誰でもわかるリノベ用語集031
■パイプスペース
「パイプスペース」とは、上下水道や、ガス管などの配管スペースのことをいいます。間取図では「PS」と略されている事が多く、別の言い方として「パイプシャフト」も同じものを指します。
パイプスペースはキッチンや浴室、洗面室から出ている雑排水と、トイレの汚水を分けており、ひとつの住戸に2箇所以上存在しているのが一般的です。
各辞書・辞典からの解説
「リノベーション」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。
(1)「家とインテリアの用語がわかる辞典」より
「家とインテリアの用語がわかる辞典」において「パイプスペース」とは、「複数階建ての建築物で、給排水などの配管を集中的に納め、各階を貫通して設けられている空間」と説明されています。
(2)「大辞林 第三版」より
「大辞林 第三版」において「パイプスペース」とは、「建物で、ガス・給排水などの設備用配管類をまとめて収める空間」とされています。意味は(1)とほぼ同様といえるでしょう。
(3)「リフォーム用語集」より
「リフォーム用語集」において「パイプスペース」とは、「ビルや共同住宅などで各階を縦方向に貫通して設備用の各種配管を集中的に納めたスペース」であると説明されています。「パイプシャフト」ともいいます。
(1)〜(3)と合わせてみると、「パイプスペース」とは、「集合住宅などにおいて、給排水などの配管を集中的に納めているスペース」のことであり、雑排水と汚水を分けて2箇所以上存在しているのが一般的であるとおわかりいただけたと思います。