オットマンはフットスツールとも言われ、ソファなどの側に置いて脚を載せるという使い方をするのが一般的です。
しかし、オットマンの使い方はそれだけではありません。アイデア次第で様々な使い方ができるのです。今回はオットマンの活用方法と、素材別のメリットやデメリットについてご紹介します。
オットマンの役割
こちらでは、オットマンの様々な活用方法についてご紹介します。すでにオットマンを持っている方も、これから購入を考えている方も、参考にしてみてください。
脚置きとして使用する
オットマンの使い方として、まずソファの近くに置いて、脚置きとして使用できます。長い時間、同じ姿勢で座るのは体勢がつらくなりがちですが、オットマンを使用すればのびのびと脚を伸ばしたり、よけて脚を曲げたりと、状況に合わせて楽な姿勢でくつろぐことができます。
もともと脚が伸ばせるように長く作られたソファもあります。ただ、このタイプですと場所を取る上、価格も上がることが多いようです。オットマンと組み合わせたソファであれば、模様替えも比較的しやすく、引越し先で大きなソファが置けなくなったということも多少は防げるでしょう。
イスとして使用する
オットマンは、単体でイスとして使用できます。複数のオットマンを並べてもいいですね。色の組み合わせを変えることで、お部屋のイメージに合わせてコーディネートを楽しめます。ソファと違って移動が簡単ですので、違う部屋で少し使いたいときなどにも動かしやすくて便利です。中には、移動しやすいようにキャスターが付いたものもあります。
物をひとまず置くスペースにする
帰宅したときにバッグなどの置き場に困ったことはありませんか。そんなときにもオットマンは活躍します。バッグやマフラー、郵便物などのちょっとした物をひとまず置いておくスペースとしても活用できます。
また、オットマンには中が収納になっているタイプもあります。ちょっとした物を中に入れて、見た目もすっきりさせることができるので、便利です。
サイドテーブルとして使用する
オットマンの上にトレイなどを載せて、サイドテーブルのように使うこともできます。ソファの近くにテーブルがない場合もありますよね。そのようなときでもオットマンは活躍します。お酒やおつまみを載せて、ゆっくりとくつろぎの時間を過ごせます。
オットマンの素材別にみるメリット・デメリット
オットマンには、主に布張りタイプ、革張りタイプ、合成皮革張りタイプがあります。それぞれ特徴があり、メリットやデメリットがあります。詳しくみていきましょう。
布張りタイプ
まずメリットは、柔らかい肌触りだということです。さらに、豊富な種類のカラーや柄から選ぶことができるので、お部屋の雰囲気や好みに合ったデザインが見つけやすいのも嬉しいポイントです。ソファの上で食べこぼしや飲みこぼしをしてしまうこともありますよね。布張りタイプはカバーを外せて洗えるものもあるので、手入れも比較的容易にでき、清潔に保つことができます。価格も手頃なものが多いです。
デメリットとして、生地の隙間にゴミやホコリが溜まりやすいということがあります。布張りの色によっては、付いたホコリが目立ちやすくなります。また、カバーが外せないタイプは食べこぼしなどのシミや汚れが付きやすく、取りにくい場合があります。さらに長く使っていると、擦れて毛玉ができてしまうこともあるので、お手入れが必要です。
革張りタイプ
革張りタイプは見た目に高級感があり、おしゃれな雰囲気を醸し出します。本革は使うほどに柔らかくなり、味が出てくるため、経年変化を楽しむことができます。さらに、吸湿性や通気性に優れているので、蒸れにくいというメリットもあります。食べこぼしや飲みこぼしをした際も、さっと拭けば汚れが取れるので、シミになりにくいです。ホコリやダニが付きにくいのも特徴です。
デメリットとして、夏はべたつき、冬はひんやりとした肌触りであることが挙げられます。ただ、座ったときはひんやりするものの、革は人の体温に合わせて温かくなります。また、キズが付いた場合は目立ってしまうのも難点です。そのため、ペットや小さいお子さんがいるご家庭などではキズが付きやすくなる可能性があります。さらに、革用のクリームでお手入れすることが必要ですので、手間に感じる場合もあるかもしれません。
合成皮革張りタイプ
革張りタイプと同様、食べこぼしなどの汚れはすぐに拭き取ればシミになりにくいのがメリットです。ホコリも付きにくく、お手入れも比較的簡単です。また、本革よりも手頃な価格で購入できます。人工的な素材のため、本革よりもカラーバリエーションは豊富です。
デメリットとしては、本革に比べると安っぽく見えてしまい、高級感にはやや欠けることです。また、肌触りが夏はべたっとして、冬は冷たいというデメリットもあります。本革よりも吸湿性や通気性は劣るため、長い時間座っていると蒸れてしまうこともあります。
まとめ
オットマンには、脚置きだけでなく様々な活用方法があることが分かりました。また、素材も布や本革、合成皮革などがあるため、生活環境に合ったものを選びましょう。オットマンを活用して、お部屋を一層快適にしてみてはいかがでしょうか。