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ふわふわな手触りと鮮やかな色彩!アクリルのラグの特徴とお手入れ

アクリルというと、セーターなどのニット製品でよく使われている繊維ですが、ラグの素材としても一般的です。アクリルは繊維の間に空気を包み込むように作られているので、保温性がありふっくらと柔らかい触り心地も楽しめます。

今回の記事では、アクリルのラグの特徴やお手入れをお伝えしつつ、おすすめのラグも紹介します。

アクリルのラグはカラフル!ふわふわ柔らかい手触りにうっとり

アクリル繊維は、もともとウールの風合いを化学繊維で再現しようと生み出されたのだそうです。ですから、ウールのような柔らかさ、暖かさ、軽さを備えつつ、化学繊維ですので虫くいやカビに強く、水に濡れても乾きやすいという特徴もあります。さらに、薬品にも強く、発色がよくて色落ちしにくいので、鮮やかな色彩も楽しめるでしょう。

化学繊維でありながら、ファーのようなフワッとした手触りもアクリルならでは。毛布などにもよく使われており、リラックスタイムにぴったりのラグ素材と言えます。

合成繊維のラグの中ではやや価格が高めになる傾向がありますが、風合いの似ているウールに比べれば手が届きやすいので人気があるようです。

アクリルのラグを使うときに気を付けたいこと

アクリルのラグは、何本もの糸をより合わせて毛足を作っており、ウール同様、使い始めに遊び毛と呼ばれる毛くずが出やすいという特徴もあります。新しいラグの使い始めには、毛くずが気になるかもしれません。

これは、パイルが抜けているわけではなく繊維の特徴ですので、こまめに掃除機をかけていれば、半年くらいで落ち着いてくると言われています。

また、アクリル繊維は熱にはあまり強くありません。家具などを置いていた凹み跡をアイロンのスチームで再生する方法がありますが、アクリルのラグに避けたほうが賢明でしょう。

アクリルのラグを見てみよう

オシャレなインテリア雑貨やリノベ建材がそろうHAGSオンラインショップから、色鮮やかなアクリルのラグをご紹介します。

■ラグ Bubble バブル

カラフルなサークルをランダムに重ねたデザインが、お部屋を明るい雰囲気にしてくれますね。カービング加工で凹凸を付けてあり、手触りも楽しいラグです。抗菌加工、防ダニ加工など、うれしい機能も付いていて、キッズスペースにもおすすめです。

・出典:HAGS「ラグ Bubble バブル」

■ラグ サークル ボーダー

暖色系の色使いと放射状に広がるデザインが、お日様のような温かさを感じさせてくれるラグです。中央の無地の部分は毛足が長めでふわふわ。ホットカーペットにも対応しています。

・出典:HAGS「ラグ サークル ボーダー

■ラグ Bean ビーン

単純な円形ではない、コロンとかわいらしい豆のフォルムが特徴的なラグです。カラーも、複数の色を使って自然な変化を作り出し、深みのある仕上がりになっています。手のひらを置くとすっぽり埋まる40㎜の長さのパイルも安らぎの時間のおともにぴったりです。

・出典:HAGS「ラグ Bean ビーン」

アクリルのラグのお手入れ。毛足の間にしっかり掃除機をかけましょう

普段のお掃除は掃除機で

アクリルのラグのお手入れは、掃除機掛けをメインに行いましょう。特に新しいものは遊び毛が出やすいので、こまめに掃除機をかけて毛くずを取り除くことをおすすめします。毛足を逆立てるように掃除機を掛けるとゴミが吸い取りやすくなります。

また、毛足の間に挟まった埃や食べ物のかけらなどを掃除機でしっかり吸い取ることは、ダニの繁殖を抑えることにもつながります。家具などを載せていないならば、ラグをめくって裏側にも掃除機をかけるとより効果的です。

拭き掃除と外干しも

普段の掃除機掛けに加え、定期的に拭き掃除や外干しができると、快適な使い心地を長持ちさせられるでしょう。

拭き掃除は、ぬるま湯にタオルや布巾を浸してかたく絞り、ラグ表面を拭いていきます。これで、うっすらと付いていた表面の汚れを移しとっていきます。濡れたままにならないよう、水気が残っているなら乾拭きをして仕上げましょう。

汚れが気になる時には、中性洗剤を少し溶かしたお湯を使い、かたく絞った布巾で拭き掃除をします。そのあと、お湯だけに浸してかたく絞ったもので洗剤を拭き取ります。洗剤の成分が残ると汚くなってしまうこともあるので、注意してください。

外干しをするときには、裏を出しておいたり、陰干しにしたりするとよいでしょう。直射日光は変色などの原因になることもあります。取り込む前に裏返して軽く叩き、毛足の中にあるゴミやほこりを落としておきましょう。

洗えるラグの洗濯は?

アクリルのラグには洗えるタイプのものもあります。ご家庭で洗えるといっても、ラグによって洗い方に注意が必要ですので、必ず洗濯表示を確認してからにしましょう。

手洗いのみと表示されている場合は、洗濯機使用は避けるようにします。お風呂の浴槽で付け置き洗いと踏み洗いをしたり、屋外で広げて水をかけブラシで洗ったりする方法もあります。

汚れが気になるときは

洗濯できないラグや、洗濯しても落としきれないラグの汚れが気になる時は、クリーニングに出すことも検討してみてください。

また、気になる汚れやシミをできるだけ作らないようにするためには、食べこぼしなどは、速やかに拭き取るようにすることも大切です。汚れは時間が経つほど染み込んで取れにくくなってしまうので、最初に取り除いておくことが効果的と覚えておいてください。

まとめ 

Women’s feet on a white fluffy carpet

手触りがよく鮮やかな発色のアクリルのラグは、デザイン性の高いものが多いので、いろいろ見て選ぶのも楽しいですね。インテリアのアクセントになるアクリルのラグを探してみませんか。

・参考:FLANNEL SOFA「ラグのメンテナンス方法」