ウッドフェンスとは庭やマンションのベランダに取り付ける板状のフェンスです。材質は木製や樹脂製のものがあります。樹脂製のものは木目調に加工されているなど、見た目がかなり木に近いものが選ばれます。
ウッドフェンスの一番大きなメリットは防犯です。1〜2階のマンションの低層階では周りの視線も気になりますし、すりガラスや塀だけでは防犯が心許ないというときにウッドフェンスが活躍します。特に庭付きの一階部分の方には、ぜひ取り入れたいアイテムではないでしょうか。またブロック塀よりも軽く見た目もおしゃれなのでウッドフェンスの人気はどんどん上がってきています。
そんなウッドフェンスについてどのような素材が適しているのか、どんな施工事例があるのか、マンションに設置する際の注意点などをまとめてみました。
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ウッドフェンスに適している素材
ウッドフェンスは言うまでもなく、外で雨ざらしになる物です。そのため材質は腐りにくく丈夫な物という条件が第一になります。
天然素材であるならハードウッドと呼ばれる種類の木材が選ばれます。ブラジルやアルゼンチン原産の木材イペもその一つ。耐久性、安定性があり重量もありますが、その分しっかりと長持ちしてくれます。
深みのあるこげ茶が特長的で、中でも紫イペと呼ばれるものは防腐、防虫効果にも優れています。木目そのものも大変美しく、家自体をグレードアップさせてくれるでしょう。
加工された木材ならエコアールグッドが人気です。明るめの色が特長的な加工木材で、人体に無害な薬品と熱処理により優れた耐久性を持っています。またハードウッドよりも軽いので、マンションなどの重量がかさんでしまいたくない場所にも設置しやすいですね。
樹脂製の素材ならマイティウッドと呼ばれる建材が人気です。価格がリーズナブルでカラーバリエーションも多く、樹脂製のウッドフェンスの設置を考えているならお奨めの素材です。
樹脂製でももっと木材に近いものをお探しの場合、アルファウッドはいかがでしょう。見た目は本物の木材と遜色ありません。しっかりとした木目の加工がされていて、近くで見ても本物の木材と見間違えるほど。また耐久性も高く傷にも強いため、小さなお子様がいるご家庭でも取り入れやすいですね。
タイプ別で考えるウッドフェンス
ウッドフェンスは「柱」「フェンス板」「笠木」という三つの部分で構成されています。基本的なつくりはとてもシンプルなものですが、フェンス板の張り方などでバリエーションがいくつかあります。
オーソドックスなのは横張りのものです。単純に柱と支柱の上を張っていくタイプです。作りやすくフェンスの形状がイメージしやすいこと、内側に軽いプランターなどを飾れることなど、メリットも大きいでしょう。
同じ横張りでも長い板を隙間なくぴったりとつけるとまた印象が変わります。小屋のようなプライベートな空間を演出してくれ、確実な目隠し効果も得られますが、施工は少しお値段が上がる場合も。
またシンプルな縦張りのウッドフェンスも人気があります。視線が縦に長くなるのでスリムで洗練された印象に。縦桟のフェンスなら角度を変えると家の中からは外が見え、外からは家の中が全く見えなくなります。
外からの視線は遮りたいけど、圧迫感を感じるのはちょっと・・・という方にお奨めです。
ウッドフェンス、DIYとリノベーション業者どちらに頼むのが最適?
簡単なフェンスならDIYで作ることが可能かもしれません。ベランダの一角に置く小さく軽いラティスタイプのものなら100均の材料などを組み合わせて作られている方も見受けられます。
けれど、防犯や耐久性を考えると、よほどのDIY熟練者ではない限り施工業者に頼んだ方が安心です。リノベーション会社なら基礎からしっかりと、その家に合った方法でウッドフェンスを取り付けてくれます。
またデザイン性の高いウッドフェンスをご希望なら、リノベーション会社と相談の上作り上げていく方が最終的に満足のいく形になります。
マンションにウッドフェンスを設置する際の注意
マンションのベランダや専用庭、ルーフバルコニーにウッドフェンスを設置したい場合どのようにすればよいのでしょうか。まずはマンションの規約に反していないかのチェックが必要です。
避難梯子や隣の家との間にある仕切り板などを邪魔しない設計にすること、ルーフバルコニーや2階以上の場合取り付けるフェンスの高さの制限もあります。
ベランダの場合、設置する際に基礎からしっかりと取り付けられないので、ベランダの支柱にウッドフェンスの支柱をしっかりと耐久性の高い結束バンドを使い設置することになります。現状回帰しやすい方法になるので賃貸でも可能な場合も。
専用庭がある方はマンションの規約から外れない範囲なら基礎から作ることも可能です。規約をよく読み、必要なら管理会社と相談の上設置してください。
まとめ
ウッドフェンスは防犯や見た目の華やかさの点からとても人気があります。マンションに施工する際にはベランダの重量などから軽い樹脂製や加工された木材を選ぶ、高さを抑えたデザインにする、そしてマンションの規約に反しないかちゃんとチェックを怠らないことが大切なポイントです。
経験豊富なリノベーション会社を選べば、安心安全な施工が可能ですので、マンションのベランダにウッドフェンスを取り付ける際には候補に入れておきたいですね。
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