誰でもわかるリノベ用語集062
■コンクリート
「コンクリート」とは、セメント・砂・砂利に水を混合して固めた人造石のことです。土木や建築の場面で使用されることが多い素材です。ただ、引張力に弱いため、中に鉄筋を入れた「鉄筋コンクリート」として使用されるのが一般的です。
各辞書・辞典からの解説
「コンクリート」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。
(1)「デジタル大辞泉」より
「デジタル大辞泉」において「コンクリート」とは、「セメント・砂・砂利に水を混合して固めたもの」であると説明されています。土木や建築用材として広く用いられるもので、「鉄筋コンクリート」などがあります。漢字で「混凝土」と書くこともあります。
(2)「日本大百科全書」より
「日本大百科全書」において「コンクリート」とは、「土木・建築材料の一つ」であり、「広義には骨材(細骨材、粗骨材)をペースト状の無機あるいは有機の結合材で結合固化したもの」のことを指しますが、具体的には「ポルトランドセメントや混合セメントなどと水の混合物(セメントペースト)の水和反応に基づく硬化作用を利用して、骨材を結合固化したもの」のことを「コンクリート」といいます。
(3)「リフォーム用語集」より
「リフォーム用語集」において「コンクリート」とは、以下のような文章で説明がされています。
「砂、砂利、水などをセメントで凝固させた人造石の事。建材として使用されるものはセメントコンクリートといい、セメントなどの糊状のもので結合させたものを指す。圧縮力(押さえつけられる力)には強いが、引張力には弱いため、中に鉄筋を入れて使う事が多い。これにより、引張力を鉄筋が受け持ち、どちらの力にも十分な強度を持たせる事が出来る。」
(1)〜(3)と合わせてみると、「コンクリート」とは「セメント・砂・砂利に水を混合して固めたもの」であり、一般的に土木や建築用材として中に鉄筋を入れた「鉄筋コンクリート」として使用することがおわかり頂けたと思います。