浴室リフォームの流れは、最初に何を決めるかによって3通りにわかれます。
「メーカー」「予算」「イメージ」のどれを先に決めるかによって、流れが大きく異なるのです。どれも決めることなくリフォームを始めてしまうと、完成後に何かが違う!と不満の残る結果になってしまうでしょう。
それでは、3通りのリフォームの流れをくわしく見ていきましょう。
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浴室のメーカーから決めていく流れ
TOTOなら暖かで乾燥が早い「ほっカラリ床」、LIXILなら美しい光沢を持つ「ルフレトーン浴槽」など、ユニットバスを手掛けているメーカーが持っている特徴に注目する方法です。
リフォーム後の浴室にどんな機能がほしいかをはっきりさせることから始めますから、予算には比較的余裕がある方に向いている流れです。おおまかには「メーカーの決定」「ショールームでの確認」「工務店による相見積もり」の順になります。
(参考:TOTO「お掃除ラクラクほっカラリ床|お風呂(バス)・ユニットバス」)
HPでメーカーのイメージをつかむ
まずはHPなどで、各メーカーのセールスポイントとなる特徴をつかみます。
2大メーカーであるTOTOとLIXILのほか、パナソニックは浴室掃除が楽になる「ラクテク」、タカラスタンダードなら「ホーロー素材」、トクラスなら「人造大理石」、クリナップなら「あたたかな浴室」といった具合です。
(参考: Panasonic「ラクテク – その家事に、ラクするテクノロジ」)
ショールームで現物を確認
お気に入りのメーカーと特徴が見つかったなら、次はショールームで現物の確認です。
注目した特徴以外のセールスポイントや、ジェットバスなど金額の追加で実現するオプションをチェックしましょう。ユニットバスの壁や浴槽など、実物の質感や色目をチェックしてください。
工務店をピックアップ、相見積もりをとる
ショールームで現物のチェックが終わったら、工事を手掛けてくれる工務店を探しましょう。ここでのポイントは、メーカーの「特約店」を探すことです。理由は、ユニットバスの仕入れ値が特約店とそれ以外では違うからです。ショールームで紹介してもらうのも良いですし、メーカーHPにも掲載されています。
また、見つける特約店は、1つでは不十分です。少しでも安くユニットバスのリフォームをおこなうのであれば、2、3件の特約店に声をかけ、それぞれから相見積もりをとりましょう。最も安い見積もりを出したところに決めるのも良いですし、営業マンと気が合うと感じたところに決めるのも良いでしょう。
浴室リフォームの予算を先に決めてしまう流れ
「今ある浴室をとにかくリフォームしてしまいたい!」という方におすすめするのが、予算を先に決めてしまう流れです。予算をオーバーすることがないというメリットがありますが、リフォーム内容は予算により制約が生じるというデメリットもあります。
流れは「予算の決定」「3つほどの工務店からの相見積もり」「検討」となります。
相場から予算を決める
浴室のリフォームの相場については、場合によって上下します。実際にかかる費用については、古い浴室を解体した後に、追加で工事が必要になることも多々ありますから、なおさら難しいものです。
ただ、浴室リフォームのザックリとした相場については「予算もいろいろ!浴室のリフォーム費用」にまとめてあります。他には折り込みチラシを参考にするなどして、予算を決めましょう。
工務店に声をかけ提案を比較する
ザックリとした予算が決まったら、適当な工務店を3つほどピックアップして、予算を説明した上で、浴室リフォームの見積もりをとってください。工務店それぞれに得意・不得意がありますから、メーカーや新しい浴室の仕様については、おまかせしてもよいでしょう。
よくよく検討する
そして上がってきた見積もりを検討するのですが、流れの中でこれが最も手間がかかります。浴室の仕様はどうなのか、どの提案が上回っているのかを比較・検討してください。場合によっては、ショールームで現物を確認する必要もあるかもしれません。
理想の浴室のイメージを先に決める流れ
最後の流れは、理想の浴室のイメージを先に決める方法です。思い通りの浴室にリフォームできますから、愛着がわくこと間違いなしですが、コストは非常にかかってしまうでしょう。
イメージを固める
雑誌やHP、インスタグラムなどを見ながら理想の浴室を考えます。昔ながらの在来工法の浴室がいいのか、手入れが楽なユニットバスがいいのかはもちろん、希望する設備は何なのかなど、細かな点まで固めてしまいます。工務店探しの際に必要になりますから、イメージに近い写真があれば集めておきましょう。
工務店を探す
工務店のHPにある実績写真などを参考に、工務店を探します。適当なところが見つからなければ、イメージ写真をメールで送付するなどして、リフォームが可能かどうかの相談をしてください。
よくよく打ち合わせする
工務店が見つかったら、理想とする浴室のイメージを共有できるまで、打ち合わせを重ねます。より良い浴室にするために、工務店側もアイデアを持っているはずですから、それらを加えながらいっしょに浴室を造り上げていきましょう。
まとめ
以上、3通りの浴室リフォームの流れになるのですが、中には「メーカー」「予算」「イメージ」の中から優先順位を付けるのが、難しいという方もいらっしゃることでしょう。そんな場合はとりあえず、近所の工務店に、浴室リフォームについて相談してください。その道のプロと話していると、次第に、ご自身がリフォームで何を望むのかがはっきりしてくるでしょう。
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