傷みが激しくなったとか、使い勝手が悪いとか、浴室ドアを交換したくても二の足を踏んでしまうのは、どれくらい費用がかかるのか、不明のためではないでしょうか?浴室ドアの交換は、リフォームの中でも比較的安価なものです。
ここでは、浴室のドアを交換する3つの代表的な方法と、費用についてお伝えします。また、浴室ドアの3つのタイプをご紹介、それぞれのメリットとデメリットについてもお話ししましょう。
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浴室ドア交換の費用はどれくらい?
浴室のドアを交換する場合、リフォームの方法は「ドアのみ交換」「カバー工法」「ドアと枠を交換」の3つです。
費用は、「開き戸・中折れ戸」ならドアのみ交換の場合3万円〜、カバー工法の場合5万円〜、ドアと枠を交換の場合7万円〜です。開き戸とは、前後に開閉するドア、中折れ戸とは、中央部分が折れながら左右に開閉するドアのことです。
「引き戸」ならドアのみ交換の場合8万円〜、カバー工法の場合10万円〜、ドアと枠を交換の場合13万円〜です。引き戸とは、左右に開閉するドアのことです。
(参考:リショップナビ「浴室ドア・ドアノブ交換の費用相場とポイント」)
ドアのみ交換
ドアの枠はそのままでドアのみを外して交換する方法で、費用がかからないというメリットがあります。しかし、ドアのみを製造をしているケースが少なく、造られてから10年以上たった浴室ドアでは、交換が難しいかも知れません。浴室ドアの製造元や特約店に問い合わせてみましょう。
カバー工法
古いドア枠を新しい枠でカバーした上で、新しいドアに交換するのがカバー工法です。見た目も違和感なくリフォームできますが、古い枠の上に新しい枠を取り付けますから、枠とドアが一回り小さくなってしまうというデメリットがあります。
また、敷居の段差が1cmほど高くなりますから、家族にお年寄りがいる場合はドアと枠をいっしょに交換した方が良いかもしれません。
ドアと枠を交換
ドアだけでなく、枠もいっしょに交換する方法です。枠自体が傷んでしまい、上から新しい枠で覆えない場合や、カバー工法で高くなる段差が気になる場合におすすめします。ドアや枠だけでなく、浴室自体に手を加えなければなりませんから、どうしても費用がかかってしまうデメリットがあります。
浴室ドア交換のおすすめのリフォーム
浴室ドアを交換するならば、開き戸から中折れ戸へなど、ドアの開け方の変更も同時に検討することをおすすめします。開け方が変わることで、浴室の使い勝手や安全性も向上するでしょう。
中折れ戸に交換するメリット・デメリット
開き戸から中折れ戸への交換は、最もよくおこなわれるリフォームです。
メリットは、安全に開閉できることと、必要なスペースが小さくてすむこと、交換費用がおさえられることになります。
安全な開閉は、開き戸のように勢いよく開かないので、手などを詰めるなどの心配が軽減されるでしょう。開閉時のスペースは、開き戸の半分ほどですみますから、洗面器などが引っかかったりしませんし、中で人が倒れた場合にもドアを開けやすいメリットもあります。また、ドア交換もカバー工法により可能ですから、費用をおさえることができるのもメリットです。
デメリットは掃除がしにくいこと、壊れやすいことです。ドアの折れ曲がる部分や、敷居のレールの部分に汚れがたまりがちになりますし、開き戸より構造が複雑な分、スムーズに開閉しにくくなるなど不具合が生じることもあります。
開き戸に交換するメリット・デメリット
中折れ戸から開き戸への交換は、それほど見かけるリフォームではありませんが、掃除がカンタンになる、壊れにくい、カバー工法で費用がおさえられるというメリットがあります。
また、開き戸の洗面所側にタオルハンガーを取り付けられるのも開き戸に交換するメリットです。開き戸を少しだけ開けてタオルを取ることができますから、濡れた体や足で脱衣所をウロウロせずに済みます。。少々地味なメリットではありますが、日々の生活のストレスを小さくするという点では大きなメリットといえるでしょう。
デメリットは浴室の床においたものが引っかかると、開けるのが大変になります。また、中で人が倒れた場合などは、ドアが開けにくいでしょう。
引き戸に交換するメリット・デメリット
引き戸は、浴室のドアのベストの選択です。開閉時のスペースが不要ですから、中で人が倒れた場合に特にも対応でき、安心でしょう。構造もカンタンですから不具合が出ることはそうありませんし、掃除もしやすいというメリットがあります。
デメリットは中折れ戸や開き戸からの交換の場合、大きな費用がかかることです。カバー工法では対応できませんから、枠ごと交換になりますし、間口も大きくする必要がありますから浴室自体に手を加える必要があるのです。
まとめ
浴室のドア交換でおすすめなのはカバー工法、中折れ戸に交換するのが一般的です。ただし浴室のドアのベストは引き戸で、段差を解消してバリアフリーにしやすいというメリットもあるのです。コストがかかってしまうのがデメリットではありますが、介護が必要なお年寄りとの同居では、介護しやすい環境になるので、受けられる介護サービスで対欧が可能か、確認しておくのもよいでしょう。
現在同居されるご家族に介護が必要な方いらっしゃならくても、将来の生活のしやすさを見越して、引き戸にドア交換するというのも良いかもしれません。
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