誰でもわかるリノベ用語集320
■コンクリート下地(こんくりーとしたじ)
「コンクリート下地」とは、下地となっているコンクリートのことです。
住宅の塗装工事や防水工事など外壁や屋根の工事をする際には下地処理が必要です。外壁や屋根にの表面にはホコリや汚れなどがたまっており、場合によってはカビやコケなどが発生していることもあります。そのため工事をするときは、前もって下地処理しておく必要があるのです。下地処理を怠ると、塗装をしたときでもすぐにはがれてしまうこともあるでしょう。
コンクリート下地の場合、年月の経過によってクラック(ひび割れ)が生じている場合があります。そのまま塗装をして、単に色を上から重ねただけなのでますますクラックが広がるでしょう。そのため、コンクリート下地にシーリング材を塗る必要があるのです。
コンクリート下地にはさまざまな種類があり、一般的なコンクリートに加え、着色が施された強化コンクリート、普通のコンクリートよりもつやのある緻密コンクリート、アスファルトとコンクリートが混ざったアスファルトコンクリートなどがあります。
なおコンクリート下地の種類によっては塗装工事に適していないものもあるので注意が必要です。さらにコンクリートによっても吸水率の高いものや吸水性のないものまであるので、下地に不都合があれば補強の必要が発生します。