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「ディンプルキー」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集

誰でもわかるリノベ用語集489

■ディンプルキー

「ディンプルキー」とは、鍵のことです。シリンダー錠のひとつで、ドリルなどによる破壊にも強いという特徴があります。一般的な鍵山がなく、表面に多数の小さなくぼみが付いているのが特徴です。配列の組み合わせが多いので、複製が困難という特徴があります。

ディンプルキーが普及したのは2000年代前半です。以前は鍵山の付いたタイプが主流でしたが、空き巣による被害が拡大したことで防犯に対する意識が高まりました。その結果、防犯性の高いディンプルキーを使う住宅が増えているのです。

ディンプルキーの名前の元となっているディンプルには、えくぼやくぼみという意味があります。鍵穴の形状は一般的なタイプとほぼ同じで、複数のピンの形状と鍵の形状との合致により解錠します。ピンの本数が増えると、ピッキングが困難になるでしょう。

ディンプルキーの強みのひとつはピッキングされにくいことです。通常のシリンダー錠よりも複雑なのでピッキングに時間がかかるでしょう。ディンプルキーに変えることで防犯抑制が高まります。

ディンプルキーのもうひとつの強みは複製に時間がかかることです。くぼみの高さは精密に作られており、合鍵を作るのにも高度な技術が必要でしょう。そのため、不正な複製を防げます。

3つ目の特徴はバリエーションが豊富なことです。くぼみの形状を変えると全く別の鍵になるので、多くのバリエーションを作れるでしょう。その結果、防犯性を高められます。