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天板塗装の種類を知ってピッタリの家具選び

新しい家具の購入は、リノベーションや新築の楽しみの一つです。皆さんは、何をポイントに、家具選びをしていますか?おそらく、見た目という方がほとんどかと思いますが、あわせてポイントにしたいのが、天板塗装の種類です。

ここでは、天板塗装の種類やそれぞれのメリット・デメリットについてお話します。

これを知ると、見た目だけでなく、ライフスタイルとも合った家具選びができるようになるでしょう。

天板塗装に用いられる塗料は、主に「オイル・ワックス」「ウレタン」「UV」「ラッカー」の4種類です。見た目を良くしたり、キズや汚れから守ったりするために、天板塗装は不可欠です。

 

 

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自然派の天板塗装「オイル・ワックス」

お気に入りの家具には愛情を注ぎたいとか、家具といっしょに年を重ねたいとか、こんな方に向いているのが「オイル・ワックス」の天板塗装です。

 

オイル・ワックスのメリット

・素材本来の魅力を楽しめる

・体・環境に優しい

・DIYでメンテナンス可

オイルやワックスを塗り込んでいるだけの天板塗装ですから、木の肌触りやぬくもりが楽しめます。塗料の成分が自然由来で、体や環境にも影響がありませんから、小さな子どもがいるご家庭にもおすすめです。ちょっとしたキズなら、ご自身でメンテナンスできるのも、オイル・ワックスの天板塗装の魅力です。

 

オイル・ワックスのデメリット

・キズ・汚れが付きやすい

・メンテナンスに手間がかかる

オイル・ワックスが作る塗膜は非常に薄いので、キズや汚れに弱いというデメリットがあります。気になるのであれば、メンテナンスは必須です。また、使っているうちにオイル・ワックスが抜けていきますから、1、2年に1回はメンテナンスをして保護するとよいでしょう。

 

 

実用派の天板塗装「ウレタン」

メンテナンスや手入れの手間をかけたくない方に向く天板塗装が、「ウレタン」です。家具屋さんで最も見かけるタイプでもあります。

 

ウレタン塗装のメリット

・高級感のある見た目

・キズ・汚れが付きにくい

・メンテナンスの手間がかからない

ツヤツヤでリッチな見た目は、ウレタン塗装です。分厚い塗膜で天板を守っていますから、キズや汚れにも強いというメリットがあります。メンテナンスは特に不要、日々の水拭きだけで美しい見た目を保ちます。

 

ウレタン塗装のデメリット

・木本来の魅力に欠ける

・メンテナンスが難しい

ウレタン塗装の分厚い塗膜は、木の本来の味わいを覆い隠してしまいます。手触りやぬくもりを重視している方にはむかないでしょう。メンテナンスは不要ですが、キズや汚れが一旦付くと、DIYでの修復が難しいのもデメリットです。

 

 

さらにタフな天板塗装「UV」

紫外線を当てることで、塗膜を硬化させる性質を持つのがUV塗料です。水や油にまみれやすい、システムキッチンの扉に用いられていることでも分かる通り、ウレタン塗装よりもタフという特徴があります。

 

UV塗装のメリット

ウレタン塗装のメリットと同じですが、それぞれをさらに強化した特徴を持つのがUV塗装です。

 

UV塗装のデメリット

・無垢材には使えない

・メンテナンスはプロでも不可

無垢材は紫外線で変色する特徴がありますから、工程で紫外線を当てるUV塗装は、無垢材には使えません。より人工的な見た目は、使う方によってはデメリットです。また塗膜が固すぎるので、メンテナンスはプロでも難しいのがUV塗装です。

 

 

昔ながらの天板塗装「ラッカー」

オイル・ワックスとウレタンの中間の特徴を持つのがラッカーの天板塗装です。重ね塗りをすればするほど塗膜は丈夫になりますが、コストも高くなってしまいます。

 

ラッカー塗装のメリット

・オイル・ワックスよりも手入れが楽

・ウレタンよりも自然な仕上がり

基本的にメンテナンスフリーなのがラッカー塗装です。それでいて、ウレタンよりも自然な仕上がりが見込めます。

 

ラッカー塗装のデメリット

・ウレタンよりもタフさに欠ける

・DIYでのメンテナンスが難しい

オイル・ウレタンよりもタフとはいえ、熱や水に強くはありません。キズや汚れのメンテナンスは、表面の塗膜をはがしてからになりますから、DIYでは難しいのもラッカー天板塗装のデメリットです。

 

 

まとめ

ここまで読んで「エナメル、ニス、ステインの天板塗装について書いていない!」と思っている方もいるかもしれませんが、これらはご紹介してきたものと異なります。エナメルとは不透明の塗料の総称、ニスは透明の塗料の総称です。つまり、ウレタンラッカーやウレタンニスならば、ウレタンの天板塗装にカテゴライズされます。

またステインは天板などに色をつける方法ですがとても弱いので、オイルなどでさらに塗装して仕上げます。ステインとウレタンもよく見られる組み合わせですが、この場合もウレタン天板塗装に準じた扱いとなるのです。

 

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