誰でもわかるリノベ用語集157
■シーラー
「シーラー」とは、下塗り用の塗料のひとつです。他にも、下塗りに使用されるものは、プライマー、フィラーとあり、外壁や屋根の塗装面と上塗り塗料の付着をよくするための役割を人っています。シーラーとプライマーはほぼ同じものであると言って良いでしょう。ただ、シーラーは外壁材や屋根材などの塗装面に一番最初に塗ることが多いです。
各辞書・辞典からの解説
「シーラー」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。
(1)「リフォーム用語集」より
「リフォーム用語集」において「シーラー」とは、「塗料の吸込みを防ぐ目的で塗られる下地処理の塗料」のことであると説明されています。「コンクリート面などの吸収性の強い箇所のほか、木材の目止め」にも使用されるものです。
(2)「日本大百科全書」より
「日本大百科全書」において「シーラー」とは「アメリカの画家、写真家」となっています。「1920年代から広大な都市空間や工場施設を描き始め、オキーフやデミュスとも共通する鋭いエッジでとらえた風景画を展開した」画家です。
(3)「家とインテリアの用語がわかる辞典」より
「家とインテリアの用語がわかる辞典」において「シーラー」とは、以下のような文章で説明がされています。
「下塗り用塗料。コンクリートや木材など、吸収性の良い被塗物(塗装を施す素材)が仕上げ塗料を吸いこまないようにするほか、被塗物や古い塗装の劣化・ひび割れなどを補修し、仕上げ塗料との密着を良くするためにも用いる。アクリル溶剤やウレタン溶剤など、被塗物の素材や状態、使用する場所などにより、さまざまな種類がある。」
(1)〜(3)を合わせてみると、リノベーションやリフォームにおいて「シーラー」とは、「下塗り用の塗料」のことであるとおわかり頂けたと思います。