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壁紙の張り替えにかかる費用相場は?自分でもできるDIYのポイントをご紹介します

壁紙の張り替えにかかる費用相場は?自分でもできるDIYのポイントをご紹介します

壁紙の耐用年数は10年程度と言われていますが、使用箇所や使い方によっては数年で劣化してしまうケースもあります。壁紙が汚れていたり、傷がついてしまったりしている場合は、見た目も良くはありませんし、壁紙の機能が充分に果たせなくなってしまいます。今回は、壁紙のリフォーム費用の相場や注意点、自分でDIYする際のポイントをご紹介します。

壁紙張り替えリフォームの費用相場とは

壁紙の張り替えにかかる費用相場は?自分でもできるDIYのポイントをご紹介します

壁紙張り替えのリフォーム費用の相場は、シンプルなデザインのスタンダードクロスなら1㎡=800円前後、オシャレなデザインや抗菌抗カビなど機能が付いているハイグレードなクロスであれば1㎡=1200円前後の費用と言われています。また、その他に施工費用や既存の壁紙の撤去、処理費用、エアコンや家具の移動費用が加算されます。
シンプルなクロスで天井含む6畳(45㎡)のお部屋なら約5万円以上が壁紙張り替えのリフォーム費用の相場になります。

■壁紙張り替えリフォームのポイントや注意点
壁紙の張り替えリフォームを後悔しないためにも、注意点をいくつかみていきましょう。

「色、柄選びの注意点」
壁紙を張り替えで一番失敗してしまいがちな部分が色や柄の選び方です。今までと似たような色にしたら違いがわからなかったり、派手な柄にしたら落ち着かない部屋になってしまったりと、壁紙の色や柄選びの失敗談は枚挙にいとまがありません。自分のお部屋でイメージすることも大切ですが、色柄は大きさによっても印象が変わってくるので、事前の確認の際は出来るだけ大きなサンプルでチェックすることも重要になります。

「全体的に交換する」
壁紙の一部分だけを交換することも可能ですが、交換した箇所だけが浮いてしまい逆に不自然な状態になってしまいます。予算との兼ね合いもありますが、壁紙の張り替えを行う際は、部屋全体の張り替えをおすすめします。また、天井と壁紙が同じようなクロスの場合も違和感が出てしまうので、一緒に交換したほうが無難です。

「下地が劣化している場合」
既存の壁紙をはがした時に下地が傷んでしまっている場合は、追加で補修費用が発生するケースもあることは留意しておきましょう。カビや小さな傷であれば下地処理で補修できますが、築年数が経過している住宅の場合、下地を丸ごと入れ替えなければならず費用が跳ね上がってしまうケースもあり注意が必要です。

「賃貸物件で壁紙を張り替える場合」
賃貸物件で壁紙の張り替えを行った場合は、退去時に原状回復費が請求されてしまうので注意しましょう。原状回復費とは、部屋を元の状態に戻す費用で、壁紙を元へ戻す費用をそのまま負担することになります。しかし、最近ではDIY可能な賃貸物件や跡が残りにくい壁紙シールなどもありますので、賃貸物件で壁紙を張り替えたい場合はそちらも検討してみてください。

壁紙張り替えをDIYする場合

壁紙の張り替えにかかる費用相場は?自分でもできるDIYのポイントをご紹介します

壁紙はDIYで張り替えることも可能です。DIYのメリットは、何と言っても費用を抑えられるという点でしょう。業者に依頼する場合は材料費の他に、工賃や出張費なども加わるため費用がかさんでしまいますが、DIYであれば材料費だけで済みます。しかし、仕上がりのクオリティはリフォーム業者に軍配が上がります。また、窓やエアコン周りの複雑な施工が必要な箇所は素人には難しいので、広範囲を張り替えたい場合や、見栄えにこだわりたいのであれば素直にリフォーム業者にお任せすることをおすすめします。

■壁紙張り替えDIYのポイントと注意点

「お部屋のイメージチェンジがしたいのならシールタイプでも可能」
施工に失敗してしまうリスクを考えると、既存の壁紙の上から張ることのできるシールタイプの壁紙がおすすめです。お部屋のイメージを変えたい場合であれば簡単に張ったり剥がしたりできるシールタイプで充分ですし、施工の難易度もグッと抑えられます。

「生のり付きの壁紙を多めに購入する」
壁紙を張るのには慣れが必要です。特にDIY初心者には手間を減らせる生のり付きの壁紙がおすすめです。また、壁紙を張る際に余裕を持って大きめにカットして使用するので、張りたい範囲より多めに購入するようにしましょう。

「柄物の壁紙は避ける」
柄物の壁紙は、柄の部分を合わせて張る必要があり難易度が高いのでおすすめできません。ただ、どうしても柄物の壁紙にしたい場合は、リピートと呼ばれる柄合わせのためのピッチを考慮する必要があります。リピート分その他の壁紙よりも多く必要になるため、購入の際には気を付けましょう。

「下地の凹凸や劣化が激しい場合」
既存の壁紙を剥がした時に凹凸した部分は、パテ埋めやサンドペーパーで平坦にする必要があります。しかし、凹凸が酷い場合や下地の劣化が激しい時は、下地処理に膨大な手間がかかってしまいます。壁紙を剥がした時に手に負えないと感じたら、DIYを諦めてリフォーム業者に依頼するのが無難です。

まとめ

壁紙は面積が広く部屋の印象を左右する重要なインテリアです。リフォーム業者に依頼するのか、ご自身でDIYするのかによっても費用や仕上がりに差がでますので、どちらを重要視するのかよく考えることが大切です。また、最近では古くなった壁紙を新品同然に綺麗にする施工方法もありますので参考にしてみてください。

参考
くらしのマーケット
リノコ「クロス張替え価格の仕組みと相場」
リショップナビ