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カウンターキッチンの種類は?それぞれのメリット・デメリットもご紹介します

カウンターキッチンの種類は?それぞれのメリット・デメリットもご紹介します

住宅を購入する時に「キッチン」に悩む方も多いのではないでしょうか。特に台所を預かる主婦(主夫)の方にとっては、キッチンは生活において重要な位置づけになっている人も多いです。

今回、この記事ではカウンターキッチンの種類について紹介していき、そのメリット・デメリットを紹介していきます。

カウンターキッチンとは

カウンターキッチンとは、ダイニングとリビングの間にカウンターがあるキッチンです。料理を置いたり、荷物を一時的に置いたりする場として使えます。
カウンターキッチンのタイプとして「対面式キッチン」「オープンキッチン」の2種類を説明していきます。

対面式キッチン
対面式キッチンは台所からリビング・ダイニングを見渡せるタイプです。
また対面式にも種類があり、名前通りL字型になっている「L字型キッチン」、コンロと一直線の「I型キッチン」、キッチンと壁が接しておらず一つの空間のようになっている「アイランドキッチン」、左右どちらかに壁がある「ペニンシュラキッチン」、シンクとコンロが別々の「セパレート型キッチン」の5つがあります。

オープンキッチン
オープンキッチンとは周りに壁がなく吊戸棚のないものを言います。名前通りオープンとなっていますので、開放的なキッチンとなっており、近年住まいに取り入れる方が多いです。
オープンキッチンには「アイランドキッチン」「ペニンシュラキッチン」の2種類があります。

カウンターキッチンの相場

カウンターキッチンの種類は?それぞれのメリット・デメリットもご紹介します

カウンターキッチン相場ですが、対面式キッチンにするのか、オープンキッチンにするのかによって変わります。
まず対面式のキッチンでございますが本体価格で「100万前後」かかります。これはグレードによって異なり、背面に収納スペースがあるかどうかによって価格に差が出てきます。
工事費の相場は水道管工事を除いて30万程度で内訳は下記になります。

解体工事 8万円
床や壁の補修工事 2~3万円
設備工事費 10万円
取付工事 4万円
外壁工事 4万円~5万円
合計28万円~33万円

ここから水道管工事を行ったりすると更に費用が重なり、相場は50万〜60万となります。
オープンキッチンの本体価格は30万~40万程度。収納スペースがない為、対面式に比べると安くなっています。
また工事の相場に関しては20万程度とこちらも対面式と比べて安いです。

組み立て費用 8万円
設備工事費用 3万円
電気工事費用 1万円~3万円
解体工事費用 10万円
合計 22万~25万円

ただし業者や状況によって前後しますので、あくまでも参考価格として見てください。

カウンターキッチンのメリット3選

カウンターキッチンの種類は?それぞれのメリット・デメリットもご紹介します

次にカウンターキッチンのメリットについて3つ紹介していきます。

リビングが見渡せるので小さな子どもがいても安心
カウンターキッチンのメリットはリビングを見渡せることです。
これは小さな子どもがいても「どこで何をしているか」把握できるので安心して料理できます。背面キッチンだとどうしても、子どもに背中を向けることになるので、注意していたとしても見落としてしまう可能性も。
カウンターキッチンであればその心配はありません。また、子どもに料理する姿を見せられるので、手伝いに参加してもらいやすい点もメリットと言えるでしょう。

開放感がアップする
カウンターキッチンはリビングと一体となっているので、開放感がアップします。また、リビングと一緒になっていると、料理中でも家族と一緒にいることが可能です。
家族と一緒に過ごせるということは、カウンター越しで会話をしながら料理ができるということ。大事な家族のコミュニケーションもカウンターキッチンであれば取りやすいです。

配膳が楽になる
カウンターキッチンにはその名の通り「カウンター」があります。料理を一度置けるので配膳がとても楽になります。
カウンターからダイニングに運べるので、たくさん料理を作っても置き場には困りません。また、カウンター前に椅子を置けば、バーのような演出でご飯を楽しんだり、お酒を嗜んだりすることが可能です。
カウンターキッチンにすれば、料理や食事が楽しくなることは間違いないでしょう。

カウンターキッチンのデメリット3選

カウンターキッチンの種類は?それぞれのメリット・デメリットもご紹介します

次にカウンターキッチンのデメリットについて3つ紹介していきます。

臭いが広がりやすい
カウンターキッチンのデメリットは肉や魚を焼いたときに臭いが広がりやすいです。
また、臭いはリビングのカーテンなどについたりしますので残りやすくなっており、それがストレスに感じる方もいるでしょう。
対策としては「料理を始める10分前には換気扇を回す」ことです。空気の流れを先に作っておき、臭いを少しでも軽減させる工夫が必要になります。また料理終了後もすぐに止めるのではなく30分ほど置いておくことで、臭いは軽減されますので覚えておきましょう。

リビング・ダイニングの床に油が飛び散る
油物をする時にリビングやダイニングの床に油が飛び散るのもカウンターキッチンのデメリットになります。
特にリビングは家の中でもくつろぐ場所になりますので、そこが油でギトギトになるのは防ぎたいところです。
その時は新聞紙を敷いておく、または少し見た目は悪くなってしまいますが、レンジカードを用意して飛び散っても被害を最小限に抑える方法もあります。

子どもが入りやすい
カウンターキッチンは「子どもの様子を見ながら出来る」のがメリットと紹介しましたが、その反面小さな子どもが火の元に近づきやすい、包丁などの刃物を使用している最中にも近づけるデメリットがあります。
火や刃物が集中するキッチンは子どもにとって危険の場所になるので、周囲に気を配らないといけません。子ども用のゲートを取り付けるようにして、簡単にキッチンに行けないように工夫した方が良いでしょう。

まとめ

カウンターキッチンの相場・メリット・デメリットについて紹介してきましたがいかがでしたか?
カウンターキッチンは周りを見渡せる、開放感を得られるなどのメリットがありますが、その反面、臭いが広がりやすく残りやすい、小さな子どもにとっては危険がいっぱいになるデメリットがあります。

住宅を購入する時やリフォームをする時に「カウンターキッチン」にこだわる人がいるかもしれません。しかし、デメリットも理解しておかないと後悔してしまう可能性もあります。良し悪しを把握して対策を立てて、自分にとって最適なカウンターキッチンを選びましょう。