーとは何だろう?

生ゴミを砕いて下水に流してしまえる装置がディスポーザー、生ゴミ粉砕処理器と訳されたりしますね。非常に便利なもので普及率はアメリカでは60%を超えているとか。その一方で日本では1%弱しかありません。
それでは、ディスポーザーのメリットとデメリットについて見ていきましょう。

メリット
・生ゴミのわずらわしさから解放される
・カンタンに使える
ディスポーザーがあれば、生ゴミに関することから解放されます。ニオイやヌメリ、ムシの発生、これらのことと無縁になるのです。使い方はとてもカンタン、排水口からシンクの下のバスケットに生ゴミを投入したならば、スイッチを押すだけで粉砕処理してくれるのです。

デメリット
・取り付けるキッチンが限られている
・音がうるさい
・処理できないゴミがある
・建物によって使えないタイプがある

【取り付けるキッチンが限られている】
非常に便利なディスポーザーですが、キッチンのタイプによっては取り付けられない場合があります。排水口の口径やシンクの下の空きスペースに制限があるのです。ですから既存のキッチンへの取り付けもいいですが、オススメしたいのはキッチンのリフォームと一緒にディスポーザーを導入することです。

【音がうるさい】
生ゴミをモーターで粉砕しますから、ディスポーザーは結構な音が出ます。最近のタイプは静かになったとはいえ、使う時間帯には気を使う必要がありそうです。

【処理できないゴミがある】
ディスポーザーの機種によっては、トウモロコシの芯など固いものは受け付けない場合があります。処理できるゴミの種類は機種によって変わりますので、導入時には確認が必要です。

【建物によって使えないタイプがある】
建物によって取り付けられるディスポーザーのタイプが変わります。マンションに取り付けられるのは「機械式」と呼ばれるタイプ、一戸建てならば機械式と「浄化槽式」タイプが取り付けられます。

マンションなら「機械式」ディスポーザー

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生ゴミを処理してくれるディスポーザーですが粉砕したからといって、そのまま下水に流すわけにはいきません。砕いた生ゴミを処理する必要があるのですが、マンションで使えるのはディスポーザーだけで処理が完結する「機械式タイプ」になります。

機械式タイプは粉砕した生ゴミを乾燥処理しますから、約20分の1まで減量してくれます。これで生ゴミを捨てる頻度が2カ月に1度ほどになりますから、かかる手間が圧倒的に楽になるのです。

一戸建てなら「浄化槽式」ディスポーザー

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浄化槽式ディスポーザーとは浄化槽に生ゴミの処理をまかせるタイプです。ディスポーザー以外に必要になるのは浄化槽と埋設するスペース、スペースがありませんからマンションには設置できないのです。

メリットは処理を全てまかせてしまえること、生ゴミを捨てる必要は一切ありません。デメリットは浄化槽のメンテナンスが必要になること。もちろん一戸建てなら、先に説明した機械式ディスポーザーも設置できます。

機械式と浄化槽式、どっちのディスポーザーを選ぶ?

マンションなら機械式ディスポーザー、一戸建てに導入するなら機械式と浄化槽式の二択になるということです。実際には二つのタイプ以外にも「単体」ディスポーザーと呼ばれるものも販売されているのです。

単体タイプは生ゴミを粉砕して、そのまま下水道に流してしまうのですが、下水処理の問題で取り付けを認めていない自治体が多いこともあり、ここではオススメしないでおきます。

ディスポーザーの費用は?

気になるディスポーザー、設置費用は機械式、浄化槽式共に30万円程度となっています。ランニングコストは機械式が月に1,000円程度、浄化槽式は月に10円程度、機械式は乾燥させたり、生ゴミを分解するために別途セルロースを投入したりしなくてはいけないので、割高になるのです。

一方で浄化槽は保守点検・汲み取り費用として年間5,000円程度が必要となります。

まとめ

非常に便利なディスポーザー、キッチンのリノベーションの際には、ぜひ導入を検討してほしいのですが、最後にディスポーザーはただ便利なだけではないということも加えておきたいと思います。

ゴミ処理場がいっぱいになっている、こんな話を聞いたことがありませんか?ゴミが増えすぎているのです。ディスポーザーは生ゴミの処理を各家庭に分散させる装置ですから、ゴミの省力化に大いに貢献できるのです。便利なだけでなく環境にも優しいディスポーザー、もっと広まるといいですね。