ハンモックとは、キャンプなどで木と木の間にロープを結び付けて利用するものと思っている方も多いでしょう。
しかし、最近ではハンモックをインテリアとして室内に取り付ける人が少しずつ増えているようです。
今回、この記事ではハンモックを取り付ける適正な位置とその方法について紹介していきます。この記事を読んで、インテリアのひとつとしてハンモックを利用してみてください。
ハンモックを取り付ける適正位置は?
ハンモックを取り付けるには、横幅3.0~3.5m、高さ2.0~2.5mの位置にハンモックの両端がくるように設置することが適正と言われます。このサイズ感があれば、ゆとりを持ってほとんどのハンモックに乗ることができるでしょう。
もし横の幅が短いとハンモックが地面に近くなってしまったり、逆に長すぎると突っ張ってしまい、ちょうどよい気持ちよさが薄れてしまうので注意しましょう。
室内にハンモックを取り付ける方法は?
次に室内にハンモックを取り付ける方法や必要なものについて紹介していきましょう。
必要なもの
ハンモックの取り付けに必要な主な道具は下記です。
・電動ドリル
・下地チェッカー
・取り付け金具
電動ドリルや下地チェッカーを持っていない人も多いと思いますが、どちらもホームセンターなどで購入する事が可能です。また、最近では貸し出しを行ってくれるお店も増えていますので「あまり利用しないから購入するのはちょっと……」という方にはおすすめでしょう。
ちなみに下地チェッカーとは壁の中に柱が通っているか確認する道具で、センサーで確認するタイプと細いハリを突き刺すタイプがあります。
取り付け金具は様々な種類があるので、自分好みのものを探すと良いでしょう。
打ち込めるところを探す
まず最初に打ち込めるところを探しましょう。先ほど紹介した下地チェッカーを壁に当てて、打ち込めるポイントを見つけていきます。
補足ですが、壁をトントンと叩いて音が抜けるようなところは壁が薄い為、取り付けることができず、鈍く低い音が出る場所は芯材が入っている可能性が高いと言われます。
尚、木造住宅の場合はほとんどの場合で取り付け可能ですが、コンクリートや鉄骨の場合は専門的な施工が必要になるケースもありますので工務店に相談した方が良いでしょう。
打ち込める場所を見つけたら金具を打ち込む
打ち込める場所を見つけたら、金具を打ち込みましょう。
取り付け方としては壁と垂直になるように、ネジを最後まで打ち込むことが大切でしょう。また、打ち込む時は適当にやるのではなく、左上・右下・右上・左下と斜め順に打ち込むことでバランスが取りやすくなるので、お試しください。
取り付け金具を4点取り付けて完成で、「なんだ思ったより簡単そうだ……」と思っている方もいるかもしれません。
確かに、工程自体は簡単ですが、ハンモックは人が乗るものなので万が一の事故が起きないように、金具の取り付けには十分に注意をしましょう。また、賃貸でハンモックを使いたいという方は事前に管理会社や大家さんに相談することをおすすめします。壁などに傷が残り、転居時のトラブルにもなりかねません。
また、金具の打ち込みに自信がない場合には、業者に依頼するのもひとつの方法です。お金はかかりますが確実に仕事をしてくれて、安心して使用できますので検討してみるのもいいでしょう。
ハンモックを取り付ければ完成
取り付け金具の打ち込みが終われば、あとはハンモックを取り付けるだけです。S字フックなどにつけると、使わないときには片側へまとめることもできます。参考にしてください。
ハンモックに気持ちよく乗るには、取付金具の位置を左右同じ高さにすることが大切と言われます。また、金具の種類により耐えられる重さが変わってきますので、重さの確認も忘れないようにしてください。
例えば、80キロを耐えることができる金具の場合には、2個つければ恋人や家族と一緒にハンモックを楽しむこともできます。
小さいお子さまがいる家庭なら子どもと一緒にゆらゆらと揺れながら、楽しいひと時を過ごすことができるでしょう。
また、ハンモックにもたくさんの種類がありますので、自分好みのデザインや色をホームセンターやネット通販で見つけてください。
まとめ
ハンモックの取り付け位置と設置方法について紹介してきましたがいかがでしたか?ハンモックはレジャーなどの野外だけに使うものではなく、室内でも使えることがおわかりになったことでしょう。
インテリアとして使うも良し、憩いのスペースとして使うのも良し。自分好みの使い方を見つけて、生活の楽しいアクセントとしてハンモックを検討してみてください。